八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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シンポジウム「地域活動の活性化をめざし」

2019-03-20 16:49:14 | 大阪府の市民活動情報

こんにちは 「つどい」スタッフ鞠ちゃんです。
今回は、ちょっと大阪市内の催しにお邪魔してきました。


3月17日(日)午後、大阪市中央区のマイドーム大阪にて、
(一社)大阪公共サービス政策センターの主催で

「地域活動の活性化をめざし」

題したシンポジウムが開催されました。

市民に質の高い公共サービスを提供していくために、
地域の活性化が不可欠との考えから、

大阪で地域の課題解決のために設立された「地域活動協議会」が、
本当の意味で機能しているのか?”

という問題を、各地域の地域活動協議会で活動されている方々より
活動がうまくいくコツと課題、また行政との関係について語りあう
シンポジウムでした。


八尾市にご縁の深い方々が出席されており、私自身他地域の方々が、どのような
活動をされているのか興味があったので、聴講させていただきました。

・コーディネーター
  近畿大学総合社会学部教授 久 隆浩氏(八尾市まちづくりアドバイザー)

・パネリスト

  NPO緑・地域活動協議会理事長(鶴見区) 久木 勝三氏
          (八尾市まちづくりアドバイザー)

  八尾市山本小学校区まちづくり協議会会長  西田 裕氏

の八尾市に関係の深い方たちとともに、

・パネリスト
  大阪市港区磯路地域活動協議会会長 佐野 耕司氏
  一般財団法人明石コミュニティ創造協会 木上 裕貴氏
  名古屋市立大学人文社会学部准教授 三浦 哲司氏


が、ご登壇されました。

最初に、自己紹介をかねて各地域の活動状況の説明があり、パネルディスカッション
に移りました。
八尾市では、校区まちづくり協議会の名称ですが、大阪市では地域活動協議会というそうです。

他地域の事で、印象に残ったこととして・・・・・
 ・磯路地域活動協議会
   会長職の下に、健康・福祉、防災・防犯、教育、環境・文化の
   5つの部会があり、それぞれ5名で構成されています。  
   また、会長職は、兼務禁止で、75歳の定年制です。

 ・緑・鶴見区地域活動協議会
   鶴見緑地公園を地域に含み、組織をNPO法人化されています。
   年間収入が1億円程度あり、ふれあい喫茶なども有料化され、
   一つ一つが事業として成り立つようにしています。
   委託事業を協議会の組織内に事業部会としてつくっています。

 ・明石コミュニティ創造協会

  明石市は公民館がなく、市内小・中学校の敷地内にコミュニティセンターが
  置かれています。 
  協議会を立ち上げるに至っては、「やりたい」校区が手を挙げ、それをサポート
  する形で支援、2013年に3小学校区でモデル事業を開始し、今年度は、さらに4地域
  が増える予定です。

質問
  住んでいるだけで、協議会の構成員となるが、個人が協議会の活動に
  参加したい場合の受け入れは?
   ・磯路地域活動協議会としては、イベントなどを開催している時間が
    空いていて、その場に来てくれれば、スタッフとして参加できますよ。

   
久 隆浩教授のお話
 「まちづくり(地域活動)協議会」は、1920年代に「近隣住区論」として
 展開され、過去にも同じような動きがあった。

 小学校区単位でまちづくりをすることを“小規模多機能自治”と言い、
 以前から地域にあった自治振興委員会と地区福祉委員会にプラスされて、
 校区まちづくり協議会ができた。
 この三者の関係をどうするのか、どこが上にくるのか(どちらが上下ではない)が、
 今議論されている。
 
 また、担い手不足という問題があるが、それぞれの方の得意な分野でかかわって
 もらうことが出来れば、自分たちで企画できるのではないか。
 行政側も、タテ割りを変えて今ある拠点をどう活性化するか、目的外使用の禁止等を
 見直すなど、仕組みやルールを変えて、変わってほしい。

今回は、硬~い話になりましたが、
ふれあい祭りや、ふれあい喫茶、防災訓練など、実施されていることは、どの地域も
同じようでしたが、部分々々の特徴的なこと、印象に残ったことを書いてみました。

ありがとうございました。