今朝(12/17木)読書の時間,ボランティアの皆さんによる「読み語り」がありました。
3年生には、「タペストリー」を見ながらの話でした。タペストリーとは、わかりやすく言うと「布製の大きな絵本」です。大きな布に立体的に縫いつけてあり、きれいな絵でした。ずいぶん手間がかかりそうなものです。実際、作成するのに数年かかったそうです。
さて、今日は斉藤隆介の「花さき山」(絵:滝平二郎)という話です。・・・「やまんば」がいる山に 10歳の子供「あや」が迷い込んだ。 そこには、「ふもとの人間が優しいことを1つするたびに、1つ花が咲く。」という一面、花が咲いている場所があったそうな。妹のために、新しい服をがまんするという優しい心に花が一輪咲いた。弟がおっぱいをほしがり、自分はがまんしている兄の優しさに花が一輪咲いた。と、人々の優しい心に対して花が咲き続け、一面きれいな花畑になっていた。「あや」はふもとの村に帰り、やさしいことに触れるたびに、「今、花が咲いた。」と思って心があたたくなりました・・・という話です。
話し手の方の穏やかな心のこもった語りかけに引き込まれ,心が洗われるようなひと時でした。涙を流していた男の子もいたとか・・・。
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