いきなり私ごとで恐縮ですが、私はカトリック小金井教会に行っている信者です。今日の山本量太郎神父様の説教は代父と洗礼名の聖人の役目の説明でした。とても分かり易いお話だったので皆様へもご紹介したいと思います。カトリックには2つの教会があります。地上のこのカトリック小金井教会と天上の教会です。現世の教会で洗礼を受けるとき、その教会の案内をしてくれたり、洗礼後の世話をしてくれるのが代父です。私は1971年にカトリック立川教会で洗礼を受けましたが、その時の代父は、ある大学の先生で、山本大二郎先生という方でした。お世話になりっぱなしでした。その山本大二郎先生のご長男は神父になりました。亡くなって暫くしてから小金井教会へ主任司祭として来て下さったのです。息子の山本神父様にもお世話になっています。人の縁の不思議さを考えています。時々、フッと、これはイエス様が私を愛している証拠のように感じて居ます。
カトリックでは、この現世の教会の他に「天上の教会」があります。死んだら、そちらへ引越しします。その教会は非常に大きな教会で地球上の人々が死後、皆一緒に入って居る所です。その教会の案内をしてくれたり、世話を焼いてくれるのが洗礼名の聖人様です。私の洗礼名はシルベスターさんです。昔、森の中に住んでいた聖人です。立川教会で洗礼を受ける時、塚本金明神父さんが私に与えてくれた聖人です。今日の山本神父様の説教で、シルベスターさんが「死後の私」の後見人として、天上の教会が私にとって居心地良いように世話を焼いて下さるのです。安心なことです。
天上の教会には左の写真のヨハネ・パウロ2世も居らっしゃいます。この写真は1981年に来日された折に、長崎で修道者へ按手して祝福を与えている光景です。
死んだら皆一緒に仲良く、平安に暮らすのです。仏教の倶会一処(くえいっしょ)と同じような考え方です。信者であっても無くても人々が死ぬと皆が平和に暮らすーそれが倶会一処です。美しい考え方と思います。
この文章を読んで下さった方々とも、いずれご一緒にお会い出来ることをお祈り致します。(終り)