標高の高い古い池や沼に生育する多年草の水草である。花期は7~9月。ヒツジグサの名の通りに未の刻(午後2時~3時ごろ)を中心に日が高く昇った頃に花を開き陽が陰ると閉じる。かつては甘利山椹池にたくさん生育していたらしいが現在ではその姿は見当たらない。貧栄養の沼地や池を好み、コイやフナなどの魚類が生息する場所での生育は難しい。それらの魚類が根を食べることもあるが、魚類の糞から発生するリンなどの栄養素で富栄養の水質に変わるためとも言われている。
ヒツジグサ 令和2年8月 韮崎市で撮影
同上 トリーミング画像
同上 木々を映す水面に浮かぶヒツジグサ
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トリーミング画像
ギンヤンマとヒツジグサ
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