マウントピア黒平から荒川支脈の沢を登って八丁平まで登り着いた。感じの良い沢でコガネネコノメ、ツルネコノメ、ハナネコノメの3種類のネコノメソウがたくさん咲いていた。八丁平で小休止した後に黒富士の山頂を目指す。この界隈はスミレがたくさん咲き、特にエイザンスミレは斜面いっぱいに足の踏み場が無いほどに咲いた年もあった。さて、今年はどんな様子だろうか?

八丁平。ここから黒富士までは20分ほどで到着できる。

黒富士山頂。天候は良好で気温が上がり、大量の汗をかいて到着。

展望台から見る富士山

南アルプスと手前の右端が茅ヶ岳

曲岳と八ヶ岳

左側の撥岩と瑞牆山・金峰山
黒富士で昼食をとって大休憩する。黒富士の岩場の周辺には数年前にヒメスミレサイシンが10株以上固まって咲いていたのを目撃しており、今回も期待していたのだがあまり数は無く、葉だけ出している株が多かった。全体的な数も減少しているようで、今回開花しているのを確認したのは5株くらいと寂しかった。

ヒメスミレサイシン

花が咲く頃は葉が巻いているのが特徴。

フォッサマグナに沿って咲く貴重なスミレである。
エイザンスミレの群落がある場所は鬼頬山に至る途中の斜面で、一旦ルートを戻って回り込むようにしてそちらに向かうことになる。黒富士の途中の尾根から見ると真直ぐ正面に鬼頬山が見えるので短絡出来るのではないかとその尾根を真直ぐに鬼頬山に向かって進んでみるが、これが大失敗で、その先は沢に深く落ち込んでおり結局は2本の沢を渡ってようやく正規のルートに抜け出ることとなってしまい、時間的にも体力的にもロスしてしまう。しかし、横切った沢の中はこれまたたくさんのネコノメソウに出会うことが出来た。

バリアンス尾根の斜面に咲いていたヒナスミレ

ヒナスミレ

エイザンスミレ、白とピンク。向こうに見えるのはタチツボスミレ。

元気なアケボノスミレ

ミツバツツジの咲く尾根を向こうに見える鬼頬山に向かって進む。しかしその先は谷に落ち込んでいた。

急斜面を沢に下りる。

沢沿いに咲いていたツルネコノメソウ。

沢の脇の斜面はコガネネコノメソウの天国。

沢を2本横切って尾根の正規ルートに出た。ここはミツバツツジが満開。向こうに見えるのは茅ヶ岳と金ヶ岳。
尾根の正規ルートに抜け出てもう目の前に鬼頬山が迫っていたが、エイザンスミレの咲く斜面は反対の方角だったので山頂を踏まずに反対方向に進む。期待していたエイザンスミレだったが、斜面が乾燥していて以前のような大群落は見られなくなっており、代わりにニリンソウの葉が斜面を占めるようになていた。これも自然の推移なのか、残念な気がする。

ワチガイソウ

エイザンスミレ。

この場所には赤紫色鮮やかなエイザンスミレが群落を成していたがずいぶん減ってしまった。

足の踏み場が無いほどのエイザンスミレ群落は見られず、代わりにニリンソウの葉が多くなっていた。

マルバスミレ

アケボノスミレがたくさん。こちらは数が増えているように見える。

一株だけヒゴスミレ。

同じように白いスミレだが、こちらはエイザンスミレ。
尾根の正規ルートを辿って八丁平に戻り休憩する。時刻は午後3時半を過ぎた。これから升形山を越えて黒富士峠に至り、マウントピア黒平まで下山である。結構長いルートだ。

升形山から見る黒富士と富士山

真ん中の谷がこれから下山するホオズキ平のルート、右側が登って来た谷である。

黒富士峠から見る八ヶ岳。ここにあった立派なミツバツツジは枯れてしまったようだ。

鹿の広場に下りる。赤テープが付いているがもともと明瞭な道は無く、適当に下りる。今年は笹が枯れていて歩き易い。

鹿の広場を振り返る。カラマツの新緑の頃にはすがすがしい森になる。

鹿の広場の下部から沢沿いにかけてはやはりコガネネコノメソウの天国だった。
急ぐことなくゆっくり歩いて花を探しながら下山してきたが、もっとも花がありそうだと睨んでいたホオズキ平上部の沢の源頭付近も残念ながら探しものは無かった。探していたのはトウゴクサバノオ、山梨県では絶滅危惧種ⅠB類だがまだ見たことが無い。うまくすればコミヤマスミレにも出会えるのではないかと目論んでいたがこちらも見当たらなかった。明日は別の山域を探しに行ってみようと思っている。午後6時に駐車場到着、写真を撮っている時間が長いのでコースタイムは全く参考にならないが、本日は9時間半の沢と山歩きになった。

八丁平。ここから黒富士までは20分ほどで到着できる。

黒富士山頂。天候は良好で気温が上がり、大量の汗をかいて到着。

展望台から見る富士山

南アルプスと手前の右端が茅ヶ岳

曲岳と八ヶ岳

左側の撥岩と瑞牆山・金峰山
黒富士で昼食をとって大休憩する。黒富士の岩場の周辺には数年前にヒメスミレサイシンが10株以上固まって咲いていたのを目撃しており、今回も期待していたのだがあまり数は無く、葉だけ出している株が多かった。全体的な数も減少しているようで、今回開花しているのを確認したのは5株くらいと寂しかった。

ヒメスミレサイシン

花が咲く頃は葉が巻いているのが特徴。

フォッサマグナに沿って咲く貴重なスミレである。
エイザンスミレの群落がある場所は鬼頬山に至る途中の斜面で、一旦ルートを戻って回り込むようにしてそちらに向かうことになる。黒富士の途中の尾根から見ると真直ぐ正面に鬼頬山が見えるので短絡出来るのではないかとその尾根を真直ぐに鬼頬山に向かって進んでみるが、これが大失敗で、その先は沢に深く落ち込んでおり結局は2本の沢を渡ってようやく正規のルートに抜け出ることとなってしまい、時間的にも体力的にもロスしてしまう。しかし、横切った沢の中はこれまたたくさんのネコノメソウに出会うことが出来た。

バリアンス尾根の斜面に咲いていたヒナスミレ

ヒナスミレ

エイザンスミレ、白とピンク。向こうに見えるのはタチツボスミレ。

元気なアケボノスミレ

ミツバツツジの咲く尾根を向こうに見える鬼頬山に向かって進む。しかしその先は谷に落ち込んでいた。

急斜面を沢に下りる。

沢沿いに咲いていたツルネコノメソウ。

沢の脇の斜面はコガネネコノメソウの天国。

沢を2本横切って尾根の正規ルートに出た。ここはミツバツツジが満開。向こうに見えるのは茅ヶ岳と金ヶ岳。
尾根の正規ルートに抜け出てもう目の前に鬼頬山が迫っていたが、エイザンスミレの咲く斜面は反対の方角だったので山頂を踏まずに反対方向に進む。期待していたエイザンスミレだったが、斜面が乾燥していて以前のような大群落は見られなくなっており、代わりにニリンソウの葉が斜面を占めるようになていた。これも自然の推移なのか、残念な気がする。

ワチガイソウ

エイザンスミレ。

この場所には赤紫色鮮やかなエイザンスミレが群落を成していたがずいぶん減ってしまった。

足の踏み場が無いほどのエイザンスミレ群落は見られず、代わりにニリンソウの葉が多くなっていた。

マルバスミレ

アケボノスミレがたくさん。こちらは数が増えているように見える。

一株だけヒゴスミレ。

同じように白いスミレだが、こちらはエイザンスミレ。
尾根の正規ルートを辿って八丁平に戻り休憩する。時刻は午後3時半を過ぎた。これから升形山を越えて黒富士峠に至り、マウントピア黒平まで下山である。結構長いルートだ。

升形山から見る黒富士と富士山

真ん中の谷がこれから下山するホオズキ平のルート、右側が登って来た谷である。

黒富士峠から見る八ヶ岳。ここにあった立派なミツバツツジは枯れてしまったようだ。

鹿の広場に下りる。赤テープが付いているがもともと明瞭な道は無く、適当に下りる。今年は笹が枯れていて歩き易い。

鹿の広場を振り返る。カラマツの新緑の頃にはすがすがしい森になる。

鹿の広場の下部から沢沿いにかけてはやはりコガネネコノメソウの天国だった。
急ぐことなくゆっくり歩いて花を探しながら下山してきたが、もっとも花がありそうだと睨んでいたホオズキ平上部の沢の源頭付近も残念ながら探しものは無かった。探していたのはトウゴクサバノオ、山梨県では絶滅危惧種ⅠB類だがまだ見たことが無い。うまくすればコミヤマスミレにも出会えるのではないかと目論んでいたがこちらも見当たらなかった。明日は別の山域を探しに行ってみようと思っている。午後6時に駐車場到着、写真を撮っている時間が長いのでコースタイムは全く参考にならないが、本日は9時間半の沢と山歩きになった。
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