山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

シロヤシオ (ツツジ科 ) Rhododendron quinquefolium Bisset et S.Moore

2022年11月19日 | ツツジ科
岩手県以南の太平洋側、四国に分布し、山地の林内や岩場に生育する落葉小高木である。樹高は 3 ~ 6mになる。葉は互生し有柄だが枝先に輪生状に 5 枚つき、葉身は長さ2 ~ 5㎝のひし形から卵状ひし形、表面の主脈上に短毛を生じる。葉の辺縁は紅色を帯び、細かい毛が密生する。花は径 3 ~ 4㎝、広漏斗形で 5中裂し、花冠は白色、上側裂片には緑色の斑点が入る。雄しべは 10 本、花糸の下半分は白色の短毛を生じる。花期は 4 ~ 5 月。山梨県では身延町、南部町、奥秩父山系、丹沢・道志山系などに生育しており、そこそこに個体数はある。

 2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー:なし

    シロヤシオ 2022年6月 奥秩父山系で撮影

    シロヤシオツツジの花。白色で5中裂し、上側唇弁には緑色の斑点が入る。

    木は上部で枝分かれし、傘を広げたような樹形になる。

    高さは3~6mくらいになる。

    シロヤシオの木と花。この年は花付きがあまり良く無く、訪問時期もやや遅かった。

    葉は辺縁が赤紫色を帯び、辺縁に毛を密生する。
    


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