甲府市近傍の低山や御坂山系、富士山周辺、県南部の山域など、広範囲に生育しており個体数も比較的多い。花屋やホームセンターなどでも安価に売られており育て易いことから国産のランの中でも比較的目にする種類だと思う。しかし、現在でも盗掘は良く目にする。この花は前年の葉が枯れずに越冬し、しかも大きくて目立つ葉であることから下草が生えていない冬から早春にかけて個体を発見することは容易である。かつ、亜高山帯や高山帯では無く里山や低山、あるいは山腹に生育していることが盗掘され易い要因になっている。鹿の食害はあまり受けないと思っていたが、大規模な食害に遭っている場所が見られている。
自生のエビネ 平成28年5月 甲府市で撮影。
この界隈では最も多く群生していた場所である。
ピンク色のエビネ 平成28年5月 甲府市で撮影。 登山道脇に咲いていたこの株は翌年には見当たらなくなってしまい、盗掘されたと思われる。
平成29年5月 甲府市で撮影。 新たな自生地が見つかった。
同上 登山道からは離れている。
平成30年4月 1、2枚目と同じ場所で撮影。 周辺の笹がだいぶ伸びてきた。
笹に飲まれて群落が小さくなってしまっている。周辺にあった小さな個体は消滅してしまった。
令和2年5月 同じ場所で撮影。さらに笹薮が深くなり群落は縮小している。定期的に下刈りが行われているようであるがこの場所は植生遷移により消滅の危機にある。
令和1年5月 新たに見つかった株
同上 この山らしいピンク色のエビネ
接写
令和2年5月撮影。前年発見した株は元気に花を咲かせてくれた。
令和2年5月 新たに見つかった株
平成26年5月 御坂山系で撮影。
同上。 エビネがたくさん生い茂る素晴らしい谷だった。
同上
平成2年4月 同じ場所で撮影。 台風で流れてしまったと聞いていたが、それだけではなかった。
酷い鹿の食害を受けていた。その後咲いたかどうかは確認出来ていない。
甲府市のエビネは毎年のようにパトロールに出かけているが、登山道沿いに生えていたものは大部分が消滅しておりおそらくは盗掘によるものだと思われる。新たに見つかった場所をこれからも見守って行きたいと思う。
➡山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧に戻る
自生のエビネ 平成28年5月 甲府市で撮影。
この界隈では最も多く群生していた場所である。
ピンク色のエビネ 平成28年5月 甲府市で撮影。 登山道脇に咲いていたこの株は翌年には見当たらなくなってしまい、盗掘されたと思われる。
平成29年5月 甲府市で撮影。 新たな自生地が見つかった。
同上 登山道からは離れている。
平成30年4月 1、2枚目と同じ場所で撮影。 周辺の笹がだいぶ伸びてきた。
笹に飲まれて群落が小さくなってしまっている。周辺にあった小さな個体は消滅してしまった。
令和2年5月 同じ場所で撮影。さらに笹薮が深くなり群落は縮小している。定期的に下刈りが行われているようであるがこの場所は植生遷移により消滅の危機にある。
令和1年5月 新たに見つかった株
同上 この山らしいピンク色のエビネ
接写
令和2年5月撮影。前年発見した株は元気に花を咲かせてくれた。
令和2年5月 新たに見つかった株
平成26年5月 御坂山系で撮影。
同上。 エビネがたくさん生い茂る素晴らしい谷だった。
同上
平成2年4月 同じ場所で撮影。 台風で流れてしまったと聞いていたが、それだけではなかった。
酷い鹿の食害を受けていた。その後咲いたかどうかは確認出来ていない。
甲府市のエビネは毎年のようにパトロールに出かけているが、登山道沿いに生えていたものは大部分が消滅しておりおそらくは盗掘によるものだと思われる。新たに見つかった場所をこれからも見守って行きたいと思う。
➡山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧に戻る