山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

樹氷輝く 富士川町林道  令和2年3月15日

2020年03月16日 | 番外編
 ここのところシダの話ばかりだったので、久しぶりの風景写真である。

 前日の雨は山中湖界隈や標高の高いところでは雪になった。未明から晴れの予報のこの日は樹氷の景色を見る絶好の機会である。かつ、ステラナビゲーターで国際宇宙ステーションISSの軌道を見てみると、未明4時ごろに木星の近くを縦方向に通過して行く。富士山山頂にこのISSが下りてくる場所を計算してみると竜ヶ岳の東屋界隈が良さそうである。もうひとつは距離を離して高下かその上にある林道付近である。竜ヶ岳東屋に午後4時前に到着するには本栖湖キャンプ場を2時半に出発しなければならず、1時半には自宅を出発しないと間に合わず、これはほとんど寝ている時間が無いということになる。一方の高下近くの林道は歩かなくて良い分だけ1時間遅い出発で間に合う。夜9時半に寝て未明2時に起きて出発する。中部横断道を使って増穂町まで行くと、櫛形山には雲が巻いていて中腹から上が見えない。どうしようかと迷っているうちに増穂インター出口を過ぎてしまい、次の六郷インターで折り返して増穂に戻って現地に向かうが、時間はギリギリになってしまった。なんとか4時前に到着は出来たが残念ながら富士山は見えていない。富士山ライブカメラでは綺麗な富士山が見えているので、どうやらこの雲は自身の居る山の周辺に出たものらしい。残念ながらISSは撮影成らず。しかし、30分ほど待っていると雲が晴れて富士山が見え始めた。しかも見下ろす富士川の周辺には雲海が出ている絶景である。期待していた樹氷も綺麗に付いている。


    雲が晴れて姿を現した富士山。


    富士川周辺には雲海が広がっている。明るい星は木星。


    この日は火星・木星・土星が斜めに並んでいる日だった。右上の空が明るいのは半月前の月が照らしているため。


    月が照らす樹氷と富士山


    いちばん明るいのが木星、その右上に輝くのが火星、左下が土星である。月明かりに負けて火星と土星があまり輝いて見えない。


    雲の中の月ともうひとりのカメラマン。


    しばらく富士山は雲隠れしてしまう。


    再び姿を現した富士山


    樹氷に輝く月


    美しき樹氷の森


    夜明けが迫る富士山と樹氷


    朝焼けの雲


    日の出


    朝日射す樹氷


    朝日に輝く樹氷


    樹氷の木々


    未明から夜明けの樹氷の景色を存分に楽しませていただきました。

 雲海付きの富士山と樹氷の景色を存分に楽しめた、素晴らしい朝だった。この界隈からの星や天の川や細月の景色は1月から再三狙っていたのだが、ひとつは良い天候に恵まれなかったこと、もうひとつは早朝に起きる元気が無く見ることが出来ていなかった。1月に訪れたダイヤモンド富士以来、久しぶりに訪れて見る今朝の景色は出来過ぎである。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラン科の花はやはり美しい・... | トップ | 咲き始めたハナネコノメソウ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしい (saiya24)
2020-03-16 17:44:51
この日はどこも素晴らしい雪景色でした。
こちら側は雲海もあり最高ですね。
返信する
saiya24さんへ (ヨッシー)
2020-03-17 08:52:41
ライブカメラで見る山中湖の雪景色が綺麗でしたね。新道峠や御坂峠、精進山なども樹氷が綺麗だったと思います。ただ、高下は標高が低く雲海にはなっていましたが樹氷は見られませんでした。週末になかなかこういう景色に当たらないのでこの日は幸運でした。
返信する

コメントを投稿

番外編」カテゴリの最新記事