山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

冬空の富士山 芦川スズランの森から新道峠  令和1年12月22日

2019年12月24日 | 御坂・毛無・天子山系
 甲信越は夕方から雨、ないしは山沿いでは雪になる予報である。車のタイヤをスタッドレスに交換する作業を終えるともう時刻は10時を過ぎていた。空はどんよりと曇り空だがもう少しは持ちそうである。ずっと気になっていたスズランの森の保護ネットが無事かどうか、確認に出かける。ついでに黒岳も見て回って来たいが時間的に厳しそうである。


    冬の芦川スズランの森の売店。殺伐とした雰囲気が漂う。


    心配していた保護ネットだが、全く損傷無くしっかりと立っていた。越冬に備えて一部解除する予定だったがこれならば大丈夫そうだ。


    周辺の森のシダを散策してみる。イノデの仲間だがもう枯れかけていて何だかは分からない。


    このシダも周辺のものは痛み出していた。シノブカグマ。やや標高の高い森の中には普通にありそうだ。


    ソーラス配列よりも中軸に付着している真っ黒な鱗片が特徴である。


    オシダ


    先端部のソーラスが付着した葉は大部分脱落している。


    新道峠に至る林道に登り付く。前方に何やら黒い動物が居る。


    ニホンカモシカ。じっとこちらを見つめていた。


    土手に生えている枯れかけたシダもオシダ。


    石垣に付着しているシダもオシダ。


    林道終点に到着。あまり目ぼしいものには出会えなかった。


    新道峠に至る階段。道を整備するのは良いのだが、冬季に霜で法面がどんどん崩落して行くのはあまり良く無い。


    新道峠に到着。山頂は雲に隠れてしまったがなんとか富士山が見えていた。


    冬空に立つ冬富士。これを見て撤退。

 新道峠に至る林道は既に冬季閉鎖となっており、この日は誰も訪れていなかった。林道が開いているシーズンは訪問者が多い新道峠もこの季節は静かである。時刻は3時半、空模様が悪く黒岳に登る余裕は無さそうだ。本日ここまでで撤退する。林道を歩いている途中で雪が舞い始めた。天気予報通り、山沿いは少し積もりそうである。
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