関東以西から奄美諸島にかけて分布し、暖地のやや湿り気のある林床に生育する常緑の多年草である。草丈は 40 ~ 60cm。葉は長さ15 ~ 40cm の広披針形、両面、特に裏面に細軟毛を密生する。花は偽茎の中心より出る花茎の上部に穂状につき、白色で紅色の条線を生じる。果実は1~2cmの広楕円形で初冬に紅熟する。花期は5~6月 。県内では南部町以南に生育する分布限界種。個体数はそこそこにあるのだが、食害が著しく花を咲かせている個体は少ない。
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅰ B 類(EN) 2017年環境省カテゴリー:なし
ハナミョウガ 2024年6月 南部町で撮影
鹿の食害が著しく、花は観察できなかった。
2024年6月 南部町の別の場所で撮影
やっと見つけた花が付いた個体はもう終わっていた。
咲き終えたハナミョウガの花
2023年11月 南部町の別の場所で撮影 紅熟した実が付いている。
2023年12月 南部町で撮影。 個体数はそこそこにある。
残念ながら咲いた花はまだ確認できていない。