オオバノハチジョウシダは山梨県県南部に生育している南方系のシダで、山梨県絶滅危惧Ⅱ類の少しばかり珍しいシダである。一方、オオバノアマクサシダは山梨県では報告が無かったのだが、今年初めて生育が確認された。しかし、このオオバノアマクサシダとオオバノハチジョウシダは形が良く似ているうえに生育環境もほぼ同じようなところに生育している。12月初旬に南部町の渓谷を散策してオオバノアマクサシダと思わしきシダを見てきたが、画像を見直してみるとオオバノハチジョウシダと思わしきシダも写っている。さて、この2種類はどこがどう違うのだろうか?今回はもう1ヶ所で生育が確認されているオオバノアマクサシダが生える場所を訪問してみる。

林道脇のスペースに車を止めて教えていただいた場所を探すと容易に見つかった。

傷んでしまっているが、これはオオバノアマクサシダだろう。

林の中を探索してみると、似ているが少し違う形のシダが見つかった。これはオオバノハチジョウシダなのだろうか?
まだ見慣れていないのでそう簡単に見分けがつけられるわけではなさそうである。さらに林道の奥に探索に入ってみる。

橋を渡って林道の奥に入る。初めて探索する渓谷沿いの林道である。

いろいろ他のシダが生えている。これはオニカナワラビか、それともミドリカナワラビか?

葉軸中央部の鱗片を見ると黒っぽい。これはオニカナワラビのほうだろう。

こちらはハカタシダ。

コバノイシカグマ。この界隈には比較的生育しているようである。

クラマゴケ

マクロ撮影。葉の形が先尖りの卵円形。

これはイワヘゴではないか?ソーラスは付着していない。

真っ黒な細い鱗片が密生している。やはりイワヘゴのようだ。

林道脇に生えていたこのシダはオオバノアマクサシダなのか?

ではこれは?答えは後ほど。

さらに林道を奥に進む。

橋の上から見下ろす渓谷。水量はあまり多く無い。

振り返れば富士山の見える場所があった。この季節の雪の無い富士山は奇怪に見える。

林道終点には大きな堰堤があった。越えて上流を覗いてみる。

石がゴロゴロした渓谷。登れそうな感じはするが、本日はここで折り返す。
さて、オオバノハチジョウシダとオオバノアマクサシダはどこがどう違うのだろうか?帰り道でじっくりと観察してみることにする。

林道脇のスペースに車を止めて教えていただいた場所を探すと容易に見つかった。

傷んでしまっているが、これはオオバノアマクサシダだろう。

林の中を探索してみると、似ているが少し違う形のシダが見つかった。これはオオバノハチジョウシダなのだろうか?
まだ見慣れていないのでそう簡単に見分けがつけられるわけではなさそうである。さらに林道の奥に探索に入ってみる。

橋を渡って林道の奥に入る。初めて探索する渓谷沿いの林道である。

いろいろ他のシダが生えている。これはオニカナワラビか、それともミドリカナワラビか?

葉軸中央部の鱗片を見ると黒っぽい。これはオニカナワラビのほうだろう。

こちらはハカタシダ。

コバノイシカグマ。この界隈には比較的生育しているようである。

クラマゴケ

マクロ撮影。葉の形が先尖りの卵円形。

これはイワヘゴではないか?ソーラスは付着していない。

真っ黒な細い鱗片が密生している。やはりイワヘゴのようだ。

林道脇に生えていたこのシダはオオバノアマクサシダなのか?

ではこれは?答えは後ほど。

さらに林道を奥に進む。

橋の上から見下ろす渓谷。水量はあまり多く無い。

振り返れば富士山の見える場所があった。この季節の雪の無い富士山は奇怪に見える。

林道終点には大きな堰堤があった。越えて上流を覗いてみる。

石がゴロゴロした渓谷。登れそうな感じはするが、本日はここで折り返す。
さて、オオバノハチジョウシダとオオバノアマクサシダはどこがどう違うのだろうか?帰り道でじっくりと観察してみることにする。