3大流星群のひとつ、ペルセウス座流星群のピークは8月13日ごろであるがこの流星群は1週間以上の長期にわたって観察が可能である。実際、8月2日に訪れた甲斐駒ケ岳の際も仙水峠で15分ほどの休憩の間に2個の流星を見ることができた。以前にも鳳凰山で観察の機会があったのだが、月明かりが明るすぎて1個しか見ることができないこともあった。ちょうど私の勤務先職員のお子さんが山に登りたがっているとの話があり、それでは夏休みを利用して流星群観察と高山植物の観察に行こうということで話がまとまり、混雑を避けて14日の金曜日に三つ峠山荘1泊で行くことになった。職員の家族3人には登山口の場所を教えて日中に登ってもらうことにして、私ともう一人行ってみたいと希望していた職員は勤務終了後、夜7時過ぎから登ることとなった。
夕方4時半ごろ三つ峠山荘に電話してみると、先発の家族連れ3人は午後4時時頃に到着して現在山頂を散策に出かけたところだそうだ。登山は全くの初心者だが無事に到着したようだ。私ともう一人はすっかり暗くなった午後7時半に御坂側の三つ峠登山口から登り始める。気温は25℃くらいで日中の猛暑に比べるとまだましだが、それでも風が吹かずかなり蒸し暑い。汗だくになりながら9時10分ごろに三つ峠山荘に到着した。うれしいことに、山荘のご主人中村さんがお風呂を沸かしておいてくれて出迎えてくれた。ビールを飲んでお風呂に入って、ゆったりする。中村さんには最近植物観察と保護のことで大変お世話になっており、いろいろとアドバイスをいただいたり、植物保護の関係者の方を紹介していただいたりしている。これからの活動のことや、植生の変化と保護のことなど話したいこと、聞きたいこともたくさんあったのだが、明日未明の流星群観察を考えるとそう夜更かしもしていられず、11時に床に就かせていただく。就眠時には小雨が降っていて空は見えなかったが、明朝はきっと晴れると信じて寝る。
未明3時に目を覚まして外に出ると、雨は止んだが濃い霧におおわれていた。空を見上げても星は全く見えない。30分ほど待ってみたが晴れそうもなく、一旦小屋に戻って横になる。4時半、再度外に出てみるがやはり晴れそうもなく、富士山も姿を現してくれない。やがて空は明るみ始め、星空を見ないままに夜が明けてしまい、流星群は不発に終わってしまった。

未明4時ごろの三つ峠。霧におおわれ、富士山は見えず、富士吉田の町灯りすら見えない。

三つ峠山頂側。これではペルセウス座流星群は無理だろう。

日の出を過ぎた頃に一瞬だけ富士山山頂が見えたが、カメラを構えた時にはもう雲の中。
朝6時半、朝食をいただく。ペルセウス座流星群は不発に終わってしまったが、レンゲショウマをはじめとする高山植物は楽しめるはずだ。中村さんを中心として植物の保護に積極的に取り組んでいる三つ峠は御坂山塊の中でも最も植生が保たれている山である。三つ峠山から御巣鷹山あたりにかけて、時間をかけてゆっくり花散策に出かけてみる。

コオニユリ(ユリ科ユリ属)

鹿の食害で激減しているカイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)だが、この山の花は瑞々しくて生き生きしている。

ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)と三つ峠山。

マツムシソウも元気いっぱい。

マツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)

コウリンカ(キク科キオン属)

シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)はそろそろ終焉

ウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)

オオバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)の花

何だこの緑色の花は?と思ったが、良く見れば結実したコキンレイカ、別名ハクサンオミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属)。

ヤハズハハコ(キク科ヤマハハコ属)。富士山をバックに撮りたかったが姿を現さず。

キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)がたくさん。

クガイソウ(ゴマノハグサ科クガイソウ属)

ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)

山頂で記念撮影
山頂で小休憩後、御巣鷹山に向かう。樹林帯入ると咲いている植物も変わり、お目当てのひとつだったレンゲショウマがたくさん咲いていた。

トモエシオガマゴマノハグサ科(シオガマギク属)

レイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)

オクモミジハグマ(キク科モミジハグマ属)

オクモミジハグマで吸蜜するアサギマダラ

お目当てのレンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)

今年は当たり年でたくさん咲いている。

紫色鮮やかなソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属)

メタカラコウ(キク科メタカラコウ属)

御巣鷹山とマルバタケブキ(キク科メタカラコウ属)、シシウド(セリ科シシウド属)
花を見ながらゆっくりと2時間ほど散策し、三つ峠山荘に戻る。軽食をとってお世話になった三つ峠山荘の中村さんにご挨拶して下山となる。

ウスユキソウがたくさん。

ガクアジサイ

??
山上は涼しかったが下山すると30度を超える暑さだ。下山でも結構な汗をかいた。上九の湯で汗を流して帰宅となる。ペルセウス座流星群も富士吉田の夜景も富士山も見えなかった不消化な三つ峠だったが、咲いていた花は素晴らしく、参加メンバーはかなり満足していたようで、次はいつ行こうかなどという話まで上がった。いつもは暗いうちに登り始めて撮影だけして下山というスタイルがほとんどだった三つ峠だが、泊りも悪くないと思った。
夕方4時半ごろ三つ峠山荘に電話してみると、先発の家族連れ3人は午後4時時頃に到着して現在山頂を散策に出かけたところだそうだ。登山は全くの初心者だが無事に到着したようだ。私ともう一人はすっかり暗くなった午後7時半に御坂側の三つ峠登山口から登り始める。気温は25℃くらいで日中の猛暑に比べるとまだましだが、それでも風が吹かずかなり蒸し暑い。汗だくになりながら9時10分ごろに三つ峠山荘に到着した。うれしいことに、山荘のご主人中村さんがお風呂を沸かしておいてくれて出迎えてくれた。ビールを飲んでお風呂に入って、ゆったりする。中村さんには最近植物観察と保護のことで大変お世話になっており、いろいろとアドバイスをいただいたり、植物保護の関係者の方を紹介していただいたりしている。これからの活動のことや、植生の変化と保護のことなど話したいこと、聞きたいこともたくさんあったのだが、明日未明の流星群観察を考えるとそう夜更かしもしていられず、11時に床に就かせていただく。就眠時には小雨が降っていて空は見えなかったが、明朝はきっと晴れると信じて寝る。
未明3時に目を覚まして外に出ると、雨は止んだが濃い霧におおわれていた。空を見上げても星は全く見えない。30分ほど待ってみたが晴れそうもなく、一旦小屋に戻って横になる。4時半、再度外に出てみるがやはり晴れそうもなく、富士山も姿を現してくれない。やがて空は明るみ始め、星空を見ないままに夜が明けてしまい、流星群は不発に終わってしまった。

未明4時ごろの三つ峠。霧におおわれ、富士山は見えず、富士吉田の町灯りすら見えない。

三つ峠山頂側。これではペルセウス座流星群は無理だろう。

日の出を過ぎた頃に一瞬だけ富士山山頂が見えたが、カメラを構えた時にはもう雲の中。
朝6時半、朝食をいただく。ペルセウス座流星群は不発に終わってしまったが、レンゲショウマをはじめとする高山植物は楽しめるはずだ。中村さんを中心として植物の保護に積極的に取り組んでいる三つ峠は御坂山塊の中でも最も植生が保たれている山である。三つ峠山から御巣鷹山あたりにかけて、時間をかけてゆっくり花散策に出かけてみる。

コオニユリ(ユリ科ユリ属)

鹿の食害で激減しているカイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)だが、この山の花は瑞々しくて生き生きしている。

ワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)と三つ峠山。

マツムシソウも元気いっぱい。

マツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)

コウリンカ(キク科キオン属)

シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)はそろそろ終焉

ウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)

オオバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)の花

何だこの緑色の花は?と思ったが、良く見れば結実したコキンレイカ、別名ハクサンオミナエシ(オミナエシ科オミナエシ属)。

ヤハズハハコ(キク科ヤマハハコ属)。富士山をバックに撮りたかったが姿を現さず。

キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)がたくさん。

クガイソウ(ゴマノハグサ科クガイソウ属)

ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)

山頂で記念撮影
山頂で小休憩後、御巣鷹山に向かう。樹林帯入ると咲いている植物も変わり、お目当てのひとつだったレンゲショウマがたくさん咲いていた。

トモエシオガマゴマノハグサ科(シオガマギク属)

レイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)

オクモミジハグマ(キク科モミジハグマ属)

オクモミジハグマで吸蜜するアサギマダラ

お目当てのレンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)

今年は当たり年でたくさん咲いている。

紫色鮮やかなソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属)

メタカラコウ(キク科メタカラコウ属)

御巣鷹山とマルバタケブキ(キク科メタカラコウ属)、シシウド(セリ科シシウド属)
花を見ながらゆっくりと2時間ほど散策し、三つ峠山荘に戻る。軽食をとってお世話になった三つ峠山荘の中村さんにご挨拶して下山となる。

ウスユキソウがたくさん。

ガクアジサイ

??
山上は涼しかったが下山すると30度を超える暑さだ。下山でも結構な汗をかいた。上九の湯で汗を流して帰宅となる。ペルセウス座流星群も富士吉田の夜景も富士山も見えなかった不消化な三つ峠だったが、咲いていた花は素晴らしく、参加メンバーはかなり満足していたようで、次はいつ行こうかなどという話まで上がった。いつもは暗いうちに登り始めて撮影だけして下山というスタイルがほとんどだった三つ峠だが、泊りも悪くないと思った。