噂やブログでは聞いていたが、御坂山系に咲くカモメラン、見てみたいと思っていた。そしてまた、某ブロガーからメールをいただき、おおよその場所を教えていただいた。きっと今頃見頃を迎えているに違いない。
15日(土)は午前中の仕事で遅くなってしまい、午後からは雨の予報だったので行けず、16日(日)は珍しく早朝5時に目を覚ましたがあいにくの雨。しかし、午前中のうちには雨があがってきそうだ。寝なおして8時に再び起床、小雨がまだ降っているが準備して出発する。目指す御坂山系の山近くまで行くと、山には雲がかかって小雨がまだ降っていた。カッパを着てスパッツを付けて入山する。きちんとした登山道があるのだが、勝手知ったる御坂山塊なので、今回は沢を登って尾根に取り着き、山頂まで尾根を直登するルート(といっても道は無いが)を行ってみることにする。
細い沢は入り口だけ道が付いているように見えたがすぐに無くなる。探しているカモメランは、瑞牆山や八ヶ岳では水の流れる近くに咲いているので、沢伝いのほうが見つけられるのではないかと考えた。少し歩くと、沢の脇一面に広がるフタバアオイの群落があった。しかし、残念ながらカモメランは見つからない。

沢の脇に広がっていたフタバアオイの大群落

フタバアオイ。花はもう終わっている。
獣道をたどって右手の尾根に取り着くが、途中にはヤブレガサがたくさん群生していた。葉をストックで避けながら花が無いか探すが、残念ながら見つからない。尾根を山頂に向かって真っ直ぐに登って行くと、右下に登山道が見えてきたが、これを使わずに尾根を直登する。

レンゲショウマの群生。この山にはたくさんある。

こちらはヤブレガサの大群落

ツルシロカネソウ

霧の巻くヤブレガサとユキザサの森

ユキザサの群生。こういう森を見ているだけでもこの山は十分に楽しめる。
尾根を右に左にとジグザグ登りしながら花を探すが、残念ながら一株も見つけることができない。斜面が平らになったところで、先ほどとは反対側の左側から来る登山道に合流した。山頂に向かって登山道脇の草をストックでそっとかき分けながら歩いて行くと、赤紫色の花をようやく発見した。探していたカモメランだ。周囲にまだ花の咲かない小さな葉が出ているかもしれないので、十分に注意しながら近付くと、周辺を含めて3株咲いていた。

ようやく発見!カモメラン。
しかし、ブログで見てきたものよりも数が少ない。周辺を探すがそこしか見つからず、うろついていると三脚を担いだ4人連れの人たちがやって来た。見つけたカモメランを見せて、もっとたくさん咲いているところは知らないかと尋ねたところ、最初は渋っていたが危険な人ではないとわかっていただけたようで、群生地を教えてくれた。そこには・・・こんなにも咲くものなのかと驚くほどたくさんのカモメランが咲いていた。

教えていただいた場所のカモメラン

カモメラン。後ろにずらりと群生。

カモメラン

カモメラン!
山頂に立ち寄り富士山を眺めると、この日は雲におおわれ、時々姿を現すが山頂はすっぽりと雲の中だった。昼食をとって下山だが、どちらのルートを選ぶか迷ったが、先ほど場所を教えてくれた人たちが登って来たルートには探したが無かったと言っていたので、別ルートで下山することにした。少し下ったところで踏み跡を発見。雨の後で湿っているので踏み跡がわかりやすい。入ってみれば、そこにもカモメラン。その先にも、右にも左にも・・・このあたりはカモメランが群生していた。そして、おそらくは見つけられないだろうと思っていた腐生植物のランにも出会うことができた。

雲におおわれた富士山

まだまだカモメラン!!

こっちにもカモメラン!!!

そんなところに咲いて大丈夫か?カモメラン!!!!
他にもたくさん撮影したが、天候が悪い上に森の中なので、大半がブレブレの写真となってしまった。そしてもうひとつ探していたのがこれ。腐生植物ヒメムヨウラン。保護色なので見つけづらく、数も少ない。周辺も探したが、見つかったのはこの3本のみだった。

ヒメムヨウラン

若干花が痛み始めているが、精巧な造りをした花。
満開のカモメランに出会え、そしてまず発見は困難だろうと思っていたヒメムヨウランにも出会うことが出来た。小雨の中を登った甲斐があったが、それ以上に、山の神様の恵みに感謝したい。
15日(土)は午前中の仕事で遅くなってしまい、午後からは雨の予報だったので行けず、16日(日)は珍しく早朝5時に目を覚ましたがあいにくの雨。しかし、午前中のうちには雨があがってきそうだ。寝なおして8時に再び起床、小雨がまだ降っているが準備して出発する。目指す御坂山系の山近くまで行くと、山には雲がかかって小雨がまだ降っていた。カッパを着てスパッツを付けて入山する。きちんとした登山道があるのだが、勝手知ったる御坂山塊なので、今回は沢を登って尾根に取り着き、山頂まで尾根を直登するルート(といっても道は無いが)を行ってみることにする。
細い沢は入り口だけ道が付いているように見えたがすぐに無くなる。探しているカモメランは、瑞牆山や八ヶ岳では水の流れる近くに咲いているので、沢伝いのほうが見つけられるのではないかと考えた。少し歩くと、沢の脇一面に広がるフタバアオイの群落があった。しかし、残念ながらカモメランは見つからない。

沢の脇に広がっていたフタバアオイの大群落

フタバアオイ。花はもう終わっている。
獣道をたどって右手の尾根に取り着くが、途中にはヤブレガサがたくさん群生していた。葉をストックで避けながら花が無いか探すが、残念ながら見つからない。尾根を山頂に向かって真っ直ぐに登って行くと、右下に登山道が見えてきたが、これを使わずに尾根を直登する。

レンゲショウマの群生。この山にはたくさんある。

こちらはヤブレガサの大群落

ツルシロカネソウ

霧の巻くヤブレガサとユキザサの森

ユキザサの群生。こういう森を見ているだけでもこの山は十分に楽しめる。
尾根を右に左にとジグザグ登りしながら花を探すが、残念ながら一株も見つけることができない。斜面が平らになったところで、先ほどとは反対側の左側から来る登山道に合流した。山頂に向かって登山道脇の草をストックでそっとかき分けながら歩いて行くと、赤紫色の花をようやく発見した。探していたカモメランだ。周囲にまだ花の咲かない小さな葉が出ているかもしれないので、十分に注意しながら近付くと、周辺を含めて3株咲いていた。

ようやく発見!カモメラン。
しかし、ブログで見てきたものよりも数が少ない。周辺を探すがそこしか見つからず、うろついていると三脚を担いだ4人連れの人たちがやって来た。見つけたカモメランを見せて、もっとたくさん咲いているところは知らないかと尋ねたところ、最初は渋っていたが危険な人ではないとわかっていただけたようで、群生地を教えてくれた。そこには・・・こんなにも咲くものなのかと驚くほどたくさんのカモメランが咲いていた。

教えていただいた場所のカモメラン

カモメラン。後ろにずらりと群生。

カモメラン

カモメラン!
山頂に立ち寄り富士山を眺めると、この日は雲におおわれ、時々姿を現すが山頂はすっぽりと雲の中だった。昼食をとって下山だが、どちらのルートを選ぶか迷ったが、先ほど場所を教えてくれた人たちが登って来たルートには探したが無かったと言っていたので、別ルートで下山することにした。少し下ったところで踏み跡を発見。雨の後で湿っているので踏み跡がわかりやすい。入ってみれば、そこにもカモメラン。その先にも、右にも左にも・・・このあたりはカモメランが群生していた。そして、おそらくは見つけられないだろうと思っていた腐生植物のランにも出会うことができた。

雲におおわれた富士山

まだまだカモメラン!!

こっちにもカモメラン!!!

そんなところに咲いて大丈夫か?カモメラン!!!!
他にもたくさん撮影したが、天候が悪い上に森の中なので、大半がブレブレの写真となってしまった。そしてもうひとつ探していたのがこれ。腐生植物ヒメムヨウラン。保護色なので見つけづらく、数も少ない。周辺も探したが、見つかったのはこの3本のみだった。

ヒメムヨウラン

若干花が痛み始めているが、精巧な造りをした花。
満開のカモメランに出会え、そしてまず発見は困難だろうと思っていたヒメムヨウランにも出会うことが出来た。小雨の中を登った甲斐があったが、それ以上に、山の神様の恵みに感謝したい。