Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2018 南伊豆温泉紀行②【185系「踊り子106号」で行く絶景オーシャンビュー伊豆急行】

2018年02月12日 21時21分00秒 | 鉄道旅

2018年2月4日

 

 

 

 

 

南伊豆で迎える朝。午前6時30分起床。南伊豆とはいえ朝はやはり寒い。風もビュービュー。しかし、外の景色はどこどなく南国ムード。


それにしても昨夜は食べすぎた。まだ飽満感が残ってる。腹ごなしすべく、さっそく朝風呂へ。冷たい空気の中、熱い弓ヶ浜温泉に浸かる。あ~染みる~最高。

 

 

 

 

 

40分コースで朝風呂を堪能し、部屋に戻りビール。やっぱり休日は冬でも朝ビール。

 

 

 

 

 

続いて朝食。こちらの宿は朝食も部屋食。夕食も美味しかったけど、朝食も一品一品どれも美味。昨夜の食べ過ぎがあったものの完食。

 

 

 

 

 

9時30分、温泉民宿清水屋さんをチェックアウト。部屋食で食べれる美味しい食事に源泉掛け流しの温泉、そして何と言っても気さくなご主人と女将さんの温かい接客。いい宿だった。リピート決定。

 

 

 

 

 

バスを待つ間は弓ヶ浜でボーっとする。

 

 

 

 

 

波の音だけが響く冬の弓ヶ浜。夏は海水浴客で賑わうこの浜も冬は静か。

 

 

 

 

 

昨日は見えなかった沖に浮かぶ島。最初は船かと思っていたら島だった。神子元島という島らしい。真ん中に見える灯台がシンボル。もっとボーっとしたかったけど、今日は夜に予定があるので早帰り。

 

 

 

 

 

休暇村バス停から10時4分発の東海バス下田駅行きに乗車。弓ヶ浜をあとにする。

 

 

 

 

 

10時28分、伊豆急下田駅到着。南伊豆フリー乗車券なのでこの区間のバス運賃はかからず。列車まで時間があるので近くの銭湯へ。朝風呂入ったばかりだけど、もう一風呂。

 

 

 

 

 

徒歩13分程で辿り着いたのは昭和湯。銭湯ながら天然温泉を引いている。

 

番頭さんに料金400円を支払って中へ。昔ながらの銭湯の風景で、ズラリと並んだ洗い場の奥に浴槽が一つ。洗い場にシャワーが無いので、子供の頃のように洗面器にお湯を貯めてザバーッ。懐かしい感覚。

そして入浴。泉質はよくわからないけど弱塩味がする。循環加温されているようながら消毒用塩素臭はせず。そしてこの浴槽、異様に深い。1mくらいありそうだけど、浴槽内の小さな段差に腰掛けて何とか座れる。自分が入った時は他にもう一人お客さんがおられるだけでゆったり。やや熱めなので長湯はできずも、それでも30分コースで堪能。

<昭和湯>★★★☆☆
泉質:B 眺め:C 癒し:B
街中にある昔ながらの銭湯。あまりのんびりという雰囲気ではないけど、列車待ちの一風呂には最適。料金400円。シャンプー・ボディソープ備え付けなし。無料鍵付きロッカーあり。

 

 

 

 

 

銭湯を出て港沿いを歩いて駅に戻る。水の中にはボラの姿。夜はシーバス釣れるかも、なんて妄想。

 

 

 

 

 

風は強いけど暖かい。温暖な南伊豆は、今年のような寒い冬にはホッと一息つける場所。

 

 

 

 

 

のんびり歩きながら11時45分、伊豆急下田駅到着。早くも帰路へ。これから乗るのは「踊り子106号」。

 

 

 

 

 

12時に改札が始まりホームへ。やっぱり伊豆と言えばこの185系。

 

 

 

 

 

アナログ人間の自分としては、やはりLEDより幕式。しかしこの方向幕も風前の灯火。

 

 

 

 

 

行きと同様、7号車の指定席に乗車。

 

 

 

 

 

モハ185-2、昨日と同じ車両。

 

 

 

 

 

発車を待たずにビール。駅前のスーパーで買ってきた「伊豆の国ビール」という地ビール。美味い。その土地の地ビールも旅の楽しみ。

 

 

 

 

 

定刻12時12分、伊豆急下田を発車。今日もモーター音が心地いい。

 

 

 

 

 

この時点では乗客はまばら。河津までは山間部を走る。

 

 

 

 

 

今回使用している南伊豆フリー乗車券はなかなかお得。ぜひ継続的に発売してほしい。しかしこちらのきっぷ、案内を見ると不可解な点が一点。

「東海道新幹線は、東京都区内発に限り、東京‐品川のみご利用できます」

利用できると言っても特急券等は別購入になってるし、この一文を見て「東京から品川まで特急券買って新幹線で行こう」と考える人は余程の物好き。この一文の意図がよくわからない。ギクシャクしていると言われるJR東日本とJR東海の関係が生んだ産物かと勘繰ってしまう。

 

 

 

 

 

強風の中、列車は順調に進む。伊豆稲取付近で昨日は見えなかった伊豆大島が出現。三原山の山頂付近は白くなっている。伊豆大島でも雪が降るとは知らなかった。

 

 

 

 

 

しかしいい天気。オーシャンビューを存分に堪能。

 

 

 

 

 

駅に停まる度に多くの乗車。伊豆高原を出ると伊豆大島が一段と大きく見える。海の向こうに見える島というのは、どういう訳か無性に渡航意欲をかきたてられる。

 

 

 

 

 

今度は初島。伊豆の島の中でも初島だけは社内旅行で行った事があるけど、苦手な乱痴気騒ぎの宴会しか記憶に無し。

 

 

 

 

 

13時5分、伊東に到着。ここで大量に乗車。7号車はほぼ満席に。向かいのホームには「ザ・ロイヤルエクスプレス」の姿。「これ乗りたいのよ~」なんてご婦人グループの声が聞こえる。旅好きのご婦人は列車にも詳しい。

 

 

 

 

 

列車は伊東線へ。車窓には先程とは違う角度の初島。

 

 

 

 

 

13時30分頃、熱海に到着。修善寺からの5両と連結し15両の長大編成に。ここからは東海道線に入る。

 

 

 

 

 

13時38分、湯河原。「スーパービュー踊り子」だと湯河原は通過する場合が多い。有名温泉地である上に新幹線が停まらないので需要は多そうだけど。「スーパービュー」は熱海以遠への輸送に徹する位置付けらしい。

 

 

 

 

 

小田原を出ると、モーター音を唸らせて高速走行。列車は相模川を渡る。

VVVF全盛の首都圏において、未だ国鉄時代からの抵抗制御車が現役でいてくれているのはちょっと意外。国鉄型特急東日本最後の砦としてまだまだ活躍してほしいけど、E257系への置き換え方針が既に打ち出されている。

 

 

 

 

 

少々遅れた14時50分、終点東京到着。束の間の南伊豆プチ旅終了。

海水浴で賑わう夏もいいけど、冬の静かな南伊豆で海の幸と温泉を味わうのもまた魅力。

 

 

 

 

 

近い将来の引退が決定している185系。伊豆の顔として親しまれてきたこの姿が見れなくなるのは残念だけど、残り期間もモーター音を響かせて東京と伊豆を結んでほしいと思う。また乗りたい。

 

 

 

 

コメント
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