私たちの人生は必要なことを経験してきました
3次元世界もそろそろ終焉に近づいてきているようです。
私たちの人生は、楽しいばかりではありませんでした。辛いことに押しつぶされそうになったあの日々、悲しいことが続き叫び声を上げた夜もありました。
そして今この道に私たちはすっくと立っています。私たちの歩んできた人生は、私たちの親の経験して来た時代よりも、マシな時代であったと言えるでしょう。
それでも私たちには私たちなりの、苦労というものが無かったわけではありません。いつもまっとうに生きることを願ってやってきたのですが、人生というものは、いつも嵐が吹き荒れて、北風の中を一人で歩かなければならないことが多かったですね。たまに輝く太陽の光を浴びて、すべてを溶かしてくれたような日もありました。
私たちの経験した3次元世界ですが、その経験は人によって様々な事がありました。そしてその経験をしている時の、自分たちの感情の一つ一つが貴重な経験となっているのです。
私たちは数々の出来事が何を意味するのか、その事を考える時間さえもありませんでした。けれども、私たちは人生を大きく曲げることなく、歩いてこれたのではないでしょうか。
そうした人生を経験したことは、私たちの心の中に別の意味をもたらしていると思います。
人生の半分以上を過ぎた私にとっては、非常に感慨深いものがあります。なんのために人は生きるのか、哲学的なことまで考えることは、私には難しすぎますが、これらの人生の経験はより私たちの魂の育成に関わっていたことも、やがて知ってきました。
人はどう生きるのかは、誰にも教えられることはありません。それは私たちの自由だからです。3次元世界で縛られていた私たちですが、その中にあって私たちは社会の腐敗を感じながらも、こうしてまっとうに生きてきました。
地球の変革が創造主の計画と知ってからは、ますます私たちは勇気を得てきたように思います。
私たちが今ここに立っていること、今までの経験がこれから生かせる時がやって来るのでしょう。
私たちの力はそれほど強いものではないと、認識していましたが、それは間違っていました。創造主は私たちが強いことを望んで作ったのではなかったのです。
私たちには「良心」「愛」「魂」を創造して持たせてくれました。それらを手掛かりにして、私たちは地球上での人生を滞りなく歩んでくることが出来たのです。
人は考えることを辞めることはできません。しかし人は皆同じことに興味を持つものたちでもないのです。創造主は人に個性を持たせてくれたのです。それは惑星地球に住む人間が複雑に絡み合うようにして、より良い自由な人生を築きあげるように、考えられたその完璧さに私たちは圧倒されるでしょう。
長い戦いが繰り広げられ、惑星地球はようやく5次元世界へと移行できるまでに人が成長してきたのかもしれません。ゆっくりと確実に天界は私たちに目覚めを促してきたのです。まるでそれは自然になってきたように、そこには天界の意志などなかったかのように、私たちは過ごしてきました。
私たちは皆創造主によって作られたことを、やがて人類は悟ることになるでしょう。
そして創造主の無条件の愛がどれほどのものかも、わかってくるでしょう。 （
アイリス）
