包丁の木製の柄がダメになってしまい、もう少しで取れそうに古くなってしまいました。
包丁は結婚と同時に、大阪で買ったものですが、直しができるのかどうか包丁に書かれてある名前を頼りに、調べたところ、ありました。
修理と砥ぎ、送料を含んで4600円でした。戻ってきた包丁は新品の柄がついて、切れ味も最高になって帰ってきました。
結婚して40年も経ちました。苦節40年とはオーバーかもしれませんが、私にとっては単なる道具ではなく、愛着のある相棒のようなものです。
買った時に、若い私に店の人は別のもっと安い包丁を勧めてくれました。でもなぜか、私はその時にいいなあと、気持をひかれた包丁を買ったのです。
お店の人は「この包丁は一生物ですよ」と言っていました。高かったのは確かです。そして、本当に一生物となりました。これであと40年も私は使うことが出来るかどうか、自信はありませんけど。笑
普通の文化包丁ですが、これで魚もさばき、刺身にしたり、カツオ1本を下すこともしてきました。子供たちに使い方を教えたのも、この包丁でした。毎日の料理を作るのに、欠かせない包丁です。
夫が職場でドイツ製のヘンケルの包丁を安くなっていたよと、買ってきた時があり、2丁の包丁を使ってきました。
私の手には、やはり堺のこの包丁のほうが、手になじんで使いやすいものでした。重さもちょうどいい具合なのです。
テレビで、包丁を売っているのですが、私は道具というものは、必ず、手にもって自分の手になじむかどうか、確認をした方がいいと、思っています。
そして気にいったら、あなたの大切な道具となります。
ホームセンターに行けば、この値段で包丁が売られているのも、知っています。新しい包丁を買い、なじんできた包丁を捨てることは、私には出来ませんでした。
新しい柄をつけた包丁は、この先もっと小さくなって果物ナイフぐらいにまでなるのかしら?
あと40年もしたら・・・