♬「聖なる予言」という小説の本は、1992年秋に発刊されています。(日本では1994年)
25年前になりますね。あとがきだけでも、吸い込まれるようです。
著者あとがき-------------
ここ半世紀間、私達人類の世界に新しい意識が生まれ始めています。
それは、超越的あるいは霊的としか言いようのない、一つの新しい気づきです。この本を読む方々は、すでにこのことを自分の内部で感じ取っていることでしょう。
歴史上のこの時期、私達の人生の展開の仕方そのものが、宇宙と同調し始めているように見えます。丁度必要な時に偶然のように何かが起こり、私達に必要な人々が目の前に現れて、私たちの人生をわくわくする方向へと導いてくれるのです。そして私達は、こうした神秘的な出来事の高次な意味を、いまだかつてなかった程直観するようになっています。人生とは魅惑的で神秘的な個人の魂の絵巻物がひもとかれていくようなもので、これまでどんな哲学も宗教も明らかにしていなかったことだという事実に私達は気が付いているのです。
さらに私達は次のようなことも知っています。今何が起こっているのか、どのように霊的な成長を始め、どのように成長し続けるかを人々が知りさえすれば、人類の世界は全く新しい生き方へと飛躍的な展開を遂げるということです。この新しい生き方こそ、全歴史をとおして私たちが何とか達成しようとして、永い間苦闘してきたものだったのです。
この小説は新しい理解へとあなたを誘うものです。もしこの小説があなたの心を揺り動かしたり、あなたの人生をどこかで解き明かしたら、あなたが理解したことを、どうぞ友達に話してください。
私達の新しい霊的な気づきは、まさにこのような方法で、広まってゆくものだからです。それはもはや、誇大広告や一時的な流行で広まるものではなく、人から人へと一種のポジティブな心理的な伝染病として広まってゆくものだからです。
私たちのすべきことは、しばらくの間、疑いや不安を脇においておくことです。すると奇跡的に、この現実は私達自身のものになります。
ジェームス・レッドフィールド
----------------------「聖なる予言」角川文庫より