http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/906.html より転載
ヘリパッド工事現場の鉄条網をペンチで切った(器物損壊)。沖縄防衛局職員の胸倉をつかんだ(公務執行妨害・傷害)。米軍基地ゲート前にブロックを積んだ(威力業務妨害)―
微罪であるのにもかかわらず長期拘束が続く山城博治・沖縄平和運動センター議長の釈放を求める集会が、きょう、国会内で開かれた。
リーダーばかりでない。ヤンバルの森の大規模伐採を克明に記録し続けていたカメラマンも逮捕された。容疑は転び公妨である。
山城議長と一緒にブロックを置いたとするサブリーダーも逮捕された。2016年1月にブロックを置いたことで、12月に逮捕されたのである。
基地建設に反対する人々やそれを記録・告発する人々が次々と逮捕されていった。田中も「出頭リスト」に入っていると言われた時期があった。
現地の事情に詳しい福島みずほ議員は「共謀罪の先取りが、緊急事態条項の先取りが沖縄で行われている」と警鐘を鳴らす。
ブロックを置こうと話し合っただけで共謀罪に問われ、適用法条がないのにもかかわらず、適当な理由をつけて鎮圧してくる。安倍政権にとって沖縄は弾圧立法の実験場となっているようだ。山城氏らは明らかに政治犯である。
ルポライターの鎌田慧氏は「このまま許していると必ずやこれからの大衆運動に向かってくる」と危機感を露わにした。
ヘリパッド建設反対運動の指揮をとる山城氏。優れた戦術観、戦略観が治安当局にとって目障りだったのだろう。=2016年8月、高江 撮影:筆者=
日本国際法律家協会によれば、山城氏らの逮捕拘束は世界人権宣言9条に違反する。同9条は「何人も恣意的に逮捕、拘禁、または追放されることはない」と明記している。日本国憲法31条で規定されている「適正手続きの保障」にも違反する。
集会主催者の一人で評論家の佐高信氏は「憲法を踏みにじるアベと沖縄を弾圧するアベは同じ。そこどけそこどけ国家が通る、だ」と指摘した。
山城氏はリンパのガンである「悪性リンパ腫」の持病を抱える。弁護士でもある福島議員は先月20日、氏に接見した。
「山城さんは白血球の数が減っている。ヒゲをカミソリで剃ると血が止まらなくなると医師から注意されたそうだ。『ヒゲぼうぼうでゴメンね』と山城さんは言った」・・・福島議員は氏の体調を気遣った。
治安当局は山城氏もろとも基地反対運動を潰すつもりではないのだろうか。
治安維持法の時代に逆戻りしたような事態が沖縄で起きているにもかかわらず、本土のメディアはそれを報道しない。
集会主催者で作家の落合恵子さんは「全国紙の記者がいたら、沖縄の問題は私たちの問題として捉えてくださることを心から願います」と訴えた。
「あす同じ事が、ここにいるどなたにも起きる」。落合さんが締めくくると会場は静まり返った。
~終わり~
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♫日本の最南端の島沖縄での、島民の闘いは他人事では済まされないです。
すでに、ここで起こっていることは、もう目の前の本土でも起こりうる話だからです。
のほほんとしている、日本国民でもそろそろオカシイと思い始めているはずです。
それらが、日常の嘘ニュースにより、怖い事件を垂れ流して国民を怯えさせ、恐怖心をまき散らして、物事の善悪を考える余裕をあたえないように、コントロールしているのです。
だいたい、おかしな事件が毎日連続して起こることが、オカシイのです。
メディアや新聞を信仰する時代は、終わりました。
真実を見極める心と目を持ちましょう。
沖縄の皆さんへの関心が必要です。ぜひともお願いします。