http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/63038 より転載
ミールターヘル解説員
トランプ氏は、ＣＮＮのインタビューで、党大会で自身の候補者選出が、党指導部によって阻止されるようなことがあれば、暴動が起きるだろうとし、「党大会の開催前に勝利するとは思うが、そうならない場合、私が導くわけではないが、悪いことは起きる」と警告しました。
予備選・党員集会でのトランプ氏のリードが続く中、現在、共和党の党大会でトランプ氏が最終候補に選ばれる可能性は非常に高くなっています。このような展望により、共和党の指導部は、トランプ氏のような過激な人物が大統領になれば、アメリカは多くの問題を抱えるだけでなく、共和党のイメージを悪化することになると懸念しています。
このように、トランプ氏が他の候補者に差をつけてトップを走っていますが、しだいに、党内でのトランプ氏に反対する動き、彼を排除しようとする動きが少しずつでてくる可能性が提起されています。トランプ氏は以前、もし共和党指導部が彼を排除しようとすれば、無所属の候補として大統領選挙に立候補するとしていました。こうした中、トランプ氏が公然と初めて共和党に警告し、自身の候補者選出が阻止されるようなことがあれば、数百万人の支持者が街頭に繰り出し、アメリカを社会的な暴動に直面させるだろうと警告しました。
このようなことから、アメリカの予備選・党員集会は、現在、これまでの選挙では起こったことのない問題を経験していると言えるでしょう。こうした問題のひとつは、党員集会でのトランプ氏の支持派と反対派の衝突です。実際、双方の衝突や言葉の応酬は、予備選挙での最も重要な議論のひとつとなっています。トランプ氏は、演説を混乱させるために反対派を送り込んだとして民主党の候補者たちを非難し、アメリカの人々に対し、自身が他の候補者、特にクリントン氏よりも優れており、自身に票を投じるべきだということを訴えようとしています。
こうした中、トランプ氏は、アメリカのイスラム教徒やメキシコの移民に対する言葉の攻撃を続けています。実際、トランプ氏は、状況を見る目に優れた候補者だと言えるでしょう。彼は、アメリカの国民の懸念、特に移民問題やテロの脅威に注目し、現在の状況を恐れ、経済・社会状況を整えてくれるような力強い大統領を求める人々の票を集めようとしています。
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♫ 共和党の指導部は銀行家をよりどころとしていない、大金持ちのトランプ氏をひきずりおろそうとしています。クリントンが起訴されなければ、このままですと、クリントンとトランプ氏の争いに発展するかもしません。まだまだ先は長いです。クリントン氏の票は公平な票ではないと、民主党は疑っているようです。不正があると思われます。
