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騙されたISIL(五)

2015年02月18日 02時17分51秒 | 日記
これから紹介する中国の報道は、人質の動画が公開された翌日の1月21日から22日まで、中国、及び台湾国内向けに発表された物です。先ずは、官報である香港文匯報(ぶんわいほう)の記事からご覧下さい。

※イスラム国・IS・ISIS・ISIL等の名称は全て原文のままです。

「香港文匯報 電子版」

『「イスラム国」二人の日本人を虜にし 制限時間は72時間』

2015-01-21

「・15.5億香港ドルの身代金 安倍総理大臣の米軍空襲への援助を批判

過激派組織「イラクとレバントのイスラム国」(ISIL)が、昨日再びネット上に人質の動画を公開した。動画は、両脇に二名の日本人を従えたテロ分子が、日本政府に対して、72時間以内に2億ドル(約15.5億香港ドル)の身代金を支払わなければ二名を殺すと要求し、又、名指しで日本の首相が、米国主導のISILへの空爆行動に対して資金を援助する事を非難した。

動画の、二名の人質は、後藤健二と湯川遙菜で、彼等は橙色の囚人服を着てレンズの前に跪き、黒衣の覆面のISIL分子は手に匕首を持ち中央に立っている。背景は砂漠だ。これまでISILが公開した、西洋の人質斬首の動画と似ている。この武装分子は安倍総理大臣に対して「ISILから8500kmも離れているにもかかわらず、自ら望んで参戦し、並びに、我々の婦人と子供を殺害しイスラム教徒の家を破壊するのに金銭を寄付した」と責めた。

・初めての身代金の要求 資金不足が疑われる

安倍総理は数日前、ISILと戦う行為を支援するために2億ドルを提供すると宣言したばかりだ。動画の中で武装分子は、彼等の要求する身代金は、日本がISILへの空爆行動のために、非軍事援助の提供を承諾したので必要になった賠償だ、と称している。その武装分子には英国訛りがあり、昨年、多くの動画で首切り人を務めた、英国籍の「ジハード・ジョン」に似ている。

今回ISILは始めて身代金を要求した。ちょうど西方の空爆で多くの過激派分子が打ち殺された直後であり、また、ISILはヤズディ教徒200名の人質を釈放しており、種々の兆しは、この組織が資金不足に直面しているのではないかと推測させる。

湯川遙菜と後藤健二は、昨年、前後してシリアで拘束されており、日本の外務省反テロ部門は、動画を分析した事を公表した。現在、中東を訪問中の安倍総理大臣は、昨日エルサレムで記者会見を開き、ISILの行為は許し難く、即刻人質を釈放するよう要求した。彼はエジプト訪問中に提示した支援金について、イラク・シリア両国で、戦争で難民となった人々を支援するために使われる、と強調した。

・身代金は支払われると伝わる 安倍総理は急遽帰国

安倍総理は昨日、ヨルダン川西岸のラマラに行き、パレスチナ自治政府主席アッバスと会談した後、中東訪問の日程を前倒しして、人質事件を処理するために帰国した。彼はイスラエル政府に、日本と情報を共有し、人質救出に協力するよう求めたが、イスラエルは回答を控えた。ベルギーを訪問中だった岸田文雄外務大臣は、昨日、日本は北大西洋条約機構(NATO)と英国に対して協力を要請するつもりだ、と述べた。

日本の菅義偉内閣官房長官は、昨日記者会見を開き、もし動画が事実であるなら、「我々は、この種の、人命を盾にとり脅迫する行為を容認する事はできず、これに対して強い憤りを表明する」と述べた。彼は、安倍総理大臣から電話で「人命第一」の原則に従い、必ずあらゆる手段を尽くして人質を救出するよう指示を受け、近く中山泰秀外務副大臣をヨルダンへ派遣し、救出行動の陣頭指揮に当たらせると述べ、しかし、日本は「テロに屈服することなく、国際社会と共にテロに打撃を与える立場に変わりはない」と強調した。報道は消息筋の話しを引用し、日本政府は2億ドルの身代金を支払い人質を救うという選択を排除していない、と述べた。

これは、一昨年1月、アルジェリアでテロ組織「アルカイダ」と繋がりのあるイスラム武装分子が、天然ガス田を襲撃し、並びに、多くの外国籍の人質を取り、最終的に10名の日本人を含む37名が死亡する事件が起きたが、それ以来二度目の事件となる。■AFP通信/ロイター/AP通信/共同通信社」(「香港文匯報 電子版」『「イスラム国」二人の日本人を虜にし 制限時間は72時間(「伊斯蘭國」擄兩日人 命懸72小時)』2015-01-21)

だいたい日本の報道と同内容ですが、違っているのは、

◦「米国主導のISILへの空爆行動に対する資金援助を非難」「ISILと戦う行為を支援するために2億ドルを提供すると宣言」と、日本の支援と米国の空爆を結びつけている点です。

◦「ISILは始めて身代金を要求」「この組織が資金不足に直面しているのではないかと推測させる」と、ISILの資金不足を推測しています。

◦「身代金は支払われると流れる」「日本政府は2億ドルの身代金を支払い人質を救うという選択を排除していない」と身代金の支払いを示唆しています。

これだけでは分かりませんので、次に台湾の記事を一つ。台湾の「TVBS(無線衛星電視台)・世界新聞」から、

※TVBS(無線衛星電視台)は、台湾で最も古い衛星テレビ局。1993年9月28日放送開始。現在、TVBS新聞チャンネル、TVBS娯楽チャンネル、TVBS、TVBS-Asia(海外)、TVB8(中華電信台)の5チャンネルを持っています。


『原油価格暴落で資金難 ISIS日本人を拉致し法外な身代金を要求』

2015/01/21 22:17

「ISISは二名の日本人を拉致し、64億台湾元もの高額な身代金を要求した。中東の専門家は、最近原油価格が下落した上に、ISISの油を売るためのパイプラインが切断され、過去には「最も裕福なテロ組織」と言われていた組織は、財務に問題が出始めたため、転じて日本人に対して手を出したのだ目的は金だ、と分析した。

彼等は、最も裕福なテロ組織と称されている。

専門家の菲坦斯菲爾(フェイタンスフィールド?)は「彼等(ISIS)の財産は、10億から20億米ドルの間のはずだ。」と。

銀行強盗・油田の略奪・それに誘拐の身代金で、ISISは大量の富を蓄積したが、短時間で蓄積した物は、無くなるのも早い。現在、彼等は日本政府に対して、2億ドルの身代金、64億台湾元相当を要求したのは、専門家によれば、ISISは、最近金銭的に非常に困っているのだと言う。

中東アナリスト克哲斉安(?)は「金銭の欠乏は原油価格の下落によって損失を被っただけではない、思うに更に重要な原因は、過去に彼等が使っていた油を売るためのパイプライン、合法か否かに関わらず、イラク或いはトルコを通過していたかに関わらず、現在は、全て切断されてしまっている。」

ISISはイラク北部の領土を占領し、少なくとも11ヶ所の油田を支配し、過去には石油の収入だけで、毎日100から300万米ドルを稼いでいた。ISISは昔ながらの精製方法で、専門の人材が不足しており、以前、22万米ドル、台湾元700万元相当の年俸で外から専門家を招き、油田を管理しようとしたが、誰も行く物がいなかった。

その上、米軍がひっきりなしにISISの油田を空襲し、以前はブラックマーケットに頼り、低価格で原油を売り捌いていたISISだが、見たところ、現在は窮地に陥っており、そこで、また誘拐して身代金を要求し、財政の支出を補填する事を始めたが、しかし、NHKの記者がソーシャル・ソフトウエアを通して、ISISの広報担当に取材したところ、相手はこの様に答えた。

NHKアンカー「(ISISの話しでは)金が最も重要なのではない、ISISが一日に使う金は、身代金の金額よりも多い。これは経済戦ではなく精神戦なのだ。」

誘拐を敢えて公開するのは、ISISはいったい何のつもりなのか?

CNN「権力・金銭・それから広報活動。」

ISISは残酷無情、異教徒を惨殺し、多くの政府は表面上屈服はしないが、実際には密かに身代金を支払い救助する事も少なくはない。

CNN「たとえ公式には承認していなくとも、フランスとスペイン政府は、密かに身代金を支払い、人質を買い戻したと考えられている。」

民家に強盗に押し入り、人質を取って金品を強要し、ISISは暴虐の限りを尽くすが、少なくとも今のところ、世の人々はどうすることもできないのだ。」(「TVBS(無線衛星電視台)・世界新聞」『『原油価格暴落で資金難 ISIS日本人を拉致し法外な身代金を要求(油價慘跌資金缺 ISIS綁日人獅子大開口)』2015/01/21 22:17)

この記事が述べているのは、次の二つです。

◦ISISは最近金銭的に非常に困っているので、誘拐を始めた。
◦恐らく、日本は身代金を支払うだろう。

あと一つ、華字媒体の記事を紹介してから、結論です。