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騙されたISIL(四)

2015年02月15日 02時24分14秒 | 日記
昨日は、13日の金曜日でした。私は、キリスト教徒ではありませんが、ISIL関連の記事が、午後の情報番組でも報じられました。先ずは、「毎日新聞 電子版」の記事をご覧下さい。

『人質事件:「日本政府に恥辱が目的」…IS機関誌』

2015年02月12日 21時10分(最終更新 02月12日 22時34分)

「イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)のウェブ版英字機関誌「ダビク」の最新号が公開された。ISは「安倍晋三(首相)は『イスラム国』と戦うために2億ドル(約240億円)の資金提供を表明した」と従来の一方的主張を展開した。日本人の人質殺害について「傲慢な日本政府に恥をかかせるのが目的だった」などと述べた。

ダビク最新号は巻頭の2ページで日本人人質事件を特集し、殺害された千葉市出身の会社経営、湯川遥菜さん(42)と、仙台市出身のフリージャーナリストの後藤健二さん(47)の写真も掲載した。

IS活動地域の周辺国に対する非軍事分野での2億ドルの支援について、同誌は「ISとの戦いに使われるのは明白だ。思慮が浅く、傲慢な判断だ」との見解を示した。また「(支援表明前は)日本の標的としての優先順は低かったが、今や、あらゆる場所で標的になる」と脅した。

当初2億ドルの身代金を要求した点は「金には困っていないし、日本政府が2億ドルを支払わないことも分かっていた。第二次大戦後、西洋の奴隷になった日本政府に恥をかかせるのが目的だった」と説明した。

一方、ヨルダンに収監されていたIS前身組織メンバーと後藤さんとの交換交渉では、ヨルダンのイスラム教指導者、アブムハンマド・アルマクディーシ師が仲介役を務めたと明かし「ヨルダン政府が(ISに拘束されていた)ヨルダン軍パイロットを交換に含めようとして事態を複雑化させた」と指摘した。

アルマクディーシ師は当時ヨルダンで収監されていたが、事件後の今月5日に釈放された。師の側近は毎日新聞の取材に、交渉を仲介したことを認めていた。」

ISILの公式広報誌「DABIQダビク」の最新号 第7号が、ネット上に掲載され、その中で、2頁ほど、日本人人質事件に関して触れているという記事です。

※原文については、「NAVER まとめ」『イスラム国の機関誌ダビクで日本人人質事件の目的を明かすイスラム国の主張 「日本人を標的」改めて宣言』の中の「出典livedoor.blogimg.jp」から閲覧可能です。

「ダビク」の記事で、先ず注目したいのは、掲載された湯川さんと後藤さんの写真に、それぞれ、「THE JAPANESE MERCENARY(日本の傭兵)HARUNA YUKAWA」「THE JAPANESE CRUSADER(日本の十字軍騎士)KENJI GOTO JOGO」と書かれている事です。死者に対するある種の礼儀を感じるとともに、湯川さんは矢張り、兵士に間違われていたのかと思うと残念です。

また、次に注目したいのは「毎日新聞 電子版」の中で述べられている、

「当初2億ドルの身代金を要求した点は「金には困っていないし、日本政府が2億ドルを支払わないことも分かっていた。第二次大戦後、西洋の奴隷になった日本政府に恥をかかせるのが目的だった」と説明した。」の部分です。

「ダビク」の記事は、身代金の要求が目的ではなかった、と述べています。しかし、中東が専門の中田考氏は、TBSの報道特集でも、ISIL側の人物から、「日本政府が支払う気があるのかどうか」という確認の連絡を受けたと話していましたので、ISIL側には、日本側が支払う、或いは、交渉に応じると思っていた人物がいる事を示しています。

いったい、今回の人質事件は、身代金の要求が目的だったのか否か、もう一つ、総理の中東の訪問が事件の発端だったのか否か、が気になります。

どうだったのでしょう?

先ず、「ダビク」の記事に従って、日本政府が2億ドルを支払わない事が分かっていた場合、これは、1億ユーロ(約137億円)の身代金支払いの要求があった、ジェームズ・フォーリー氏と似ているます。米国は身代金は支払わないようですし、要求金額も非常に高額です。何より、ジェームズ・フォーリー氏の弟は空軍の将校ですので、湯川さんが傭兵と考えられていたとすると、軍関係、高額の身代金と処刑と、共通点が非常に多い事になります。ただ、身代金だけが目的とすると、サジダ死刑囚の解放要求や、中田氏の話とも齟齬が生じてしまいます。

では、要求の通り、ISILが身代金目的であった場合はどうなるでしょう。ISILは、身代金や、死刑囚の奪還に関して目的が達成されなかった上に、ISIL側としては、日本と米国、或いは、日本と有志連合が離れた方が望ましかったはずですが、米国側は二人の日本人が殺害された事を前面に押し出し、対ISIL戦で日本との繋がりを深めようとしています。ISIL側の目的とは逆の結果になっていると言えます。

その原因は何かと言えば、イスラム国の建国やサイクス・ピコ協定の破棄と言った、本来のISILの目的とは関係の無い日本に目を付けたからに他なりません。

確かに「第二次大戦後、西洋の奴隷になった日本」と言うのは耳の痛い事ですが、だからこそ、戦後体制からの脱却を目指す現在の総理に、日本国民は期待を寄せているのです。それなのに、中東のISILのせいで、日米関係が深まるというのは、皮肉な事と言わざるを得ません。

話しがそれてしまいましたが、日本には、わざわざISILに湯川さんのブログを教えたり、身代金の要求が来ているにも関わらず、「民間軍事会社代表」と流す報道番組や、ISILを煽るようなコラージュを送りつける人間がいるのですから、ISILを利用して政権打倒、或いは、政権への打撃を考えた人物がいても不思議ではありません。その様な人物が、ISILに何かを持ちかけた可能性はなかったか、と思うのです。

実は、今回の人質事件が起きた当初、中国の媒体は、ISILは身代金が目的であり、日本は支払うしかないだろうと報じていました。

それについて、もう少し続きます。