社会人学生の遅れてきた学習意欲

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海運都市紀行7日目 釜山―無理に和訳するとこうなる見本

2011年09月20日 | 2011海運都市紀行




05/06 金曜日
滞在地:釜山





この日は朝からチャガルチへ。この旅行の初日の晩に豚足を食べ過ぎたために翌日に胃もたれを起こし、焼き魚定食が食べられなかったリベンジでやってきました。





チャガルチといえばお決まりのコレ、ユムシ。姿形はともかく海の中にいるから食べるんでしょうね。もしこれが陸棲生物なら絶対食べないと思うなぁ。





チャガルチの焼き魚屋はこんな感じに店頭で魚を焼いており、奥のテーブル席で食事をいただきます。店頭で魚を指定して中に入ります。





お昼前の中途半端な時間だったので中はガラガラでした。





まずはバンチャン各種。魚料理屋なので太刀魚のキムチやじゃこなどの魚が多いです。





魚はサバを頼みました。特に脂がのっているわけでもなく普通でした。





焼き魚もバンチャンも全般的に塩気の濃い味付けなので、わかめスープが口直しになります。わかめには摂り過ぎた塩分を排出する働きがあるそうなので全部食べました。

焼き魚定食とコーラ1瓶で₩8,000(=600円)。大して安くもないし特別おいしくもないので次回来たときには別のものを食べようと思います。





富平市場から国際市場にかけてをぶらぶら歩いてみます。北の方には厨房機器を取り扱う店が多く、南の方にはテカテカの色をした民族服を売っている店が多いです。





サンバイザー専門店もあります。ピンクのエプロンに赤系統のサンバイザーを合わせるのは市場で働く韓国のオバハンの正装であり、これは現代版民族服と呼べるかもしれません。





エリアの西側には焼肉屋をはじめとする飲食店が多く軒を連ねています。





謎の料理「せーぼねむし」。諸外国の街中で見かける日本語表記には、意味の分かるものから、ただ単に仮名文字を並べただけの意味不明文字列までありますが、韓国はその他外国に比べて比較的意味の通るものが多くあります。しかし、コレだけは謎。

調べてみたら豚肉の背骨肉を煮た料理ということだそうです。看板の등뼈찜を直訳すると「背骨蒸し」、音写すれば「トゥンピョッチム」。「せーぼねむし」は当たらずと言えどもそう遠くない訳語で、まずまず正解に近い表記なのでした。





国際市場を東に抜けると、下は普通の店舗で上が瓦屋根という一風変わった建物に出くわしました。





反対側に来ると正面入口の両脇ギリギリまで店舗に侵食されている寺がありました。このお寺は大覚寺というお寺で、韓国にあるケバい色をしたお寺とは一線を画す地味な佇まいをしています。

朝鮮では李朝時代に廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、こういう市街地に寺が残っているのはかなり珍しいことです。それもそのはず、明治期以降の釜山開港前後に日本人居留民の多かったこのエリアに東本願寺が別院としてこの寺を建てたがゆえにこんな街中に寺が残っているのだそうです。

(つづく)