社説なんてめったに読まないが、今朝の朝日新聞は「大学改革」というタイトルだったので、ちょっと目を通してみたら「日本の大学生は1日平均で、4時間半しか勉強しないという調査がある。」という一文に驚いてしまった。
そ、そんなに勉強してるの?
だって、よほどの高校生でないと一日4時間やらないし、やっとそこから解放された大学生になったのだから、ふつうゼロベースになるんじゃないの。
しまった、そうだったのか。4年間ではほとんど何も残せず、地元の教員採用試験にも受からなかったのは、おれの勉強時間が足りなかったのか。30年近く経ってやっとわかったぜぇ。
前に、「自由に海を見に行けるぐらいで喜ぶな、学生は勉強せよ」と書いたことがあったけど、訂正しないといけない。こんだけやってたら十分じゃね?
でも、朝日新聞さんは足りないという。いや中央教育審議会が、それではだめだと言ってるそうだ。
「前もって課題を与えて予習させ、議論や意見の発表をさせる。一方通行の授業を改めて、自ら学び、考える力をつけさせる」ような方向に、大学改革をせよと答申しているそうだ。
なるほどね。自分の頭でね。
社説の最後はこんなふうにまとめられている。
「経済のグローバル化や長引く不況で、多くの企業が創意工夫のできる自立した人材を求めるようになっている。そしてこれからは、他国の優れた若者と就職活動を競う機会も増える。大学改革は待ったなしだ。」
なんというか … 、これほど何も考えてない文章も珍しいなと感じた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます