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wiwiw(ウィウィ)旬便り :休業者能力アップ支援~ワーク・ライフ・バランス ダイバーシティ 女性活躍~

経営パフォーマンスに資するワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティ、女性活躍に関する情報を提供します。

ウィルス感染を防ぐマスクと手洗い

2013年01月29日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

1月~3月はインフルエンザが流行する時期です。

インフルエンザは、インフルエンザウィルスが喉や気管支、肺で感染・増殖することによって発症する病気です。

インフルエンザは風邪の重いものと考えるのは危険です。以下の持病がある人や乳幼児や高齢者は重症化しやすく、
インフルエンザによる脳症や肺炎で亡くなる方もいます。死亡者の大部分は65歳以上の高齢者が占めるそうです。

慢性呼吸器疾患

慢性心疾患

糖尿病などの代謝性疾患

腎機能疾患

ステロイド内服などによる免疫機能不全

 

そこで、厚労省ではインフルエンザの予防に力を入れています。

2011年度の標語は「インフルエンザ予防のおやくそく。お口をカバー、手を洗いグマ」(マスクをしたカバと手を洗う熊のイラスト入り)

2012年度は、「インフルエンザは予防から。まめにマスクをしましょう、まめに手を洗いましょう」(えんどう豆のイラスト入り)

高齢者施設などで集団発生し、死亡者まで出している、ノロウィルスによるウィルス性食中毒も冬場に起こりやすくなっています。
これの予防にもマスクと手洗いが有効です。

高齢者を介護している皆さんがウィルスに感染すると、ご自分が苦しいだけではなく、介護できない期間、
高齢者をどうするかという問題も起こります。

そして、高齢者にウィルスをうつしてしまう危険が高いです。 

冬季は、不要不急の外出を避け、どうしても人ごみに出掛けなければならないときはマスクをしていくこと、
そして、家に帰ったらまず手洗いをすることを心がけてください。

 

 

 

 


IMFラガルド専務理事「女性は日本を救えるか?」日本語訳がリリース!

2013年01月11日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの村田です。

昨年10月17日(水)に放映されたNHKクローズアップ現代「女性が日本を救う?」にて

IMFラガルド専務理事が「女性活躍による景気牽引効果」を強く主張されておりました。 

◎関連ブログ

http://blog.goo.ne.jp/wiwiw111/e/60128f85961b6cbfc94556895e5b0e08

 http://blog.goo.ne.jp/wiwiw111/e/40882444fe8dc5bd9b9a286f819d449b


◎見逃した方はこちらから
http://www.nhk.or.jp/gendai/

 

その根拠となるレポートの日本語訳がリリースされましたので、お知らせします。

* Direct link to PDF file:

 http://www.imf.org/external/japanese/pubs/ft/wp/2012/wp12248j.pdf

 

ーーーーーー<IMF“Can Women Save Japan?”リポート概要>ーーーーーー

日本の潜在成長率は社会の高齢化に伴って着実に低下している。

本論文は、女性の労働参加が進めば、どのくらいこの流れを押しとどめることができるのかを調査したものである。

多国間のデータベースを利用することによって、我々は、様々な国々における国内の変化を時系列で見た場合、
家族の少人数化や、女性の高学歴化、婚姻率の低下が、女性の労働参加率の上昇と強い相関があることを明らかにした。

一方で、政策が、国家間の違いを説明するのに、より重要性を増していることが明らかになった。
女性の労働参加率の上昇は、成長の重要な後押しになりうる。

しかし、日本では女性は働こうとすると、2つの障害に直面する。

第一に、働き初めの時点で長期的なキャリア形成につながる職位につく女性はほとんどいない。

第二に、子育ての時期に多くの女性が仕事を辞めてしまう。

女性の社会進出を進めるために、日本は職場におけるジェンダーギャップを減らし、
働きながら子育てをしている女性によりよいサポートを提供できるような政策を考えていくべきだ。

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 まさに、wiwiwがお役に立てる分野です!


年末年始に親子の関係を振り返ってみましょう

2012年12月14日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

蛙の子は蛙かと思っていたら、鳶が鷹を産んでしまうこともあるでしょう。
反対に子どもに期待しても、瓜のつるになすびはならぬといいます。

他にも、子は親を映す鏡、
親が親なら子も子など、
親子に関することわざはたくさんあります。

私は、相田みつをの「育てたように子は育つ」という言葉にであったとき、
胸にグサッときました。

そして、介護相談を受ける中で
「育てられたように親を介護する」
という言葉が浮かんできました。

親に介護が必要になったとき、ほとんどの人は悩みます。

さまざまな事情で介護ができない、
あるいは心身疲労やきょうだいとのトラブルで介護がつらいと電話相談で訴えても、
親から大切にされた記憶や親を思う気持ちが根底にあると、
「よい介護」という点で方向性が見出せるような気がします。

一方、「親にかわいがってもらえなかった」
「親から虐待を受けていた」と話す人からの相談では、
「なぜ私が介護しなければならないの」という思いが強く、
介護は「自己犠牲」であり、ひたすら我慢を強いられる「苦行」になっています。

一生懸命介護しているのに、
「お前なんか産まなければよかった」
「役立たず、のろま、気が利かない」
と言われ続けている人に、
どんな言葉をかければよいでしょう。

「親を介護するのは当たり前」と言われて苦しんでいる人は、
自分自身の中にも「親だから介護しなければ」という呪縛があるからだと思います。

散々苦労させられ顔も見たくない親を引き取って介護することにした娘さんが、
「大好きな親に
『いつもすまないね』とか
『よくやってくれてありがとう』と
言われながらの介護だったらどんなにいいでしょう。
それなら喜んで介護します」と言いました。

親に育てられたように介護してよいなら、引き取ったりはしないかもしれません。

年末年始は親子で顔を合わせる機会も増えるでしょう。

そのときに、親御さんとの関係を振り返り、
大人同士として関係の修復をはかったり、
新たな関係づくりをしたり、
いろいろなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 


ユーモアのセンスを磨きたい

2012年12月07日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

以前、このブログにクリスティーン・ブライデンさんのことを書きました。

元オーストラリア政府高官で、46歳で認知症と診断され、3人の娘さんを持つシングルマザーでしたが、
診断から4年後に結婚相談所で知り合ったポールさんと再婚した女性です。

そのクリスティーンさんがポールさんと一緒に来日し、
10月28日に都内で開かれた講演会で、40分間お話されました。

クリスティーンさんは、
大きな白い花がプリントされたオレンジ色のジャケット、
膝が見える丈の黒いタイトスタート、
模様の付いた黒いタイツ、
エナメルの黒い紐靴、
髪は黒く染めたボブ、
シャープなメガネ、
まるでスタイリストがついたのかと思うほどに艶やかで美しく相変わらずステキでした。

 クリスティーンさんは、認知症と診断されてから17年経っており、
日常生活ではいろいろな困難があるのですが、
ポールさんが忍耐強く
「私が行動できるように支援してくれるのです。
なるべくできることを私にやらせようとしてくれるのです。
ポールは私の側にいて、寄り添い、励ましてくれます」とのこと。

講演終了後、お二人がすっと立ち上がりました。
「ああ、終わった・・・」と思った私は視線を資料に落としました。
するとその瞬間会場がどよめき、あれっと思って顔を上げました。

もしかしたら・・・と思い、お隣の席の人に、
「今、何かあったのですか?」「キスをしたのよ」。
「口と口で?」「そうなの、自然だったわ」。

なんと、そんな貴重なシーンを見逃してしまったのです。

そのことを、ある飲み会で話しました。
すると、講演会の後半に登壇した若年性認知症のご本人、
中村成信さんが私の隣りの隣りの席にいらして、
「僕とまささん(同じく若年性認知症のご本人の男性)もキスをしたんだよ。見た?」
と絶妙なタイミングで言われました。

私も「えー!それも見逃した!」と大笑い。

こんなユーモアってすごいですよね!

クリスティーンさんご夫妻の抱擁をこの目で見られなかったのは残念でしたが、
中村さんのユーモアのセンスの良さを知ることができて、
とっても幸せな気持ちになりました。

 


介護にはいろいろな電話相談先があります~電話相談サミットを開催しました~

2012年11月12日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

私の所属する介護支え合い電話相談室が、「認知症高齢者と介護家族のための電話相談サミット」を開催しました。

全国から、高齢者や介護家族を支援している人たちが200名近く集まり、熱気溢れる会となりました。

第一部は、認知症の長谷川式スケールを考案した、当会名誉センター長の長谷川和夫先生による「認知症の症状と接し方」と題した講演。

第二部は、「わたしの話を聴いて~電話相談の役割~」をテーマに、電話相談を実施している4団体の代表がパネルディスカッションを行いました。

「困った時には相談しましょう」と呼びかけられても、どこに相談したらよいかわからなければ相談できません。サミットに参加してくださった団体の電話相談は、歴史もあり安心して相談できますので、ここにご紹介します。

 

■ 「高齢者のための夜間あんしん電話」
 社団法人 東京社会福祉士会

電 話:03-3200-2950

相談日:毎日(年中無休)

時 間:19:30~22:30

 

■「認知症てれほん相談」 
公益社団法人 認知症の人と家族の会東京都支部

電 話:03-5367-2339

相談日:火曜日・金曜日(除祝祭)

時 間10:00~15:00

 

■「認知症110番」 
公益財団法人 認知症予防財団

電 話:0120-654-874

相談日:月曜日・木曜日(除祝祭日)

時 間:10:00~15:00

 

■「介護支え合い電話相談」
社会福祉法人 浴風会

電 話:0120-070-608

相談日:月曜日~金曜日(除祝祭日)

時 間:10:00~15:00

 

もし周りに困っている人がいらっしゃたら、教えてあげてください。

 


読書の秋にお勧めの本:『私は誰になっていくの?-アルツハイマー病者からみた世界』

2012年11月12日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

9月21日は世界アルツハイマーデーでした。

日本の認知症患者の半分はアルツハイマー病を原因としています。

アルツハイマー病という名称は、オーストリアの精神科医が、51歳で亡くなった女性の病状や経過について1906年に学会で発表したことから命名されました。

2004年10月に国際アルツハイマー病協会第20回国際会議が、京都の宝ヶ池にある国立京都国際会館で開かれました。

私はオーストラリアのクリスティーン・ブライデンさんのお話しを聞きたくて参加しました。

彼女はオーストラリアの政府高官として働いていた46歳の時に若年性認知症と診断され、『私は誰になっていくの?-アルツハイマー病者からみた世界』(クリエイツかもがわ)の著者です。この本はアルツハイマー病と診断された3年後にご自身のことを丹念に書いた本で、私の心に深く響きました。

そのときは離婚して娘さん二人を育てているシングルマザーで姓はボーデンでした。

それが京都会議ではブライデンと紹介されたので、カタカナ表記をより英語らしくしたのかなあくらいに思っていましたら、何と、ポール・ブライデンさんと再婚し、ポールさんと一緒に来日したというではありませんか。

結婚紹介所で出会った2人。

ポールさんにアルツハイマー病であることを打ち明けると、ポールさんのお母さんがアルツハイマー病であったことから、「アルツハイマー病には慣れているから」という返事が返ってきたそうです。

会場は通路や階段まで人で埋まり、同時通訳用のヘッドセットも借りられないような盛況振りでした。そこに現れたクリスティーンさんは明るいオレンジとピンク系の衣装で、本当に美しかったです。その姿を見ただけで涙ぐんでしまいました。

その後、『私は私になっていく-認知症とダンスを』(クリエイツかもがわ)も著しています。

認知症に関心のある方、読書の秋にクリスティーンさんの本を読んでみませんか。

 

 

 


「ワンランク上の英語を使いこなす!信頼関係を築くHospitality English」セミナーのご紹介です。

2012年10月26日 | 介護アドバイザー コラム

こんばんは。wiwiw伊東です。
朝晩はすっかり寒くなりましたね。紅葉狩りが楽しみな季節ですね

さて、皆さんは英語で普通に会話をすることができますか?私は少し自信がありません
だからこそ、もっとうまく英語を使いこなしたいと思っています。

きっとそう思う人は多いのではないかなと思います。

そんな皆様へ、ワンランクアップした英語を使えるようになれる、かもしれないセミナーのご紹介です。

日本女性技術者フォーラムでは、12月2日(日)に
ワンランク上の英語を使いこなす!信頼関係を築くHospitality English」というセミナーを開催します。
ていねいな英語で相手と信頼関係を築く、ワンランクアップ英会話が学べます

料金は1000円ですが、英会話スクールに2時間行ったと思うと、とってもリーズナブル
プログラム内容も、興味深い内容になっています。

【プログラム】(予定)
 Hospitality Englishとは
 ・3つの心構え
 ・9つの必須フレーズ
 ・あいさつ、あいづち、スモールトーク   など
 ビジネスシーン別Hospitality English
 ・同僚などとの会話
 ・会議やプレゼンテーション
 ・ビジネスランチ・ディナー・パーティ    など

詳しい内容はこちらをご覧ください。

 私も都合をつけて行ってみたいと思っています

 

日本にはこんな世界一がありました。

2012年10月01日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。

wiwiw介護アドバイザーの角田です。

2012年9月17日の敬老の日に、
65歳以上の高齢者が3,074万人と初めて3,000万人を超えたこと、
総人口に占める割合が24.1%になったこと、
100歳以上の人が5万1,376人と初めて5万人を超えたことが、
総務省と厚生労働省から発表されました。

 「ふう~ん、そうなんだ」とあまり驚きもせずに受け止めた方が多いのではないでしょうか。

では、この数字はいかがですか。

 2012年5月16日に、WHO(世界保健機関)が、
加盟している193カ国の2010年時点の人口統計を発表しました。

それによると、

①日本の15歳以下の人口の割合は、ドイツ・カタールと並んで最下位の13%。
②日本の60歳以上の人口の割合は30%で世界一(2位のイタリアは27%)。
③日本人の年齢の中央値は45歳で世界一(2位のドイツは44歳)。

 なんと、日本は世界一の少子高齢国だったのです。
 親の介護があるから子どもを産めないという人が増えたら、日本の世界一はさらに磐石になるでしょう。

また、京都の木村次郎右衛門さんは、明治30年4月生まれの115歳で、
男性の世界最高齢者としてギネス世界記録に登録されています。

女性の平均寿命も世界一と思っていたら、
2011年は東日本大震災の影響で前年よりも0.4歳減少し、
香港に抜かれて2位になっていました。

 “2位でいい”のですが、大震災の影響ときくと切ない思いがします。

 「社会保障と税の一体改革の目玉は、実は高齢者対策ではなく少子化対策である」と聞いておりますが、
老若男女が安心して暮らせる国であってほしいと願います。

 


ワーク・ライフ・バランス推進フォーラム大阪 開催

2012年09月25日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの柴田です。

10月12日(金)にワーク・ライフ・バランス推進フォーラム大阪を開催いたします。

第3回目となる今回は「なぜ今、ダイバーシティなのか」~ワーク・ライフ・バランス推進とともに~ と題した山極による基調講演に加え、第3回目となる中小企業の取り組みを評価し、表彰する「ハッピーキャリア企業表彰」、そして表彰企業を招いてのパネルディスカッションを行います。

関西企業の先進的な取り組み事例が聞けるまたとないチャンスです!
ぜひご参加ご検討ください。

日時:2012年10月12日(金) 13:30~16:00
場所:大阪市立大学文化センター交流・ホール(大阪駅前第二ビル6F)

詳細・お申込みはこちらです
https://www.wiwiw.com/img/seminar/wlbforum2012.pdf


4年に一度のオリンピックに思う

2012年08月17日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

ロンドンオリンピックが終わりました。

クラスで、学校で、地域の大会で一番になるのも大変なのに、日本の代表としてオリンピックで戦うことがいかに壮大なことか。

それを一緒に味わいたくて、ハラハラドキドキ、うれし涙と悔し涙を流した19日間でした。

38個ものメダルを獲得した団体・個人の皆さんと、メダルには手が届かなかったけれど精一杯活躍された皆さんに、感謝の気持ちで一杯です。

 

個人的には、なでしこがアメリカに負けて、男子サッカーが韓国に負けて、

そのもやもやを女子バレーの銅メダルが晴らしてくれたことが一番印象に残っています。

今回は、時差があったために、すべての競技をライブで観ることは難しかったと思います。

 

前回の北京オリンピックは時差がマイナス1時間で、日本人には恵まれた大会でした。

鳥の巣とよばれた競技場で、熱戦が繰り広げられました。

私は、北京オリンピックの期間中に受けた相談のことを思い出していました。

 

「オリンピックがあって、私は救われました。

がんばっている選手を見ていると、介護の嫌なことを全部忘れられます。

テレビに向って大きな声を出して、喜んだりがっかりしたり。こんなにに興奮したのは母の介護が始まってから初めてです。

日本人選手がメダルを取るたびに、母のベッドに行って、『ヤッタネ』と母の手を握って喜び合っています。

母のことが昔から苦手で、介助以外で母の手を取ったことなんて無かったのに。

母も、私が喜んでいるからご機嫌です。これもオリンピックのお陰です」

 

この娘さん、ロンドンオリンピックをどこでどのようにご覧になったでしょうか。

また興奮して、お母さんと手を取り合っていたでしょうか。

それとも、お母さんのいる施設か病院のテレビでご覧になったでしょうか。それとも・・・

 

4年に一度のオリンピック。

今つらくても、4年後のリオデジャネイロの時は・・・と考えると、

少しやさしくなれる気がしませんか。


認知症の映画とテレビドラマが相次いで公開

2012年07月06日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

前回、認知症の映画のことをブログに書いて帰宅すると、日経夕刊に「精神科医の和田秀樹氏が、認知症の父親とその娘の姿を通し、現代の介護のあり方を問う映画“『わたし』の人生(みち) 我が命のタンゴ”でメガホンを握った」という記事が出ていました。

和田秀樹氏は私が勤務する社会福祉法人浴風会にある浴風会病院に、1988年から9年間勤務されており、二重にご縁を感じました。

記事には、「国内に250万人ほどいると見られる認知症の患者。家族を介護するために仕事を辞めざるを得ない人も年間15万人ほどに上る。その大半が女性で、いったん辞めたら復職が厳しい現実が待ち受ける。介護うつや介護がきっかけの事件も増えている。保育園が足りず、預けられない待機児童問題もあるが、『介護離職も働く女性にとっては深刻』と指摘する。美談で語れぬ部分が多いのも介護であり、映画を通じ『すべてを抱え込まないで』というメッセージを発したかったという」とありました。

この映画は、今月から、福岡を皮切りに、順次公開予定だそうです。

もう一つ、“毎日がアルツハイマー”というドキュメンタリー映画が7月14日より、ぽれぽれ東中野・銀座シネパトス・横浜ニューテアトルで上映されます。

YouTubeで20万人が観た超人気動画の劇場公開版だそうです。母と娘の「毎日がアルツハイマー」な生活は、抱腹絶倒であり、時としては、切なくもあり、教科書を何冊読んでもわからない認知症の世界がわかるとのこと。公式ホームページもあります。

それから、7月から始まったテレビ番組でも認知症がテーマになっていました。
日曜日の夜九時、フジテレビの“ビューティフルレイン”。
「強い絆でつながれた父と幼い娘に、ある日突然神様が与えた試練は“若年性アルツハイマー“という病だった。」
豊川悦司と芦田愛菜を配したドラマで、若年性アルツハイマー病がどう描かれるか、お涙ちょうだいのストーリーにならなければいいがと気になるところです。

この夏は無心になって、認知症の物語を観てみようと思っています。


認知症のイメージアップ作戦とお薦め映画について

2012年06月27日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

今、“認知症”という言葉を知らない人がいるでしょうか。
しかし、この言葉は、2004年12月24日のクリスマスイブに誕生した新しい言葉なのです。

それ以前は、“痴呆症”でした。
「痴」の意味は、おろかなこと。おろかもの。男女間の色情について理性を失ったさま。
「呆」の意味は、おろかなこと。ぼんやりしていること。あきれること。
痴呆とは、まさに“おろかの二乗”ですね(角田の解釈)。

厚労省が、「『痴呆』という用語は、侮蔑的な表現である上に、『痴呆』の実態を正確に表しておらず、
早期発見・早期診断等の取り組みの支障となっている」として、それに替わる言葉を広く募集し、
学識者による検討会を経て“認知症”に決まりました。 

“精神分裂病”が“統合失調症”に替わったのと同じ流れといえます。 

言葉によるイメージの変化とともに、このところ認知症に関するテレビCMが流れていて、
ちびまる子ちゃん一家や樹木希林さんが身近な病気というイメージを訴えています。 

映画の世界でも認知症が脚光を浴びています。 

今年の5月27日までフランスで開かれていた、カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を
射止めたのは、オーストリアのミヒャエル・ハネケ監督の「アムール」でした。
この映画は認知症の老妻を看護する夫の視点から愛と死を描き、審査員らの幅広い支持を得たということです。 

昨年のアカデミー賞最優秀主演女優賞はメリル・ストリープでした。
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」で、認知症になったサッチャー元英国首相を演じています。 

他にも、日本映画では、恍惚の人(公開年1973年)、
花いちもんめ(1985年、日本アカデミー賞最優秀作品賞等)、折り梅(2001年)、
半落ち(2004年、日本アカデミー賞最優秀作品賞等)、
明日の記憶(2006年、渡辺謙が日本アカデミー賞最優秀主演男優賞)、
殯の森(2007年、カンヌ国際映画祭審査員特別賞)、わが母の記(2012年)等があります。

外国映画では、アイリス(アメリカ、日本公開年2002年)、きみに読む物語(アメリカ2005年)、
頭の中の消しゴム(韓国2005年)、アウェイ・フロム・ハー君を想う(カナダ2008年)、
マーガレット・サッチャー鉄の女の涙(米2011年)等が認知症を扱っています。

私のお薦めは、松井久子監督の「折り梅」です。実は今の仕事に就く前、この映画の特別鑑賞会に応募して当たり、松井監督のトークも聞きました。「私にも介護できそう」と前向きに思えた記念すべき作品です。DVDになっていますので、レンタルショップで借りてご覧ください。

65歳以上の8~9%は認知症といわれています。
誰でもなりうるメジャーな病気ですので、これからも認知症から目が離せません。


介護も宇宙のサイクルの一部です

2012年05月31日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。 

5月21日の金環日食をご覧になりましたか。
私は、自宅のベランダから太陽観察専用メガネで、輪がつながる瞬間から途切れるまで感動しながら見続けました。

今回の天体ショーを通じて、宇宙の時間が悠久であること、
そして人間の一生もちっぽけではかないけれど宇宙のサイクルの一部であると感じました。
東京では、1839年9月8日以来であり、次に見られるのは2313年4月8日だそうです。
1839年は今から173年前で江戸時代でした。2313年は301年後で、今生きている人は誰も生きてはいないでしょう。
2012年にたまたま生存し東京にいたから金環日食を見られたという偶然に感謝したい気持ちです。 

天体が規則的に動いているように、人間も親から生まれて、子どもを産んで、親が死んで、自分が死んで・・・
(人間が長生きするようになり、孫やひ孫の誕生を経験する人も増えています)。このサイクルを繰り返しながら何千年も存続してきました。 

自分につながるサイクルがあったから今生きているということに思いを馳せると、親を介護して看取ることもそのサイクルの一部だと思えてきます。 

人間のもっとも大切な役割は命をつなぐことです。自分の子どもに限定するのではなく、世代間でつないでいくことが重要です。
そのつなぎ目に、介護と看取りがあります。

金環日食をきっかけに、介護をごく個人的な事象としてではなく、人間の普遍的な営みとして広く大きく考えてみたいなあと思うようになりました。

 実は、北海道では、2030年6月1日に金環日食を観察できるそうです。
今回見逃した皆さん、18年後、北海道で太陽のリングを楽しんではいかがですか。そのとき、自分の一生を振り返ってみてくださいね。


介護保険料が変わります

2012年05月10日 | 介護アドバイザー コラム

おはようございます。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

今や、介護保険サービス無しで介護を乗り切るのは難しいのではないかと思うほど、介護保険制度は定着してきました。
この制度は2000年4月に施行され、3年毎に介護報酬を見直すことになっており、この4月にも、保険料や介護サービスの料金が改定されました。

ところで、このブログを読んでくださっている皆さんは、ご自分も介護保険料を支払っていることをご存知でしたか。
40歳~64歳までは、医療保険の保険料と一緒に徴収されています。65歳以上の方は、お住まいの市区町村が、年収に応じた保険料を年金から引き落としています。

これは、ある意味で税金と同じです。違うのは、介護のためにだけ使われることが明確であるということです。

65歳以上の人が支払う保険料の全国平均は、2000~2002年は2,911円でした。それが、3年ごとに上昇して、2009~2011年は4,160円になり、今期は5,000円程度になると予想されています。介護サービスを利用していないのに毎月5,000円も支払うのは納得できないという声が上がってもよいと思うのですが、大きな反対論にならないのはなぜでしょうか。

それは、医療保険と同じで、いつかその日が来るかもしれないという不安があるからではないでしょうか。

今回の改訂は、診療報酬との同時改定だったため、医療と介護の役割分担と連携強化が盛り込まれました。医師や看護師やリハビリの専門職が介護保険のケアマネジャーや介護サービス提供責任者と協力して、施設や在宅での暮らしを支えていこうという方向性が打ち出されています。

この時期、新聞や雑誌に介護保険の特集記事が載ったり、インターネットで取り上げられることも増えています。
実際に介護サービスを利用している方はもちろん予備軍の方も、面倒だからと素通りしないで、そのような情報に触れてみてください。
その中から、国の財政や消費税のこと、超高齢社会である日本の行方が見えてくるかもしれません。


4/28開催!育休後職場復帰セミナーのご案内

2012年04月09日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw伊東です。お花見するなら今がピークですね。
でも、散り始めるこれからの桜も、寂しいけれど情緒があって好きです

さて、今日はwiwiwパートナーの山口理栄さんが講師を務める職場復帰セミナーのご案内です

4月に復職したばかりの方、まもなく復職される方をはじめ、育児休業中の方、妊娠中の方、すでに復職してしばらくたつ方に、仕事と子育ての両立についての自分なりの考え方を確立していただくためのセミナーです。

主に個人の方を対象にしていますが、人事のご担当者様が参加されてもとても参考になります
山口さんのお話は、自社の職場復帰面談やセミナーに活用できる情報が満載なのでお勧めです。

私も行きたかったのですがこの日は朝から予定があるため、次回は参加したいと思います

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 日時:2012年04月28日(土)(10:00~12:00)
 場所:財団法人 女性労働協会「女性就業支援センター」
       東京都港区芝5-35-3
 アクセス:JR田町駅から徒歩3分 または
         地下鉄三田駅から徒歩1分
         詳細はこちらを参照
 内容:仕事と子育てとの両立の心構えについて講演とグループワークで学びます。
   第一部 仕事と子育ての両立についての心構え
       タイムマネジメント/短時間勤務/パートナーとの協力/上司や同僚とのコミュニケーション
       こんなときどうする?事例集
   第二部 グループディスカッション
       時間制約/パートナーとの協力(同じような立場の仲間とじっくり話します)
 参加費:3,000円(お申し込み受付時にお知らせする口座へお振込をお願いします)
 講師:育休後コンサルタント 山口理栄
 定員 :30人(先着順)

 お子様の同伴:申し訳ありませんが、教室内へのご同伴はご遠慮願います
 保育サービス:提供しておりません
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(詳細はこちらをご参照ください)