wiwiw(ウィウィ)旬便り :休業者能力アップ支援~ワーク・ライフ・バランス ダイバーシティ 女性活躍~

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【介護アドバイザーコラム】高齢者の運転について

2015年12月28日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

休日の高速道路を走っていると、視界に入る車は皆ピッカピカで、傷もありません。
「日本の車はどうしてこんなにきれいなのだろう」と感心します。

一方、街中やスーパーや病院では、こすり傷やべこっと凹んだ跡がある車を見かけることが
多くなりました。運転している人を見ると、高齢者が多いです。

車を運転するには一連の操作を順序よく行い、交通規則に従って発進停止、加速減速、右左折、
車線変更等を適切に判断する必要があります。
道順を記憶し、地図を読み、カーナビを使いこなす能力も求められます。
「信号を右折しようと思ったのだが、咄嗟に身体が動かなくて直進してしまった」というように、
運動能力も大切な要素です。
これらを考えると、車の運転は、高度で総合的な能力を必要とする行動なのです。

高齢になれば誰でも若いときより運転能力が衰えて危険な運転が増えますが、認知症になると
その危険性は計り知れません。
車は走る凶器と言われるように、本人が怪我をするだけではなく、他の人の命まで奪う可能性が
あります。死亡事故が起こったときに「認知症だからしかたない」と許せる遺族がいるでしょうか。

「認知症が疑われる運転行動(熊本大学医学部の池田学教授作成)」をNHKの番組が紹介していました。
①センターラインからはみ出す
②車庫入れに失敗する
③車の傷が急に増える
④運転中に行先を忘れる
⑤話しかけると運転に集中できない
⑥車間距離が短くなる
これらの行動が気になったら、運転を止めてもらうことを真剣に考えなければなりません。

認知症の人が運転を止めたケースを聞くと、
「運転中にとても怖い思いをしたから。道に迷って何時間もさまよったときから不安が大きくなったから。
車がボコボコになってもう駄目だと悟ったから」というように、家族の忠告よりも本人の自覚が止める
きっかけになっているようです。
認知症の進行に合わせて、いずれは運転できなくなる日が来るでしょうが、その前に人身事故を起こしたら取り返しがつきません。

「止めてほしい」とどう伝えるかですが、本人の不安や寂しさや悔しさに寄り添い、プライドに配慮しながら、危険性をわかりやすく話すことと、「あなたのことが心配でたまらない」という思いを言葉にして納得して
もらうといいと思います。
家族の話に耳を貸さない人には、医師や第三者からの説得が有効で、警察署や交番でも事情を話せば
対応してくれるそうです。
運転免許試験場・センターに設置された運転適性相談窓口に相談するのもよいでしょう。

また、運転を強制的に止めてもらうために、鍵を替えたり、タイヤをパンクさせたり、ガソリンタンクを
空っぽにしておく人もいます。
車が動かないような工夫をして、「車が動かない」と言われる度に「おかしいね。修理を頼んでおくね」とか、「修理に来てくれることになっているから」と言い続けた例もありました。

認知症の人が運転しなくても済むような態勢作りも欠かせません。
家族が代わりに運転できれば何よりですが、それが叶わない家も多いでしょう。
タクシー会社に自宅の電話番号と住所を登録し、登録した電話から連絡すれば家まで迎えに来てくれるサービスがあります。
また、マイクロバスで患者を送迎している病院もあります。
ボランティアや移送サービスを利用できるか社協やケアマネジャーに相談するのもよいでしょう。
生協やスーパーの宅配や配食サービスなど、便利なサービスについて情報を集めてみるといいでしょう。

認知症の人の命を守るためにも、何度も何度もお話しして運転を諦めてもらえるといいですね。

次回は、免許証の返納と運転免許更新時の認知機能検査(通称:講習予備検査)についてお伝えします。


12/17に社内研修「イクメンのためのワーク・ライフ・バランス塾」を開催しました!

2015年12月24日 | セミナー・説明会

こんにちは。wiwiw平川です。

12月17日(木)に、ネットラーニンググループ社内で
『イクメンのためのワーク・ライフ・バランス塾』を開催しました。

弊社顧問の福田から、実体験に基づくお話がありました。

親の役割とは何か、周りの方とお話することから始まり、
子育てにおいて、愛情たくさんで子どもを包み込む母性と
悪いことは悪いというルールを教えることで子どもを守る父性の
両方のバランスが大切だということ、また母性と父性は、
母性=母親、父性=父親ではない、ということを学びました。

また、子どもに教えたいこととして、
愛すること(自己肯定感)・責任・人の役に立つ喜び、
の3つをあげられ、お話されていました。

2016/2/8(月)には、今回の研修講師である福田が講師を務める
セミナーも開催されます。wiwiwご利用の方は無料でご参加いただけます。
企業担当者様はwiwiwをご利用ではないお客様も見学者としてお申込いただけます。

https://www.wiwiw.com/03/return.html


12/16に「人事のための仕事と介護の両立支援セミナー」を開催しました!

2015年12月24日 | セミナー・説明会

こんにちは。wiwiw平川です。
寒さもひとしお身にしみるころになりました。

12月16日(水)に開催した『人事のための仕事と介護の両立支援セミナー』のご報告です。

第1部では、弊社の寺西が「企業における仕事と介護の両立の進め方」をテーマに、
講話を行いました。
"従業員の仕事と介護の両立に関する実態"、
"仕事と介護の両立支援に取り組むことにより、企業と社員に対してどのような効果がもたらされるか"、
"社員の意識改革で大切なこと"など、盛りだくさんの内容でした。

また、最近の国の動きや、2017年施行予定の介護休業法改正の内容など、
最新の情報もあり、今後の取り組みに有益となったのではないでしょうか。

第2部では、参加企業による情報交換とグループワークを行い、
自社の両立支援制度や運用方法の状況・課題や、今後の取組について
グループごとに情報交換していただきました。

参加者アンケートでは、参加者全員が「講義内容が役に立った」と
回答してくださいました。

また、「他社との情報交換ができて参考になった」と回答された方も多く、
積極的な情報交換ができる場を設けることができ、大変うれしく思います。

ぜひ、次回セミナー開催の際には、またご参加いただければと思います。

今回セミナーにご参加いただけなかった方も、次回の開催をご期待ください!


Global Women's Leadership Summit 2015へ参加してきました!

2015年12月19日 | 耳寄り情報
みなさんこんにちは。

wiwiw 深田です。

12月に入り、一気に街中もライトアップされ、ホリデーシーズン到来ですね。
今日は娘の保育園でクリスマス発表会があり、季節とともに子どもたちの
成長を感じ、思わず涙ぐんでしまいました。


さて。
先週末(12月12日(土))は、
Global Women's Leadership Summit 2015&会員交流会へ参加してきました!
http://nwp.nikkei.com/gwls/2015/



まず圧倒されたのが会場内の女性パワーです。


色鮮やかな装いの女性がたくさん集まっていて、
いざプログラムが始まると、一言も逃すまい!といった
勢いで、真剣にメモを取ったり、スクリプトを撮影したりと
みなさん大忙し。

まさに前のめりで聞いているといった感じでした。
かくいう私も同様でしたが。。


そしてとにかくLuxuryな雰囲気。
約4時間のプログラムも、会場外のブースも、交流会会場も
洗練かつ充実していて、無駄を一切感じず、すべてを吸収して帰りたい。
そんな気持ちになれた場でした。




さて、今回のテーマは「女性リーダーの強み(と課題)」。


登壇されたどなたのお話も
働く女性が今後働き続けるうえで、
また、リーダーとなるうえで、
大きなヒントとなる内容でした。



私が特に印象に残ったのは、次のフレーズです。

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・メンターは不可欠
・メンター=ロールモデルではない
・自分のやりたいことが明確にあるのなら、ロールモデルは必ずしも不可欠ではない
・これ!と思ったら、即決!
・自分をわかってくれる仲間は強み
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パネルディスカッションでお話されたどなたも、
メンターの必要性を仰っていました。

みなさんにはメンターと呼べる方はいらっしゃいますか?



少しだけ当日のお話を抜粋しますと、

・ブータンから3.11をきっかけに気仙沼へ飛び、気仙沼ニッティングを起業
された御手洗氏は、「よく考えはするけれど日数でいうと1,2日、すぐ意思
決定をして、すぐ行動に移す」とのこと。
・ロールモデルは特にいないが、悩んだりした時はすぐ相談できるメンター
(自分とはフィールドが違う方)がいて助けられていると仰っていました。
・また、編み手=部下は全員自分よりだいぶ年上の方々ですが、みなさんの
懐が深く、ビジネスの場では社長と立ててくれ、普段はたまちゃんと親しみ
をもって接してくれるのがありがたいというエピソードも印象的でした。


・三菱東京UFJ銀行のイヴォンヌ氏は、ロールモデルと言われると居るかしら・・・
と考えられて、ただ、働いていた母の姿を見て育ってきたので、母を意識
している部分はあると仰っていました。


・そして、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」を獲得した トラストバンク
代表取締役社長 須永 珠代氏は、起業しようと決めて会社を辞めた時には
何をするか決めていなかったそうです(驚)。ただ、地域活性化に役立ちたい
という軸の想いがあり、そこから一緒に考えてくれる仲間2人とブレストを重ね、
「ふるさと納税」にたどり着いたというお話でした。






働き続けるうえで、メンター、仲間、そして、自分のやりたいことを
明確に持っていることは、大きな支えであり、強みになりますよね。



私にもメンターと呼ばせて頂いている方が何名かいらっしゃいますが、
どうにもならなずまいってしまった時、お話するだけで視点が変わり、
沼から一気に浮上できた思いをした経験があります。



みなさんも、もしかしたらもうだめだ~と思うときがおあり
かもしれません。
そんなときには、こういう場に参加してみたり、
視点を変えられる自分とは別のフィールドに立つ方を
メンターとしてお話してみると、あれ?一憂しなくて
いいのかもと思えるかもしれません。



多くの視点を取り入れてパワーアップできるのは
ダイバーシティの醍醐味ですね。

私たち女性も益々パワーアップしていきましょう!