wiwiw(ウィウィ)旬便り :休業者能力アップ支援~ワーク・ライフ・バランス ダイバーシティ 女性活躍~

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【介護アドバイザーコラム】癌に関する電話相談

2015年09月29日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

川島なお美さんの訃報に接し、癌と診断されたとき、いのちの終わりをどう迎えるかについて
考えた方は多いのではないでしょうか。

私の身近にも、突然癌であることがわかり余命宣告された人がいます。
治療法について医師や家族とよく相談しながら本人が手術も抗がん剤治療もしないと意思決定したそうです。
旅行に行くなど家族との時間を大切に過ごし、1年数か月後に美しい最期を迎えました。

同じころに別の知人も癌宣告を受けました。こちらはできる限りの治療をすることを選んで癌と闘い抜きました。
残念ながら天国に召されましたが、最後まであきらめない強さを教えてくれました。

二人を知る者としては、どちらが良かったかという思いが湧いてきてしまいましたが、それは比べようもないことです。

二人とも自分の意思で治療法を選び、それを貫いたことは素晴らしいことだと思います。
お二人のご家族もそれを応援して、よい看取りをされました。

突然癌と宣告されたら、
どうして癌になったのか
なぜ早く気付かなかったのか
どの治療法がいいのか・・・
考えれば考えるほど、後悔したり、疑問が湧いたり、不安にさいなまれたりすることでしょう。

そういうときに、電話で相談できる窓口があります。
財団法人 日本対がん協会の無料電話相談「がん相談ホットライン」です。
03-3562-7830 (祝日を除く10:00~18:00)
看護師や社会福祉士が対応 通話料のみ有料 予約不要 20分まで 相談内容の秘密は厳守
事前予約が必要ですが、医師に電話相談もできるそうです。

癌は他人事ではありません。
そのときのために有効な情報をチェックしておくといいですね。


【介護アドバイザーコラム】「どうしてる?」と声をかけてみましょう。

2015年09月16日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

先日、レビー小体型認知症と診断された50代の女性の話を、直接お聞きする機会がありました。

とてもにこやかに、明快にお話しなさるので、認知症の方というイメージが覆された思いでした。

 ご本人は、「認知症の人には見えない」と言われることが実は心外で、
「認知症だから何もわからないはずだ」
「だんだん悪くなる一方で将来を悲観しているにちがいない」という
イメージに合わないことをいぶかしがる視線がつらいそうです。

 認知症には様々な症状があり、
経過も人それぞれなのに、
私も同じような目で見ていたかもしれないと大いに反省しました。

 いくつかの病気にかかると、
その人が突然「その病気の人」という目で見られるようになります。

その典型的な病気が認知症かもしれません。

例えば、高血圧症の人を、ことあるごとに「あの人は血圧が高い人」という目で見るでしょうか。

その人はあくまでも「○○さん」であって、高血圧症はそれに関連する事情のときに出てくるに過ぎません。

 このケースと同じように、認知症と診断された人も、「○○さん」として見てほしいと訴えていると思いました。

80歳でお亡くなりになった評論家の吉武輝子さんは、
長年複数の病気と闘ってこられた方ですが、
「病気はするけど、病人にはならない」とおっしゃっていたと樋口恵子さんからお聞きしました。

人には皆、寿命があります。

一生に一度も病気にならなかった人はいないと思います。

病気を抱えて生きていくことになったとき、
周りの人にその病気にばかり目を向けられたら、どんな気持ちになるでしょうか。

前述の女性も、「元気じゃない」のだから、「元気?」とはきかないでほしいそうです。
「元気そう」とも言わないでほしいそうです。

それよりも、たまに「最近、どうしてる?」と連絡してほしいということでした。

皆さんも、「最近、どうしてる?」と親御さんに声をかけてみませんか。

病気を抱えているとつい病状を聞いてしまいますが、
「どうしてる?」と投げかけたら、どんな返事が返ってくるか、耳を澄ませてみるといいですね。