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wiwiw(ウィウィ)旬便り :休業者能力アップ支援~ワーク・ライフ・バランス ダイバーシティ 女性活躍~

経営パフォーマンスに資するワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティ、女性活躍に関する情報を提供します。

◆◇ 社員のライフイベントの不安を知るチャンスです! 

2014年02月28日 | 介護アドバイザー コラム

みなさん、こんにちは!

wiwiwの村田です。

wiwiwでは、会員企業の社員の皆様向けにセミナー

(育休者セミナー、仕事と介護の両立セミナー)を開催しています。

自社開催できない規模の企業様や

自社開催のためのデモセミナーとして

大変ご好評をいただいています。

 

なかなか人事にはあがってこない、

社員の皆様のライフイベントへの不安を知る貴重なチャンスです。

 

☆---------☆ 近日開催分はこちら ☆------------------☆

<社員向け育児> 4月復帰の育休者の皆様へ

           職場復帰セミナー

    ◆2014年3月6日(木)13:30~15:30

         女性就業支援センター(田町)

       https://www.wiwiw.com/03/return.html

 

<社員向け介護> 備えあれば憂いなし!

     仕事と介護を両立させる秘訣

    ◆2014年3月7日(木)15:00~17:00

       https://www.wiwiw.com/03/hiketsu.html

 

<人事向け> これで安心!

     育休取得者のスムーズな職場復帰  

    ◆2014年3月13日(木)14:30~16:30

       https://www.wiwiw.com/seminar/miniseminar/sche01_02.html

  

☆----------------☆ お待ちしております ☆-------------☆

 


【介護アドバイザーコラム】なぜ“介護うつ”になるのか その2

2014年02月20日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

前回のブログの続きです。

NHKスペシャル“病の起源”で、うつ病になる原因が4つ取り上げられました。

1.天敵から身を守るために出るストレスホルモン
2.孤独
3.記憶
4.不平等社会

電話相談を受ける中で、

ご家族が旅立たれて、介護が終わった後にうつ病になった方がいました。

「義母の介護が嫌で嫌でたまりませんでした。
私のつらさを全く理解してくれない夫にも愛想を尽かしていました。
あの時離婚していればと何度も悔やみました。
それが、二人とも相次いで亡くなってしまったのです。
私はやっと自由になれ、これから私の人生が始まるというのに、
うつ病になってしまいました。」

ご家族を施設に預けることができて、ホッとした後でうつ病になった方もいました。

「母の介護が限界になり、必死で施設を探しました。
ようやく新設の介護付き有料老人ホームが見つかり、母は無事に入所しました。
私はできるだけ面会に行って母との時間を大切にしようと思っていたのですが、
車で母のホームの近くまで行くと、胸が苦しくなって訪ねることができません。
家に居てもそういう状態が続き何も手につかなくなってしまいました。
精神科のクリニックでうつ病と診断されました」

精神的・肉体的に苦しかった介護から解放されたあとで、うつ病になってしまう・・・

これはどういうことなのだろうと思いながら、相談者の話に耳を澄ましておりました。

番組を観ていて、これらのケースで当てはまるのは、「孤独」と「記憶」ではないかと思いました。

 在宅介護の最中は、介護を受ける人が家に居ますし、
介護サービスを使っていればケアマネジャー始め何人もの人が家にやってきます。

病院に行って医師や看護師と話すこともあります。

それが、介護が終わると、
家の中に自分以外の人がいない、
誰も訪ねて来ない、
相談することもなくなるといった状況になってしまう方がいるのです。

時間的なゆとりが生まれ、一人でいるとつい思い出してしまうということが増えるのではないでしょうか。

つらかった記憶が何度も何度も甦り、
その度に悔しくて胸がふさがれる思いがしたり、
どうしてあの時やさしくできなかったのだろう、
嫌がっていたのに入所させてしまったのだろうと自分を責めてしまったり・・・

懐かしい思い出がよぎれば、寂しさ、悲しさ、切なさ、愛おしさで苦しくなったり・・・

孤独と記憶からうつ病になるということが、なんとなくわかったような気がします。 

介護が終わっても孤独に陥らないために、仕事と介護の両立が大事なのですね。

 


【介護アドバイザーコラム】なぜ“介護うつ”になるのか

2014年02月04日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

昨年10月に、NHKスペシャル“病の起源”でうつ病を取り上げていました。

 

「私はうつ病です」とおっしゃる相談者がかなりの数に上りますので、

うつ病とはどんな病気なのかと思い、視聴しました。

 

私が印象に残った部分を紹介します。

 

うつ病の人は脳の中の扁桃体が過剰に活動している

扁桃体は、不安・恐怖・悲しみをつかさどる部分である

 

生物の進化の過程で、魚類に初めて扁桃体ができた

魚は「天敵」を見つけると扁桃体が反応してストレスホルモンが出て筋肉が刺激され、

素早く泳いで逃げることができるようになった

 

ここで興味深い実験をしていました。

 

天敵の魚と同じ水槽で1カ月飼育された魚(ゼブラフィッシュ)はうつ状態になってしまいます。

このことから、天敵とずっと一緒にいてストレスホルモンが出続けるとうつ病になるのではないかということです。

 

次に、1年以上感染症の治療のために群れから隔離されて育てられたチンパンジーはうつ病になってしまいました。

このことから、孤独はうつ病を発症させるのではないかというのです。

   

また、狩猟民族で獲物を平等に分配する種族にはうつ病の人がいなかったことから、

不平等社会がうつ病を増加させたのではないかと言っていました。

 

これらは、介護のつらさとして相談者が訴えることとまさに一致しています。

●(苦手な、嫌いな、我儘な)親をずっと介護しています

●介護していると社会から取り残された孤独感を感じます

●(きょうだいの中で、夫婦なのに)なぜ私だけが介護しなければならないのでしょうか

 

介護でうつ病になってしまう状況が少し見えたように思いました。

 

番組ではもう一つ記憶に関することも取り上げていました。

このNHKスペシャルは、NHKのオンデマンドでご覧いただけるそうです。

 

 


【介護アドバイザーコラム】おいしそうな匂いの効用

2014年01月06日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。 

グループホームやユニット型施設では、
食事の準備を入所しているお年寄りがしているところがあります。

施設の職員と一緒に野菜を切ったり煮炊きをしたりする本格的なところから、
出来上がった料理を茶碗やお皿に盛り付けるのを手伝うだけのところまで様々ですが、
共通しているのは、
お年寄りが料理の匂いをかぎながら食事の時間を待つことができることです。 

おいしそうな匂いを嗅ぐとお腹がグーッと鳴るのは、
胃が受け入れ準備を始めるからだそうです。

その後に食事をすれば、胃液もたっぷり出て消化吸収がよくなることでしょう。

今は、対面キッチンやオープンキッチンが流行のようで、
料理を作るところと食べるところがつながっています。

キッチンが独立していてもよほど広い家でない限り、
食卓に調理中の匂いが漂ってくるのではないでしょうか。

それが、家庭で作って食べることの良さだと思います。

 

これを施設でも実践しようというのが、先に挙げた取り組みです。 

知り合いの家では、
寝たきりに近いお年寄りのベッドをリビングダイニングの隅に置いています。

和室も寝室もあるのに、
おばあちゃんはそこがいいと言って譲らなかったのだそうです。

いつでも家族が見えるからという理由とともに、
台所の音や湯気や匂いが大好きだからだそうです。

長い間台所がおばあちゃんのお城だったので、
その近くに居たいということなのかもしれません。 

見守りサービス付きの配食弁当は、
高齢になって調理が面倒になったりできなくなった人や、
離れて暮らす家族や仕事等で忙しい家族にとってはとても便利なものなので、
上手に使いましょうと勧めています。

一方で、食事を作って食べることは、
人間らしい営みの最たるものですから、
できるだけ長くそれが続けられるように応援したいし、
家族にも頑張ってほしいなあと思います。 

お正月は、一年中で一番“和食”を食べるときだと思います。

それぞれの家庭に伝わるお節料理やお雑煮を、
お年寄りから聞いて作ってみてはいかがでしょうか。

認知症になっても、
身体が覚えた記憶は残っていることが多いそうで、
おいしそうな匂いは、たくさんの思い出を呼び覚ましてくれるでしょう。

おじいちゃん、おばあちゃんの知恵を今のうちに伝承しておくと、介護者の人生も豊かになる気がします。


【介護アドバイザーコラム】介護予防は食べものから

2013年12月02日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。 

いもくりなんきん

これ何のことか知っていますか。

江戸時代からの故事・ことわざで、女性が好む食べものの代表だそうです。

実は私も大好きで、つい買ってしまいます。

というのは、近所の八百屋さんの店先で石焼き芋を売っているし、
焼き栗のおいしいお店が駅の構内にあるし、
むき栗やピーナッツが入ったおつまみがコンビニやスーパーに並んでいて、
私の食欲を刺激するからです。

また、コンビニスイーツも充実してきました。

ところで、あんみつやお汁粉を出してくれるお店を甘味処といいますが、
“スイーツ”と“甘味”って同じ意味なのにニュアンスがずいぶん違いますね。

 

さて、本題です。 

今の日本は、食べたいもの、好きなものを、
お金を出せば簡単に手に入れることができるようになっています。

それも一年中、いつでも・・・

これが、アレルギーやメタボリック症候群の発症と深く関わっているのだそうです。

アルツハイマー病を「脳の糖尿病」だという医師もいますので、
Ⅱ型糖尿病はまさに万病の元です。

甘くて、柔らかくて、濃厚で、ジューシーで、とろけるようで・・・

これらは食べ歩き番組のレポーターが、よく使う言葉です。

こういうものを毎日食べ続けていると、歯が弱くなって、
胃腸が虚弱になって、便秘になって、
そして、立派なメタボ体型になるでしょう。

もし体重が10キロ増えたとしたら、
10キロのお米の袋をいつも抱えているのと同じですから、
ひざや腰は悲鳴を上げるでしょうね。

心臓も大変です。 

運動をしなくなると骨や筋力が落ちて、
骨粗しょう症になって寝たきりへの道を進むことになります。

もちろん、メタボから脳血管障害を発症すれば、これもまた寝たきりへの道まっしぐらです。 

これらの出発点は食べものです。

私は子どもの食物アレルギーで苦労した経験があります。

その時に主治医は「クリスマスと誕生日だけケーキが食べられた頃には
こんなにアレルギーの子はいなかったのになあ」と言いました。

甘くて柔らかくておいしいものはたまに食べるからいいのです。

いつもは、歯ごたえがあるもの、
その季節に採れる地場の野菜、
良質のたんぱく質と健康に良い油を食べることが大事だと思います。

そして、少し手間のかかる料理を作ることがボケ予防にもなります。 

毎日の食卓を見直すことは、介護予防の第一歩です。

これは私自身への自戒の言葉にしようと思います。

 

 

 

 

 


百読は一体験にしかり 介護セミナーに参加しませんか

2013年10月28日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

介護はまだ先のことだと思うけれど、なんとなく不安・・・
介護は突然始まるって聞いたけど、大丈夫かなあ・・・
介護をしているけれど、もっと楽にならないかなあ・・・

こんな風に思っていらっしゃる方への朗報です。

11月15日(金)15:00から、wiwiw新宿オフィス会議室で、
介護に不安を感じたり仕事と介護の両立に悩んでいらっしゃる社員の方を対象に、
無料の介護セミナーが開催されることになりました。

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     初開催!11/15(金) 社員向けセミナー「仕事と介護を両立させる秘訣」
  
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             https://www.wiwiw.com/03/hiketsu.html
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介護保険のこと、家族が突然倒れたときの対応、遠距離介護や仕事と介護を両立させる秘訣、
また、電話相談室に寄せられる悩みなど、私がエピソードを交えて
わかりやすくお話しさせていただきます。

11月11日は介護の日ですので、秋は介護のトップシーズンといえるでしょう。
書店やコンビニには、介護を特集した週刊誌や月刊誌、書籍があふれ、
テレビでも介護や認知症特集が組まれています。
また、インターネットでもたくさんの情報が得られる世の中になりました。

しかし、介護体験がない人が自学自習するのは難しいことです。

何冊もの介護本を読むよりも、セミナーで直接話を聞き、自分の目と耳で体験する方が多くのことを
得られると思います。一度体験すると、介護情報に関するアンテナが精度を増し、
頭にスーッと入ってくるようになり、自分のこととして考えられるようになると思います。

まずは気軽に参加してみませんか。
介護の基本が理解できれば安心ですし、一つでも印象に残ることがあれば、
いつかきっと役に立つ日が来ると思います。


目を見つめて話しかけていますか

2013年09月24日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護支援アドバイザーの角田です。

9月21日は世界アルツハイマーデイですので、今月は認知症ケアについて取り上げます。
電話相談の7割は認知症に関する悩みです。

認知症になると大脳皮質の損傷により後天的に身に付けたことは失われますが、
感情をつかさどる脳の部分は守られているため、喜怒哀楽は豊かになるといわれます。
BPSD(行動心理症状)の一部は、自分が周りの人からどう見られているかを敏感に感じ取り、
それを訴えているのではないかと考えられています。

介護家族は、病気だとわかっていても、目の前で暴言を吐く人を冷静に受けとめられず、
つい声を荒げたり手を挙げてしまったりと、さらに悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。 

電話相談で何か助言ができないかと考え、8月に都内で開かれた認知症ケアの勉強会に参加しました。
そこで出合ったのが、フランスから来日されたイブ・ジネスト氏による“ユマニチュード”と呼ばれるケアメソッドです。

基本は、

①見つめること
②話しかけること
③触れること
④立つこと

の4つです。これらは、認知症の人に対して“人”として接するための方法です。 

認知症の人と一緒に暮らす家族は、「心配でいつも見守っています」と言います。
しかし、認知症の人の様子を見ていても目を見つめているでしょうか。
「これはダメ、こうしなさい」としょっちゅう声をかけても、一緒に話そうとやさしく話しかけているでしょうか。
介助するときに腕をつかんではいませんか。それは警官が犯人を連行するときの触れ方だそうです。
時間をかければ歩ける人に、危険だからと寝かせきりにしたり車いすに頼ってはいないでしょうか。 

病院のベッドに拘束されて怖い顔でいきり立っていた認知症の人に、
看護師が20センチくらいの距離に顔を近づけて目を見つめやさしく話しかけて、背中をそっとさすります。
ゆったりした時間が流れ、あなたのことを大切に思っていますよというメッセージが伝わると、
認知症の人は穏やかな顔になり、看護師と言葉を交わし、自分の足で歩き始めるという映像を見ました。

ユマニチュードは、赤ちゃんや恋人には自然にしていることです。
それを、認知症ケアとして構築した35年の重みを感じました。
そして、誰もが“人”として接してほしいと望んでおり、人との絆を結ぶための基本がここにあると気づきました。
このことを電話相談でも伝えていきたいと思っています。

この場を借りて、拙著を紹介させていただきます。
『介護家族を支える 電話相談ハンドブック 家族のこころの声を聴く60の相談事例』が
中央法規出版から9月に発売されました。
介護だけではなく人とのコミュニケーションを考える参考にしていただければ幸いです。


家族にインタビューしてみませんか?

2013年08月30日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

8月15日の昼間、会内で出会ったお年寄りに「今日は終戦記念日ですね」と何気なく声をかけました。
すると、「日本が一方的に戦争は止めたと宣言した日だよ。天皇陛下が国民に向かって宣言したからね。
本当の終戦はミズーリ号で降伏調印式が行われた9月2日だよ」と教えてくれました。
欧米では世界史でそのように学ぶそうです。
ちょっとした立ち話でしたが、もっともっといろいろなことを教えてもらいたいと思いました。

おじいちゃんは無口でとか、おばあちゃんは同じことばかり言うから・・・と、
お年寄りと会話するのを面倒くさがる人が増えているように思います。
それは、さまざまな情報を簡単に手に入れられる世の中なので、
“年寄りの知恵”を必要としなくなったという面も大きいのではないでしょうか。

私は幼いころ、祖母から毎晩、桃太郎や花咲かじいさんの話をしてもらって寝ていました。
母は勤めており、妹と弟もいたので私は祖母と寝ていたのだと思います。
毎晩同じ話でしたが、祖母から聞くのが楽しみでした。

80歳を過ぎた祖母が倒れて入院したとき、家族や親せき皆でローテーションを組んで祖母に付き添いました。
私の順番の時、祖母はとても喜んで、孫というより女同士になって、いろいろな話をしました。
祖母がどんな女の子であったか、祖父との出会い、祖父のことで苦労したこと、戦中戦後のことなどです。
家で一緒に暮らしていた時にはこういう話をしたことがありませんでした。

祖母はそのまま帰らぬ人になりましたが、あの病室でのひと時は祖母からの最後の贈り物だったと思っています。

祖父母や両親がご健在であるなら、これまでの人生の中でキラッと光る思い出や、
つらかったことやうれしかったことを、インタビュアーになった気持ちで聞いてみてはいかがでしょう。
そこには、家族として共感できることがたくさんあって、あなたの人生の指針になるかもしれません。


横浜市 林市長にお会いしてきました!

2013年07月31日 | 介護アドバイザー コラム

皆さま、こんにちはwiwiwの久保田です。

今日は弊社社長 山極と共に
憧れの林市長とお会いする機会がありました

実物の林市長はテレビで拝見する以上にお美しく、
それはそれはステキな方でした

ご一緒させていただいたのはとても短い時間でしたが、
その中でどうしたら有効な時間になるかを瞬時に判断され、
的確な指示出しをされ、そのお仕事の進め方はとても勉強になりました。

そして、何より感動したのは、職員の皆さまの対応!
今回、人生で初めて市長室にお邪魔させていただきましたが、
市長室に向かう一番初めのドアを開けた途端、
お仕事中の職員の方々(20名ほどいらっしゃったでしょうか)が
非常にお忙しいであろうにもかかわらず、全員手を止め、
こちらに笑顔で「いらっしゃいませ!」「こんにちは!」と挨拶してくださいました。
感激のあまり、鳥肌が立ちました
心のこもった挨拶はとても気持ちの良いものですね

こんなに素晴らしい対応をしてくださるのは市長のすぐそばで
働いてらっしゃるからなのかと思いきや、市長室とは全く離れた廊下にいらっしゃった
職員の方にたまたま声をかけたところ、やはりとても丁寧に接してくださいました。

これまで公私ともに様々なお役所の方々と接してきましたが、
ここまで職員お一人ひとりが気持ち良い応対をしてくださるお役所は初めてでした

これもひとえに林市長のお力によるものかと思います

これからも横浜市の取り組みが楽しみです


熱中症を予防しましょう

2013年07月24日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

暑い夏を迎え、熱中症で今日は何人救急搬送されたというニュースが流れていますね。

介護支え合い電話相談には、
「エアコンは身体が冷えると言って、すぐに切ってしまう」
「暑いのに電気カーペットをつける」
「汗をかきながら寒いと言い、服を何枚も重ね着している。脱がしたくても言うことを聞かない」
「私は半袖一枚でも汗だくなのに、母は長袖のブラウスに毛糸のカーディガンを着てちょうどいいと言う。
 感覚がおかしいのではないか」
「タオルケット一枚で寝たはずなのに、朝になったら掛け布団をかけて汗びっしょりになって寝ていた」
「夜中にトイレに行くのが嫌だからと、水分を取ってくれない」等々

高齢者を介護する家族からの悩みが寄せられています。

熱中症予防対策として、
外出するときは、

(1)熱い時間帯・長時間は避ける。
(2)飲み物を持参する。
(3)帽子、日傘を使用する。

室内では、
(1)冷房をその日に適した温度に調節する。
(2)水分をこまめにとる。

を心掛けるとよいそうです。 

高齢になると体温調節機能が衰えのどの渇きを自覚しにくくなります。
認知症の人の場合はさらに難しい面があるでしょう。
予防対策を日常生活の中にどう取り入れるか、お年寄りに実行してもらうことの難しさに共感しながら
相談者と一緒に対応を考えています。

私の父は、庭で30分くらい作業をして、のどが渇いたので缶ビールを飲んだのですが、
熱中症になりかけてしまいました
。医師から「ビールでは余計に水分が身体から出て行ってしまう」と言われ、
脱水症状に効く市販のドリンクを勧められました。それからは、それを常備しています。

また、50代の知人は、夏風邪だと思って、お風呂に入らず汗をかけば熱が下がると思って
ふうふう言いながら布団で寝ていたそうです。
そうしたら、実は熱中症だったそうで、命が危険だったと医師から言われたそうです。

皆さんも、自分は大丈夫だと思わずに、熱中症予防ドリンクを作ったり、
涼しい衣服や住まい方を工夫したり、熱中症対策を考えてくださいね。


認知症と決めつけない

2013年07月01日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

 

6月3日のブログで、認知症の人は300万人と書きました。

これは、2012年度の介護保険サービスを利用している人の数から推計した305万人に基づいた数字です。 

それが、厚生労働省の研究班の調査では、2012年時点で、
認知症の人は65歳以上の高齢者の15%、約462万人に上るということが発表されました。

認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されています。

65歳以上4人に1人が認知症とその“予備軍”となる計算になります。

調査によると、80歳以上の有病率は40%に上るそうです。

 

こうなると、「私の家族は大丈夫」、「私はならない」なんて言っていられません。
しかし、過度に不安になって、何でも認知症と結び付けてしまうのは危険です。 

 

先日、近くのスーパーで、80歳くらいの女性が、「○○ちゃ~~~ん」と叫びながら歩き回っていました。

私は、家族とはぐれてしまった認知症の人だから、声をかけようかと思っていました。

すると、レジのところで幼稚園児くらいの女の子と店員さんが一緒にいて、
その女性が「あー、良かった。ご心配おかけしました」と店員さんに謝り、
お孫さんか曾孫さんであろう女の子を叱っていました。

その光景を見て、私もすっかり認知症に毒されてしまったなあと反省しました。 

みなさんも、年相応の物忘れを認知症だと決め付けることは控えてくださいね。

言われた高齢者にはとてもとても辛いことですから。

 

 


 


癌とアルツハイマー病について   

2013年06月03日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

アンジェリーナ・ジョリーが、遺伝子検査を受けた結果、
乳癌になる可能性が87%とわかり、
両方の乳房切除手術と再建手術を受けたと報じられました。 

このニュースの前に、
東京工業大学が脳波を調べて、
アルツハイマー病のごく初期であったり、
これからアルツハイマー病を発症するかがわかる手法を開発したことが
新聞(5月11日、日経新聞)に載りました。 

私は、アンジェリーナ・ジョリーの勇断をコメントすることはできませんが、
「乳房は手術で取ってしまえるけれど、脳は取れないなあ…」と思いました。 

癌は、早期発見・早期治療が推奨され、
根治できる可能性があります。

一方のアルツハイマー病については、
厚労省が、早期発見・早期治療ではなく、
早期発見・早期対応の重要性を報告書で発表したように、根治はできません。 

アルツハイマー病になった人の脳の中の様子は明らかになってきました。
しかし、どうしてそのような状態になるのか、
どうしたら元に戻したり進行を止めたり発症しないですむようにできるのかは、研究途上です。 

現在、認知症の人は300万人を超えています。

そのうちの半数以上がアルツハイマー病ですので、
誰でもなりうるありふれた病といえるでしょう。 

厚労省は、2005年から「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」を始めています。 

認知症になったらおしまいではなく、
認知症という病を抱えても私は私、あなたはあなた、

一緒に暮らしていこうねということが大切なのだと思います。

 

 


母と娘は難しい

2013年04月30日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

書店の雑誌コーナーで「断捨離で母の呪縛を解く」という言葉が目に飛び込んできました。

「毒親」や、姥捨てならぬ「母捨て」という言葉も目にします。

母娘の葛藤がマスコミで取り上げられたり、それを題材にした実用書や小説も多数出ており、
インターネット上にもたくさんの体験談が紹介されています。

ちょっとしたブームになっている気がします。 

 

母と娘・・・

「こんな母だったから私はこうなってしまった」と
母親を恨む娘さんから介護相談を受けることがあります。

大変なご苦労をされてきたことを受けとめながら、丁寧に話を聴きます。

母親に会いたくない、声を聞きたくない、身体にさわれない。

「それでも介護しなければならないのでしょうか」 

 

娘さんの年代は、30代~60代までさまざまで、
母娘の葛藤はどちらかが亡くなるまで続くようです。 

介護は、人間と人間の営みですので、
自分の気持ちと否が応でも向き合わなければならなくなります。

そのときに、封印していたあるいはずっと引きずってきた母親への思いが湧き出してきて、
それを電話相談で聴いてもらおうと思うのでしょう。 

今、母娘関係の特殊性が一般論として言語化されたことで、自分だけではなかったと
気付いた娘さんがたくさんいるのではないでしょうか。


一方で、子育てをしている方は痛感するでしょうが、完璧な母親にはなれないというのも事実です。 

母娘が不完全な人間同士として、ぶつかり合い、関係を改善したり決別したり、
人生のドラマが生まれるのが介護だなあと、改めて思います。 

「母にとっての私、私にとっての母を双方向から眺めてみたい」

「母の人生は母のものであって、私が全て引き受けることも、変えてやることもできない」
という言葉を相談者から聞いたとき、
介護によって二人の関係が変わっていくのかなあと思いました。

 


“正しい”より“楽しい”

2013年04月03日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

今回のタイトルは何を表していると思いますか。

これは、相談を受ける中で、認知症ケアはこうあったらいいのではないか
と私が感じていることです。 

私は筋が通ったことや理路整然としたことが好きです。
いつも正しくありたいし、間違ったことが生理的に嫌なタイプだと思います。
実際、正しくなければテストで×になってしまいましたよね。 

 

この価値観で認知症に人に接すると、介護者は疲れ果ててしまいます。 

今言ったことを何度も何度も聞き直され、その度に正しく説明しなければなりません。

今までできていたことができなくなるので、その度に「これはこうするのよ」と正しいやり方を教えなければなりません。
その通りにできないので、また教えます。

何度も何度もと言いましたが、これが5分おきだとしたら、「いい加減にしてくれ」と叫びたくなりますよ。 

本人は不安でおどおどし、逆に怒り出す人もいます。 

こういうケアに行き詰ったとき、生活する上では、間違っていても何とかなることがたくさんあるなと思いました。

「大丈夫だよ。私がいるからね」と安心させ、笑顔で手助けするほうがいいと思うようになりました。

靴の左右を履き間違えていたら、柔軟性のある足だと感心し、笑いながら履き替えの手助けをします。
左右別の靴を履いていたら、履いてきただけ良かったと思い、一緒に笑ってお出かけします。

本人は平気なわけですし、周りの人も他人の靴なんて気に留めません。
気付いても「あれっ」と思ってクスっと笑うくらいなものです。 

 

ここまで読んで、そんなふうには思えないと反発を感じた人もいらっしゃるでしょう。

認知症介護をしたことがないと靴の履き間違えなんてたいしたことはないと思うでしょうが、
実際に親の足元を見たときの情けなさ、悲しさ、悔しさは計り知れず、
心臓がキューっとなって思わず怒鳴ってしまいたくなる程のことなのです。 

 

その経験を踏まえたうえで、“正しい”より“楽しい”と呪文のように唱えてほしいと思います。 

正しさを押し付けてイライラするよりも、楽しい時間を過ごしたほうがお互いにハッピーだと思います。
認知症の人と暮らすときに、いろいろな場面でこの呪文が役立つことがあると信じます。

そして、これは家族が仲良く暮らすときにも必要なことかもしれません。

 

 

 

 


自分を守るか家族を守るか

2013年03月26日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiwの介護アドバイザーの角田です。

花粉の季節になりました。
今年は中国から人の健康に悪影響を及ぼす
直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微小粒子状物質「PM2.5」が飛んできて花粉に付着し、
花粉症の症状を悪化させると心配されています。

北京では四日市喘息を引き起こしたレベルに大気が汚染されてきていて
、呼吸器や循環器疾患が増え、空気清浄器とマスクが飛ぶように売れているそうです。 

マスクといえば、花粉症の人が増えてから、自分を守るためにマスクをするという感覚が一般的になったような気がします。
インフルエンザやノロウィルスの予防でもマスクをします。

私が子どもだった頃は、風邪を引いたとき、それを他の人にうつさないようにマスクをしました。
ですから、マスクをしている人を見ると、風邪がうつるような気がして近寄りたくありませんでした。
実際、マスクをしている人はゴホンゴホンと咳をしていたような記憶があります。
もちろん今でも風邪引きさんのエチケットとしてマスクをしていますよね。 

家で介護している人も、なぜ、マスクをするか。
エチケットなのか、予防のためなのか。
自分がうつらないためか、家族にうつさないためか。 

高齢者施設でノロウィルスに感染した人が激しく嘔吐した場合、
吐しゃ物を片付ける人は、使い捨てのマスクと手袋をして、吐しゃ物封じ込めシートをかぶせて処理します。

作業が終わったらそれらを速やかにビニール袋に入れて捨てるように指示されています。
これは、片付ける人が感染しないようにというより、
片付ける人にウィルスがついてそれを撒き散らすのを防ぐためのマニュアルです。

ホームヘルパーが利用者の家にいったとき、
持参した靴下に履き替えることが多いのですが、
ヘルパーの足が汚いから履き替えてほしいという家族の要望に応えるためか、
前の利用者宅からウィルス等を運んでこないためか、利用者の家が汚いから履きかえるのか・・・。

エプロンをするのは、ヘルパーが自分の服を汚さないためか、外気で汚れた服を覆うためか・・・。 

理由を考えてみると、効果的に衛生グッズが使えるようになると思います。