wiwiw(ウィウィ)旬便り :休業者能力アップ支援~ワーク・ライフ・バランス ダイバーシティ 女性活躍~

経営パフォーマンスに資するワーク・ライフ・バランス、ダイバーシティ、女性活躍に関する情報を提供します。

◆◇ 社員のライフイベントの不安を知るチャンスです! 

2014年02月28日 | 介護アドバイザー コラム

みなさん、こんにちは!

wiwiwの村田です。

wiwiwでは、会員企業の社員の皆様向けにセミナー

(育休者セミナー、仕事と介護の両立セミナー)を開催しています。

自社開催できない規模の企業様や

自社開催のためのデモセミナーとして

大変ご好評をいただいています。

 

なかなか人事にはあがってこない、

社員の皆様のライフイベントへの不安を知る貴重なチャンスです。

 

☆---------☆ 近日開催分はこちら ☆------------------☆

<社員向け育児> 4月復帰の育休者の皆様へ

           職場復帰セミナー

    ◆2014年3月6日(木)13:30~15:30

         女性就業支援センター(田町)

       https://www.wiwiw.com/03/return.html

 

<社員向け介護> 備えあれば憂いなし!

     仕事と介護を両立させる秘訣

    ◆2014年3月7日(木)15:00~17:00

       https://www.wiwiw.com/03/hiketsu.html

 

<人事向け> これで安心!

     育休取得者のスムーズな職場復帰  

    ◆2014年3月13日(木)14:30~16:30

       https://www.wiwiw.com/seminar/miniseminar/sche01_02.html

  

☆----------------☆ お待ちしております ☆-------------☆

 


【介護アドバイザーコラム】なぜ“介護うつ”になるのか その2

2014年02月20日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

前回のブログの続きです。

NHKスペシャル“病の起源”で、うつ病になる原因が4つ取り上げられました。

1.天敵から身を守るために出るストレスホルモン
2.孤独
3.記憶
4.不平等社会

電話相談を受ける中で、

ご家族が旅立たれて、介護が終わった後にうつ病になった方がいました。

「義母の介護が嫌で嫌でたまりませんでした。
私のつらさを全く理解してくれない夫にも愛想を尽かしていました。
あの時離婚していればと何度も悔やみました。
それが、二人とも相次いで亡くなってしまったのです。
私はやっと自由になれ、これから私の人生が始まるというのに、
うつ病になってしまいました。」

ご家族を施設に預けることができて、ホッとした後でうつ病になった方もいました。

「母の介護が限界になり、必死で施設を探しました。
ようやく新設の介護付き有料老人ホームが見つかり、母は無事に入所しました。
私はできるだけ面会に行って母との時間を大切にしようと思っていたのですが、
車で母のホームの近くまで行くと、胸が苦しくなって訪ねることができません。
家に居てもそういう状態が続き何も手につかなくなってしまいました。
精神科のクリニックでうつ病と診断されました」

精神的・肉体的に苦しかった介護から解放されたあとで、うつ病になってしまう・・・

これはどういうことなのだろうと思いながら、相談者の話に耳を澄ましておりました。

番組を観ていて、これらのケースで当てはまるのは、「孤独」と「記憶」ではないかと思いました。

 在宅介護の最中は、介護を受ける人が家に居ますし、
介護サービスを使っていればケアマネジャー始め何人もの人が家にやってきます。

病院に行って医師や看護師と話すこともあります。

それが、介護が終わると、
家の中に自分以外の人がいない、
誰も訪ねて来ない、
相談することもなくなるといった状況になってしまう方がいるのです。

時間的なゆとりが生まれ、一人でいるとつい思い出してしまうということが増えるのではないでしょうか。

つらかった記憶が何度も何度も甦り、
その度に悔しくて胸がふさがれる思いがしたり、
どうしてあの時やさしくできなかったのだろう、
嫌がっていたのに入所させてしまったのだろうと自分を責めてしまったり・・・

懐かしい思い出がよぎれば、寂しさ、悲しさ、切なさ、愛おしさで苦しくなったり・・・

孤独と記憶からうつ病になるということが、なんとなくわかったような気がします。 

介護が終わっても孤独に陥らないために、仕事と介護の両立が大事なのですね。

 


【介護アドバイザーコラム】なぜ“介護うつ”になるのか

2014年02月04日 | 介護アドバイザー コラム

こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

昨年10月に、NHKスペシャル“病の起源”でうつ病を取り上げていました。

 

「私はうつ病です」とおっしゃる相談者がかなりの数に上りますので、

うつ病とはどんな病気なのかと思い、視聴しました。

 

私が印象に残った部分を紹介します。

 

うつ病の人は脳の中の扁桃体が過剰に活動している

扁桃体は、不安・恐怖・悲しみをつかさどる部分である

 

生物の進化の過程で、魚類に初めて扁桃体ができた

魚は「天敵」を見つけると扁桃体が反応してストレスホルモンが出て筋肉が刺激され、

素早く泳いで逃げることができるようになった

 

ここで興味深い実験をしていました。

 

天敵の魚と同じ水槽で1カ月飼育された魚(ゼブラフィッシュ)はうつ状態になってしまいます。

このことから、天敵とずっと一緒にいてストレスホルモンが出続けるとうつ病になるのではないかということです。

 

次に、1年以上感染症の治療のために群れから隔離されて育てられたチンパンジーはうつ病になってしまいました。

このことから、孤独はうつ病を発症させるのではないかというのです。

   

また、狩猟民族で獲物を平等に分配する種族にはうつ病の人がいなかったことから、

不平等社会がうつ病を増加させたのではないかと言っていました。

 

これらは、介護のつらさとして相談者が訴えることとまさに一致しています。

●(苦手な、嫌いな、我儘な)親をずっと介護しています

●介護していると社会から取り残された孤独感を感じます

●(きょうだいの中で、夫婦なのに)なぜ私だけが介護しなければならないのでしょうか

 

介護でうつ病になってしまう状況が少し見えたように思いました。

 

番組ではもう一つ記憶に関することも取り上げていました。

このNHKスペシャルは、NHKのオンデマンドでご覧いただけるそうです。