指揮者の小澤征爾さんの訃報
とても残念な気持ちです。
20年ほど前に、サントリーホールで一度だけ小澤さん指揮の音楽を生で
聴いたことがあります。プログラムの内容は忘れてしまったけれど、
アンコールで演奏されたのがグリーグの「過ぎにし春」でした。
その時初めて聴いたこの曲が、本当に切なく哀しくて。
泣きたくなるくらいに美しかったことを覚えています。
今も大好きな曲。
あと思い出すのが、昔新聞か何かで読んだインタビュー記事。
「子供の頃に一度でもハーモニーの面白さを体験した人は、大人になっても
どんな形であれずっと音楽を続けていくでしょう」
そう語っていたマエストロ。
あぁ、本当にそうだなぁ!
私の音楽の原点は、小学校のオーケストラ部でフルートを吹いたこと。
当時ピアノも習っていたけれど、ハーモニーの面白さを知ったのはやはり
このオーケストラ部だったなと振り返って思います。
音楽の素晴らしさを、世界に伝え続けた小澤征爾さん
マエストロが語っていたように、ハーモニーの楽しさを味わいながら
私もずっと音楽を続けていきます!