映画『フジコ・ヘミングの時間』を観ました。
フジコさんのピアノは、横浜に住んでいた頃に一度だけコンサートに行き
生で聴いたことがあります。
NHKの番組で脚光を浴び、世に出るきっかけとなったフジコさんの看板
曲ともいえるリストの「ラ・カンパネラ」は、そのコンサートでも素晴らしい
演奏だったのですが、最後に弾いたショパンの「英雄ポロネーズ」が素人
耳にもボロボロで。。。かなり残念な気持ちで(曲順が逆だったら印象も
また違っていたかもしれませんが)帰路についた記憶が。
そして、それ以後は聴かなくなってしまった…。
けれど映画で久しぶりにフジコさんのピアノを聴き、橙色をイメージする
ような温もりある音色が健在であることにホッとし、心和みました。
フジコさんの超個性的なファッションと、インテリアと、ピアノ。
それらが同一直線上にあって、つながっているような。
すべてのことは、つながっているんだなぁ!
猫ちゃん達も可愛くて。
心の中にポッと明かりが灯るような、素敵な映画でした。