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シャープショック” : 「受注がゼロになる…」--部品などを納入する取引企業への影響が深刻化

2012-08-26 08:42:16 | Weblog
シャープと台湾・鴻海精密工業との提携見直し協議が大詰めを迎える一方で、部品などを
納入するシャープの取引企業への影響が深刻化している。生産縮小に伴い、社員の削減を
余儀なくされた中小企業もあり、地域の雇用や地元経済への影響は少なくない。主力の
テレビ事業の不振などに加え、事業リストラの先行き不透明感から「受注がなくなる」
との悲鳴も上がっている。

「シャープには、もう何も期待できない」

シャープに液晶テレビ部品などを納入する大阪府内の製造業者は、落胆した表情で打ち明けた。

同社は昨年、シャープの経営悪化に伴い受注が半減し、大幅な人員削減に踏み切ったばかり。
「まさに弱り目にたたり目。今もほとんど受注がない現状だが、今後はゼロになると覚悟している。
対策の打ちようもない」と悲痛な声で窮状を訴えた。

シャープからの受注が大半を占める別の企業関係者も「今後、(シャープの)人員削減や
設備投資の抑制が、どれだけ経営に影響がでるか全く予測できない」と不安を口にする。

“シャープショック”に備え、同社の工場がある地元自治体も対策に動き出した。シャープの
カラーテレビ組立工場を抱える栃木県矢板市は、再就職の支援などを目的に、遠藤忠市長を
委員長とする連絡調整会議を設置した。テレビ事業縮小に伴う人員削減を視野にいれたものだ。

昭和43年に操業を開始した同工場は、約1650人の従業員のうち、地元住民らが半分近くを
占める。地域の雇用に与える影響は計り知れないが、「シャープから詳細な情報はなく、対策が
打ち出せない」(同会関係者)といらだちを隠せない。

東京商工リサーチによると今月17日現在、国内でシャープグループと直接取引する企業
は計2031社で、総従業員数は54万人以上にのぼる。「シャープの生産縮小などが
膨らめば、下請けの製造業はもろに影響を受ける」(証券アナリスト)と、懸念を強めている。

◎シャープ(6753) http://www.sharp.co.jp/

◎http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120824/wec12082420410014-n1.htm

系列だ持ち合いだとか言って、一社専属のような立場を貫くのはこの時代ではリスク以外のなにもの
でもない・・・・。

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