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【家電】「全録」ビデオレコーダーはなぜ流行らないのか 

2014-12-13 10:46:03 | Weblog
◆「全録」ビデオレコーダーはなぜ流行らないのか

■「全録」ビデオレコーダーとは

ライフスタイルの多様化に伴い、テレビの楽しみ方も変わりました。
録画したものを見る視聴スタイルが一般化し、2015年1月からは
視聴率調査会社のビデオリサーチが「タイムシフト視聴率(録画再生率)」を提供予定など、
視聴率の集計方法まで変えようとしています。

そんな視聴スタイルに必須の家電が「ビデオレコーダー」。
光学ディスク(Blu-ray)ドライブを備えた機種が多いため、
「BDレコーダー」などと呼ばれることもありますが、地上波/BS/CSデジタル放送を
ハードディスクに録画する機能は共通です。

かつてハードディスクの容量が乏しく高価だった頃は、録画した番組数が増えてくると
DVDやBlu-rayにダビングしたものですが、ハードディスクの大容量化が進んだ現在は
「録りためる」使い方が一般的となりました。

目に入った番組はとりあえず予約しておき、再生して見終わったら消す、
つまらなかったら消す、という使い方です。

ハードディスクの大容量化と低価格化が進むと、
ビデオレコーダーは「録る」機能がより重視されるようになります。
そこに登場したのが、特定のチャンネルを終日録画する「まる録り」と呼ばれる機能です。

指定したチャンネルで放送された番組すべてを録画しますから、
そのチャンネルに関しては予約不要で録り逃しがありません。
電子番組表(EPG)と組み合わせれば、過去の番組表を見ながら
録画番組を再生することもできます。

そのまる録りの進化版にあたる機能が「全録」です。
明確な定義がなされた用語ではありませんが、
地上デジタル放送のチャンネルすべて、
東京でいえば6局すべてを放送開始から終了まで録り続ける機能を指します。
録画予約なしにすべての局のすべての番組が自動録画されるため、
録り逃しが発生しないことが特徴です。
本邦メーカーでは、東芝やパナソニックなど
数社が全録対応のビデオレコーダーを発売しています。

■「全録」は売れている?

テレビの視聴スタイルを根本から変えてしまいかねない「全録」ビデオレコーダーですが、
それほど話題になっていないという声も耳にします。
どの程度売れているのかDIGAシリーズで知られるパナソニックに訊ねてみると、
『台数ベースで約5%程度』という回答が。

次に出荷台数の動向について訊ねてみたところ、『総需要はアナログ停波以降
緩やかに減少しているが、DIGAの出荷台数は増加傾向』(パナソニック)とのこと。
パナソニックが最初の全録モデルを発売したのは2013年春、本格的な伸びは
これからなのかもしれません。

写真:ライフスタイルの多様化に伴いテレビは録画したものを見る視聴スタイルが一般化した
http://lpt.c.yimg.jp/im_siggqwxaiaZJEq9Cr9oRzv7Dbw---x450-y290-q90/amd/20141212-00000007-wordleaf-000-view.jpg

以前のように地上波のコンテンツが充実していれば多少違うのだろうが、TVだけでもCS,BSもあるし・・・。
そもそも時間あたりの情報量を考えるとTVは効率が悪い。