マートホンなど、ソーシャルゲームの普及に押され、SCEや任天堂などゲーム専用ハードメーカーの不振が叫ばれる中、
2年連続でミリオンが出なかったSCEは、“ミリオン消滅”の危機にひんしている。過去のヒット作のリメークや続編ばかりが
ミリオンを占める中で、「モンハン」の愛称で知られる看板タイトルが任天堂にシフトしたためだ。SCEが携帯ゲーム機の
“世代交代”に失敗した代償は大きい。
平成24年の国内ゲームソフト販売は、売上本数100本以上となる「ミリオンセラー」が、ニンテンドーDS用の
「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」(ポケモン)と、ニンテンドー3DS用の「とびだせ どうぶつの森」、
「Newスーパーマリオブラザーズ2」(いずれも任天堂)の3作に終わった。近年、ピークだった平成18年(14本)に比べ、
ほぼ5分の1の水準。だが、確実に数字が見込めるコンテンツを抱えた任天堂が“独り勝ち”となった形だ。
こうした中で、バイオハザードや逆転裁判シリーズなど、多数のヒット作を抱えるソフトメーカー大手カプコンは、
看板タイトルのひとつ「モンスターハンター」シリーズの続編についてこう答えた。
「PS(ソニーのゲーム機プレイステーションシリーズ)向けは最近、手がけていませんよ」
同社の最新作「モンスターハンター4」は、3DS向けに来年夏の発売を予定しているが、PSヴィータやPS3など、
SCEのゲーム機向けへのアナウンスはなされていない。ファンの間でささやかれた「ソニー向けの発売はない」という
情報を、事実上追認した形だ。(>>2-10につづく)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130105/wec13010507000000-n1.htm
※前:http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1357371270/
16年に発売されたモンスターハンターシリーズは、家庭用ゲーム機、プレイステーション(PS)2や携帯ゲーム機、
プレイステーション・ポータブル(PSP)向けで人気ソフトに成長。21年に任天堂の家庭用ゲーム機Wii用が、
23年に3DS用が発売され、近年は任天堂ハードへの供給が中心となっている。
特に、PSPではミリオンセラー4作がすべてモンハンシリーズとなっており、22年のミリオンとなった「モンスターハンター
ポータブル3rd」以来、SCEでは国内ミリオンが出ていない。SCEにとって「客が呼べる一枚看板」を、任天堂に
さらわれた形となり、今後の事業展開にも支障となりかねない。
PSPからの世代交代を図るため、SCEが23年12月に発売した携帯型ゲーム機、PSヴィータは販売が伸び悩んでいる。
24年11月の4~9月期決算説明会では、PSPとPSヴィータを合わせた今年度の販売台数予想を、8月に続き再度
下方修正し、1千万台に引き下げた。ハードが当初予想から600万台の下ぶれでありながら、ソフトの販売見通しは
前年度なみに据え置くなど、SCEの判断には疑問符もつく。
こうした中で、有力ソフトメーカーの“撤退”は、他のソフトハウスに波及する恐れもある。マリオやポケモンなど、優良
コンテンツを身内に抱える任天堂と違い、外部のソフトメーカー頼みのSCEにとって、25年は正念場となりそうだ。
しかし、SONYも任天堂もゲーム機ビジネスについては曲がり角にきているとしかいいようがない。
コンデジのようにスマホに呑み込まれてしまうかも。
2年連続でミリオンが出なかったSCEは、“ミリオン消滅”の危機にひんしている。過去のヒット作のリメークや続編ばかりが
ミリオンを占める中で、「モンハン」の愛称で知られる看板タイトルが任天堂にシフトしたためだ。SCEが携帯ゲーム機の
“世代交代”に失敗した代償は大きい。
平成24年の国内ゲームソフト販売は、売上本数100本以上となる「ミリオンセラー」が、ニンテンドーDS用の
「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」(ポケモン)と、ニンテンドー3DS用の「とびだせ どうぶつの森」、
「Newスーパーマリオブラザーズ2」(いずれも任天堂)の3作に終わった。近年、ピークだった平成18年(14本)に比べ、
ほぼ5分の1の水準。だが、確実に数字が見込めるコンテンツを抱えた任天堂が“独り勝ち”となった形だ。
こうした中で、バイオハザードや逆転裁判シリーズなど、多数のヒット作を抱えるソフトメーカー大手カプコンは、
看板タイトルのひとつ「モンスターハンター」シリーズの続編についてこう答えた。
「PS(ソニーのゲーム機プレイステーションシリーズ)向けは最近、手がけていませんよ」
同社の最新作「モンスターハンター4」は、3DS向けに来年夏の発売を予定しているが、PSヴィータやPS3など、
SCEのゲーム機向けへのアナウンスはなされていない。ファンの間でささやかれた「ソニー向けの発売はない」という
情報を、事実上追認した形だ。(>>2-10につづく)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130105/wec13010507000000-n1.htm
※前:http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1357371270/
16年に発売されたモンスターハンターシリーズは、家庭用ゲーム機、プレイステーション(PS)2や携帯ゲーム機、
プレイステーション・ポータブル(PSP)向けで人気ソフトに成長。21年に任天堂の家庭用ゲーム機Wii用が、
23年に3DS用が発売され、近年は任天堂ハードへの供給が中心となっている。
特に、PSPではミリオンセラー4作がすべてモンハンシリーズとなっており、22年のミリオンとなった「モンスターハンター
ポータブル3rd」以来、SCEでは国内ミリオンが出ていない。SCEにとって「客が呼べる一枚看板」を、任天堂に
さらわれた形となり、今後の事業展開にも支障となりかねない。
PSPからの世代交代を図るため、SCEが23年12月に発売した携帯型ゲーム機、PSヴィータは販売が伸び悩んでいる。
24年11月の4~9月期決算説明会では、PSPとPSヴィータを合わせた今年度の販売台数予想を、8月に続き再度
下方修正し、1千万台に引き下げた。ハードが当初予想から600万台の下ぶれでありながら、ソフトの販売見通しは
前年度なみに据え置くなど、SCEの判断には疑問符もつく。
こうした中で、有力ソフトメーカーの“撤退”は、他のソフトハウスに波及する恐れもある。マリオやポケモンなど、優良
コンテンツを身内に抱える任天堂と違い、外部のソフトメーカー頼みのSCEにとって、25年は正念場となりそうだ。
しかし、SONYも任天堂もゲーム機ビジネスについては曲がり角にきているとしかいいようがない。
コンデジのようにスマホに呑み込まれてしまうかも。