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ザ・名も無きランナー

50才から始めたマラソン。こころと身体が一つになって燃焼している感じが好きです。楽しんで走っていきたいと思っています。

第27回白糠町ロードレース大会(10キロ)

2006年03月19日 | 完走記
 昨日から春一番、大荒れの天気予報が出ていた。朝、恐る恐るカーテンを開けてみると曇天。しかし幸いなことに雪は降っていない。なんとか走れそう。女房に朝食とおにぎりを作ってもらい、ホットコーヒーをポットに入れてもらった。  7時いざ出発。クルマをすすめ隣町に入ると靄が立ちこめ始める。やがて小雨の中に突入…。そのまま雨の中を進み、8時半過ぎ、白糠到着。街は薄暗く人影が少ない。今年は体育館の正面に駐車できた。大会要項に雨雪決行と書いてあったが、果たして人は集まるのだろうか…、不安がよぎる。まずは体育館で受け付け。直前で受け付けをした人は参加賞だけもらって出走はしないとのこと。受け付けの女性に、私も本当に走るつもりか確認される。折角来たのだから、当然出走と返答。渡された参加賞を見てびっくり、鹿肉の缶詰2個。

「あれっ、今年はシャケじゃないんですか?」とお尋ねしたところ、例年シャケを準備してくれる会社の社長さんが、今年は病気で用意できなかったのだという。そりゃ、残念だけど仕方がない。健康回復を祈るのみだ。体育館は寒いので、またクルマに戻ってしばし小休止。  9時近くなったので、バッグを担いで体育館に入る。ここでカッチさんに遭遇。トモさんもすでに体育館の一角に陣取っていた。とにかく寒い。雑談をしながら身体をほぐしていると、カッチさんの楽走イエローTシャツを見つけた釧路のパパさんがやってきて合流。若い!スリムでなかなか走りそうな体つきだ。ご挨拶のあと歓談。 10時も近くなると、私は外の様子が気になり、チョット外に出てみる。折角だからコース上の残雪を確かめようと2キロ地点まで軽くアップのジョグ。相変わらず冷たい小雨が降り続いていた。濡れた路面には雪はなかった。スノーターサーを履くまでもないが、びしょ濡れになることは間違いない。  一旦戻って着替え、更に体育館の階上コースを5周。なんとか身体を温め気持ちに気合いを込める。予定どおり下はロンタイ、上は重ね着という格好だ。出走時刻が近づきスタート地点に移動。  ようやく出走の時刻がやってきた。11時、号砲!今回は中盤からのスタートだ。 民家の中を通り抜けすぐに北に向かうコースに入る。釧路のパパさんとカッチさんが併走して前を進むのが見える。まあまあ良いペースで進む。 1キロ:4分40秒。2キロ:9分40秒(4分59秒)。 釧路のパパさんはまだ視界に残っているが、カッチさんはすでに視界から消えた。 3キロ:14分44秒(5分03秒)。4キロ:19分46秒(5分02秒)。 まだなんとかキロ5分ペースを維持している。このまま行けば50分を切れるかもしれない。一応今日の目標は50分切りだ。寒いが最初は追い風なのであまり消耗せずに済んでいる。しかし第一折り返し地点を過ぎると徐々に向かい風となってくる。 5キロ:24分55秒(5分09秒)。 向かい風になると雨も正面から降ってくるので、身体がまともに雨に濡れて体温が奪われ、とても寒い。カッチさんが軽快に走って通り過ぎる。体育館では気がつかなかったがFさんも通過していく。Fさんはビニールゴミ袋のインスタント雨合羽を装着している。私も持ってくれば良かった、残念。釧路のパパさんも通り過ぎていく。この通過順位は予定どおりだ。第二折り返し地点を通過。 6キロ:30分18秒(5分23秒)。 海岸方向に向かって雨風をまともに受けて進むせいで、気持にくじけが出てくる。とうとう50分を越えるペースに落ちてしまった。 7キロ:35分12秒(4分54秒)。 前の女性に着いていこうと頑張ったおかげでチョット挽回。 8キロ:40分47秒(5分34秒)。9キロ:46分08秒(5分20秒)。 ダメだ~。身体がびしょ濡れで、手も冷たい。気弱な部分が露わになってくる。やばい。最後はなんとか頑張らねば。50分は切れなくとも52分の壁だけは突破した~い!体育館が見えてきて、少し気が緩んだすきに一人に抜かされる。最後のコーナーを曲がってゴールに駆け込む。 10キロ:51分10秒(5分02秒)。 ゴールでは先に到着した釧路のパパさんと、さらにもっと前に先着していたFさんが待っていてくれた。有り難い!  寒かった~。ゴール後は一目散に体育館内へ。トモさんのすすめに従ってシャワー室に直行。ありったけのものを着るが寒さは消えない。体育館内に急遽用意されたジェットヒーターの前に立ちようやく身体に暖が戻る。食料を補給しながら体力の回復と、正式結果が出るのを待つ。そのうちに抽選会が始まったが、残念ながらみんな一番違いで当選を逃す。結構な人数が当選している。

 1時過ぎ、結果が掲示され、それを確認してから皆さんとお別れした。今シーズン最初のレースは壮絶なものであった。この悪天候の中で10キロの記録を更新できたことは収穫と言って良いだろう。自分としては今回はそれで満足としよう。 さて釧路のパパさんは次は何処を目指すのでしょうか?カッチさんとは6月に千歳での再会を約束。シーズンはこれから、また練習に精進というところです。

第22回もこと山ふきおろしマラソン大会(ハーフ)

2005年10月30日 | 完走記
 美幌に前泊。朝窓を開けたら、少々寒かったのでハーフパンツと半袖Tシャツを身にまとって出発。道を間違えたりして結局30分ほどで東藻琴に到着。受付に行く道すがら、ブルブル震える。メッチャ寒い!あわててクルマでロンタイに着替える。会場でカッチ&トモさんと合流。上も長袖にランシャツを重ね着することにした。これで万全の筈だ。ナンバーをつけていたらカッチさんに良い番号だねと言われた。そこで気がついたが、確かに117(いいな)だ。でもこれってレース後に他の人をうらやむ時に言ういつもの私の台詞ではないのかと、一瞬に不安になる。

 もこと山へ向かうバスに乗る。乗ってみて思った、やはりこんな時期に走ろうと思うのはどう見てもふつうの人達じゃない。みんな凄そ~う。強者揃いといった感じだ。隣りに座っている人はボアコートを着込んで毛糸の帽子を深くかぶり、サングラスでキメ、気難しそうに黙りこくっている。小柄なはずなのに1人でたいそう場所をとっているが、気弱な私には声なんかかけられない。やばい。バスはどんどん進み山の頂上へと登っていく。20分ほどで到着したが、なんと!風がビュービュー吹いて雪も舞っているではないか。こりゃとんでもない大会にエントリーしてしまったと、今さらながらに後悔。時間までただウロウロとその辺を走ったりストレッチをして身体を冷やさないようにする。ロンタイに長袖でも太刀打ちできない寒さだ。一寸携帯で写真を撮ってもらおうと近くの人に声をかけてみた。「すごい大会ですね~」と言ったら、初めてですかと聞かれ笑われてしまった。やはり強者揃いなんだ。やばいっす。時間が来てスタートラインに集まるが時間ギリギリまで誰も集まらない。だって寒いんだもの~。後方に並ぼうと移動するとカッチさんに「下りだから足に負担をかけないように」とアドバイスされ、「最後の方に少し登りが有る」とも聞かされる。私の苦手な終盤の登り?さらにやばいッス。もうとにかく無理をしないことだ、とこころに誓う。

 10時、なんかいつの間にやらスタート。団子が一斉に縦長にのびていく。私も後方から追走する。6分たった頃足下でピッチピッチ音がする。なんと靴ひもが弛んでほどけているではないか。走路から外れてしっかりと締め直す。後方から「クルマがきたぞ~」とのかけ声。有り難い。その後気を取り直して走り出す。美瑛の時もそうだったが下りは黙っていてもスピードが次第にアップしてくる。ここでセーブしようとして足を踏ん張るとふくらはぎに来そうだったので、自然のスピードに任せることにした。とはいっても抜群のスピードで駆けおりるわけでもない。少しづつ前との距離が縮まり、時々何人かのランナーを追い越す。<5㎞:22分58秒99>

 おおっ。良いタイムだ。この調子がいつまで続くのか?そんな36分の時だ、チラッと左足のふくらはぎが張ってきた。とにかく負担をかけないように良い姿勢で走ることだ。リズミカルに大股で足の運びの流れに任せて走ることを心がけた。山のスタート地点はもの凄く寒かったが、ここまで来ると風は穏やかになり、身体も汗ばんでくる。なんとかこの調子で行ってくれることを願う。<10㎞:45分11秒51>

 10キロのスタート地点を通過。あと約半分だ。その後も足の痛みは出てこない。そのかわりに背筋が痛み出した。ふだん座ってばかりいるせいだとは分かっているが、それは詮無きこと。でもこれって結構なハンディだ、などと内心考える。徐々に脱落者が出てくる。下りで頑張りすぎて疲れたのかな、などと思い遣っているうちに、自分にも疲れがでてきた。さっき抜かしたランナーに抜かされ徐々に差が開いていく。道は緩い下りからだんだんと平坦な道にかわってくる。ここからみんなの地力が現れてくるところだ。私もここで諦めたらこの1年の努力が水の泡になる。なんとか踏ん張らなければならない。懸命にももを上げるようにして走った。<15㎞:1時間10分59秒53>

 あと残り6キロ。このまま行けばなんとか1時間50分を切れそうだ。俄然希望が沸いてくる。しかしこの町はずれから町中に入るところで、いよいよ緩やかな登りの道が待っていた。当然の如くスピードが落ちる。後続のランナーが勢いよく抜いていく。なんでここであんなスピードが出るのか不思議だ。かなりガックリ来る。しかし「目標はタイムなのだ、他のランナーと競争しているわけではないのだ」、そう自分にしっかりと言い聞かす。気を抜かずにもも上げを励行しペースを維持する。次第にコースは町の中に入ってきて、時々沿道から応援の声がかかる。できるだけそれに手を挙げて声を出して応えるようにした。その方が気持ちいいからね。ゴールが近くなってくると、何故か風も強くなってきた。向かい風だ。キツイ。最後にグランドを1周するのだが、ここが厳しかった。仲間の応援に応えてラストスパートするランナーが何人かいて、立て続けに抜かれる。でもここでも無理をしないことにした。何故ならいつか記録更新する日がやって来た時のために少しタイムを残しておこうと思ったから。なんてね!実際はもうフ~ラフラの状態でゴール!<記録:1時間45分19秒>

 ゴール後はしばし立ち上がれなかった。カッチ&トモさんが声をかけてくれたけど、答えはしどろもどろだった気がする。海洋センターに戻ってブタ汁で冷えた身体を温め、結果を待つ。その間カッチ&トモさんと、冬の練習や来年のレースのことを話しながら、「楽走旭川」の話しも聞かせてもらった。仲間で走れるのって楽しそうだ。私もいれてもらおうかな。

第30回札幌マラソン(ハーフ)

2005年10月02日 | 完走記
 

2日前まで迷ってようやく決心し、前日仕事を終えた夕方に出発。なんとかレースに向けて気持ちを高めようとしたが、体力も気力も不足していた。当日の朝は曇天。でも私が出走する場合は、いつも走るのに絶好の条件となるはずなので、これは全く気にとめていなかった。案の定、天候は徐々に秋晴れの好天気となった。会場について受付を済ませ、会場内を点検し、荷物の一時預かり所をチェック。スタンドに陣取り、まずは前回の轍を踏まず練習着に着替える。その場で軽く準備運動をし、アップに公園内をウロウロと走ってみた。なんとか気持ちを高めようという努力だ。しかし、やはり真駒内公園はいいなあ~。昔子どもたちが小さかった頃、幼稚園の運動会をしたかしわ広場だ。反対側はあまり来たことがないが、今日は少年野球をしている。サケ科学館はまだ一度も入ったことがない、等々考えながら走っていると、ちっとも気持ちが高揚してこない。やばい。次々とレースがスタートしていく。その気配を感じながら、ようやく身体が汗ばんできたので、スタンドに戻りレース着に着替えて出走時刻を待つ。

 スタート30分前、荷物を一時預かりに持っていく。かなりの混雑だ。その後ゆっくりとスタート地点に向かう。ゼッケン番号順に並んでのスタートのようだ。初めてのエントリーで番号が大きかったせいか後方からのスタートになる。先頭が見えない。相当な参加人数のようだ。スタート時刻が近づき移動が始まる。11時50分スタートとなるが、スタートラインを越すまでに約1分半かかった。

 スタートしても人でごった返しなかなか前に進めない。隙間をついて素早く前に出てもすぐ先が詰まってしまう。そんな状態が延々と続く。とにかく流れに沿って進み、スキを見て前に出ることだけを考えた。あたりの様子に目を向ける余裕は全くない。5キロ:27分02秒。

 幌平橋を渡って堤防の上に差し掛かる頃から少しずつ人がばらけてきたが、なにせ道が狭い。ここから中島公園の方に曲がってようやく道が開けた。7キロ地点には給水所があったが、パスして先を急いだ。私のプランではスタートしてから10キロまでの下りでできるだけタイムを稼ぐつもりだったが、全く当てが外れた。ススキノから三越前までは空間的に余裕ができたので頑張って走ることができた。折り返してからもそれなりに頑張り、南大橋を渡って川沿いの道に入る下りでスピードを上げた。10キロ:52分53秒。1キロ5分ペースに上がった。

 川沿いの道は上流に向かって緩い登りとなる。ここでスピードの落ちをどの程度に抑えられるかだ。ここでの踏ん張りが一番大事だ。カッチさんの言葉を思い出す。安定したスピードで走っている女性ランナーを目標に遅れないようについていくしかない。しかしどうやらわたしのスピードのばらつきが大きく、ついたり離れたり、抜かしたり抜かれたりと不安定なものだった。なかなか真駒内公園が近づいてこない。15キロ:1時間21分22秒。まだ1キロ5分台だが、さっきより遅れた。スピードを上げないと1時間50分は切れない。真駒内公園内の最後に下りがあるはずだから、ここで最後の踏ん張りを見せなければいけない。

 給水所では水だけを飲んだ。スポーツドリンクは甘いのでかえってノドが乾く気がする。そこから堤防を駆け上がり、公園内の細い道に入っていく。上り坂で橋を3本越えることになっていたが、これが予想外に長い上り坂だった。スタジアムの傍を通過する頃には完璧に足にきていた。腿は上がらず、ストライドも伸びない。アキレス腱のあたりがビンと張っている。次々と抜かれていくが追走できない。3本目の橋を渡ってもなお登りが続く。こんな筈ではなかったと思うがもはや後の祭り。公園内だけで200~300人に抜かれたのではないかと思う。ゴールはもう少しと分かっているが、このあたりでは歩いている人もちらほらだ。私は歩くことだけはしなかったが、スピードは多分歩いている人たちとあまりかわらなかったかもしれない。なんとかスタジアムの入口にまでやってきた時に、子どもたちの幼稚園の先生だったH先生に、大声で声をかけられた。チョット手を挙げたが、笑顔に力がなかったと思う。スタジアムの中でも多くのランナーに抜かれ、よれよれの状態でゴール。記録:2時間00分52秒。久しぶりに2時間を越え、タイムとしてはかなり悪かった。しかしこれも実力だ。今回も自分としてはベストを尽くしたのだから。

 ゴール後はその辺に倒れ込みしばらくボーッとしていた。秋の空のむら雲が綺麗だったのを覚えている。スタート後になかなかペースをつかめなかったことと、最後の公園内の登りが想定外だったことが、レースに大きく影響した。ただもう一つ、レースに向けての気力の高め方も足りなかったのだと思う。次はいよいよ今季最後のレースだ。藻琴山に向けて、気力と体力を充実させて行こう!

第22回とよころサーモンマラソン(ハーフ)

2005年09月18日 | 完走記

 昨日は雨、今日の予想天気も雨だった。確かに朝から小雨が降っていた。しかし7時に家を出発し豊頃の会場に向かううちにだんだんと小雨もあがり、曇りではあるが風もほとんどなく、穏やかな天候に落ち着いた。昨年来たことのある会場なので安心感がある。体育館の隅に場所を確保。ナンバーカードを安全ピンでくくりつけ、今日のために用意した新しいランパン・ランシャツに着替えた。気合いが入る。その場でゆっくりと時間をかけてストレッチで身体をほぐした。この2,3日はカーボローディングしていたが、便がスッキリ出ていない。途中で出たくなったらどうしようかと心配していたが、体育館のトイレでまあまあ出たのでホッとした。集合30分前に外に出てアップを開始した。グランドを12,3分ゆっくりジョッグした。予想以上に汗が吹き出し焦ってしまう。アップの時は別なウエアの方が良かった!次から忘れないようにしよう。集合のアナウンスがあり、チップのチェックを受け、スタート地点に移動。

 ゆっくり歩いて20分ほどの地点がスタート地点だ。ここでも7,8分ジョグを行う。少しからだが汗ばむ、良い感じだ。もう一度小用を済ませ、ウインドブレーカーを脱ぎ、女房に手渡す。そこで有名なichanさんをみかけたので、こちらからご挨拶し、ちゃっかり記念写真を撮らせていただいた。ichanさんにまだまだ伸び盛りといわれて、すっかり気をよくする。気が良くなったついでにこの際思い切って前列の方に紛れて並んでしまった。

 いよいよスタートだ。一斉に飛び出す。なんとか大きく遅れないようについていく。最初の1キロは4分台。これを維持するのは無理だ。徐々にスピードを緩めた。しかし最初の飛び出しがきつかったのか、この時の貯金を6キロの時点で使い切っていた。6キロでちょうど30分だった。その後少しづつペースが落ち、おそらく1キロ5分少々のペースとなる。このままではまずいと感じながらも、これ以上落ちないように頻繁に気をつけるようにした。いままではこんな状況ですぐに休みの態勢に入ってタイムをロスしていた。今回は1時間50分をクリアすることが目標なんだと、何度も何度も自分に言い聞かせる。そのために家族にもそう宣言して臨んだ大会なのだから。

 そろそろ折り返しのランナー達と出会うようになってきた。やがて10キロの手前で私も折り返す。その後チョット焦ってしまう出来事が起きた。距離表示がここから突然かわったのだ。9キロの次がなんと32キロになったのだ。フルのランナー優先の表示に変わったということだ。これからは「42-X」で残り距離を考えて走らなければならないわけだ。この時点でウォッチでのタイム計測は中止し、だいたい1キロ5分のペースを維持するように心がけることにし、だいたい同じようなペースで走っているランナーに付いていくことに方針を変更した。

 このペースを維持していくことは結構大変なことだった。レースの後半になってくるとやはり意識しなくともペースが落ちてくる。そこを持ちこたえようとして必死になって足腰を前に運ぶ。もう股関節が外れるのではないかと思うくらいだった。それでもなかなか前のランナーとの差が縮まらない。最後の2,3キロになるとランナーの頑張り度・諦め度がかなりハッキリしてくることが分かった。急速にスピードダウンしてくるランナーがいれば、見る見る距離が遠ざかっていくランナーもいる。私も最後の1キロは力を振り絞って頑張った。しかし無情にも橋を渡って最後の直線に入る手前で、ついに家族に約束していた時刻が来てしまった。1時間50分を経過、残念無念!

 角を曲がると、女房が1時間45分から待機している筈のゴールが見えてきた。最後まで頑張るしかない。ラインを通過した時、女房がゴールの瞬間をデジカメで撮ってくれるのが見えた。記録:1時間51分41秒。ハーフ自己ベストであった!目標タイムまであともうチョットだったが、今日は全力を出し切った戦いだった。これが今の限界。それでも十分に満足!また次に頑張ろうと、素直に思えた。それにしても疲れたなあ~。

第36回くりやまマラソン大会

2005年09月04日 | 完走記


 6月以来遠ざかっていた、久しぶりのレースである。この夏7月、8月と正直言って練習に身が入らず、秋のハーフのレースに向けて調整の目的で参加とした。昨夜もあまり寝付きが良くなく、今朝は目覚ましで起きたものの、緊張感がゼロ。女房が付き添ってくれることとなり、道中は心強い。2時間半でくりやま到着。

 会場は閑散としていてかなりリラックス模様。ゆっくり準備して、身体をほぐし、周囲をグルッとジョッグしてきた。身体に緊張が乏しいせいか、今朝は便も出ない。途中で出たくなったらどうしようかと心配になるが、えいままよ、という感じ。ピリッとした感覚が欲しいところだ。

 スタート地点に移動。10時まで女房とのんびり歓談。以前娘が中学生の時に担任だった先生を発見。有名ランナーのH先生だ。ズーッと先頭の方に陣取っている。仲間が大勢いるようだ。私はいつものように最後方に位置取る。

 スタート。前から3キロ、6キロ、10キロの順に並んで同時スタートだから、スピードの遅い前の方で詰まった団子状態がしばらく続く。仕方がないのでチョロチョロと横に動いて広いところに出る。派手なブルーのユニフォーム姿のH先生はこの間に遙かに先に行ってしまった。3キロの分岐、6キロの分岐と過ぎて、タマネギ畑の中を進んでいく。気温はどの位か知らないが、思ったより暑く風も弱い。ショータイでなくランパンにすれば良かったかもしれない。う~ん、スピードが上がらない。後方からの選手に次から次と抜かれていく。中間点を通過、25分40秒。

 コースは平坦でほとんど起伏はない。クルマも極めて少なく走りやすいコースではある。問題はいつものことだが私のスピードのなさ、これに尽きる。疲れているのか?どこか痛くてスピードを出せないのか?と言われてもどちらも否である。頑張ろうと思ってもスピードが上がらないのだ。これが私の限界なのかもしれない。そんなことを思いながら、半ばあきらめの境地で走り続ける。残り1キロ地点で給水。最後の力を振り絞ろうと思ったが、なかなか前のランナーに追いつかない。ゴール手前で女房の姿を発見。この苦しそうな表情!直後の選手になんとか抜かれずにゴール。記録、52分31秒。情けないことだが、またもや52分の壁に行く手を阻まれてしまった…。これからの秋のレースもこりゃ危ないッス。

 帰りはくりやま温泉で汗を流してきた。ところでせっかく栗山に行ったのなら、小林酒造に立ち寄ってみることだ。女房へのお礼にあらばしりをゲット。