やっつけ映画批評!

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お伝えするやっつけ映画批評!

レッドノーティス 2021 117 65点

2021-11-13 00:40:29 | 映画
レッドノーティス 2021 117
65点


美術品泥棒とFBIとライバル美術品泥棒の
3人があるお宝を巡って、やりあう



ライアン・レイノルズ
ドウェイン・ジョンソン
ガルガドットの
豪華キャストでお送りする
ベタベタな世界を股に掛けた
お宝探し、奪い合いのコメディアクションです

監督は
なんちゃって家族
スカイスクレイパー
セントラルインテリジェンスの


ローソンマーシャルサーバーが
務めております

世界に3つあるクレオパトラの卵とかいう
お宝を集めて300億円でまとめ売りしよう

の100回聞いたことあるベタ設定から

足場パイプを使ったフレッシュな
アクションや
武器庫でのワクワクアクションなど

上がるシーンは何ヶ所もありましたし

神出鬼没、ライバル泥棒の
ガルガドットのセクシーな衣装と
キレキレのアクションシーンは
最高でしたが


やはりこのベタベタ、コテコテ設定に
お馴染みの

苦労して宝を見つけた所を狙われたり

なんでそのキャラがそんなことを出来たのかをわかりやすく回想入れて説明してくれたり

もはやあるあると化した

言ってしまえば見てる側の予想通りの
展開になるので
正直、まーそうなるよね

と言うかなんの捻りもなく
この展開をみせられるのね

と若干飽き飽きしてしまったのも
事実ではあります


ただその馬鹿げた
吉本新喜劇みたいなB級アクションコメディを
演じてるのが
先の3人なので

不思議な高級感があって、最後まで楽しく観れてしまったのも事実なので


たまにはこういうお気軽なのもいいかなあと
言う感じですね

豪華キャストが演じる
コテコテベタベタ騙し騙され
お宝探しアクションコメディ映画でした


ミセスノイズィ 2020 70点

2021-10-11 08:47:37 | 映画
ミセスノイズィ 2020 106分
70点

騒音おばさんの住む部屋の隣に
引っ越してきたスランプ中の小説家、、




騒音おばさんを知ってる人なら
間違いなく連想するチープな設定と
チープな演技

ついで、まぁまあ都合のいい人物配置に

え、これ大学生の作った映画なの?
と若干せせら笑いながら見ていましたが

映画が進むにつれて
見てる人の正義感や倫理観を
揺さぶってくるようなパワフルで
ダイナミックな展開が待っていて

気づけば画面に釘づけになっておりました


序盤は一方的な視点
隣人の立てる騒音にストレスを感じる小説家
視点で進んでいき

中盤からは
実はその騒音を立てる意味が、、

視点をずらした話になっていって
視点をずらすんだろうなあと
予想はしてたんだけど
やっぱり面白いんですけど

この映画の本質はそこじゃなくて


まずはAの視点
つぎはBの視点
映画のように
ただAの人、Bの人の視点を
見るんではなくて


どうしたら
Aの人はBの人の視点に立てるのか
他人を理解するためには
そもそもどうすればいいのか?


っていう
意外とみんな出来ない
それこそ
テレビとかSNSの些細な印象でもって
1度特定の意見を持ってしまった場合

その意見を変えるのって
実はめちゃくちゃ難しいってことを
突きつけてくるので

最初、舐めていたぶん
ぶっ刺さるものがありました

ただ
スランプ中の小説家の設定が
ちょっとイマイチで
そんなに締切追われてないのに
自分で勝手に締切作って
子供放置っていうのが

母親として幼稚というか
リアリティなくて冷めた感じもありましたが

1度立ち止まって
人の立場にたって
考えてみるのって
超大切だなと改めて感じた
騒音おばさん映画でした〜

モータルコンバット2021 65点

2021-10-01 21:37:57 | 映画
モータルコンバット 2021 110
65点


人類の存続をかけて
魔界の敵たちと戦う選ばれし戦士たち、、




週刊少年ジャンプで全5巻くらいで
終わっちゃいそうな
能力バトル漫画のような設定の
アクション映画でしたが
なかなか面白かったです

なんにも知らない人間たちが
何となく、魔界の存在に気が付き
自分たちの使命を知って

能力を磨き戦うっていうくだりは
スポコン要素のツボをちゃんと抑えていて
良かったかなと思いますし

人体破壊描写もそこそこ頑張っていたので
そこも楽しむことができましたが


やっぱり映画だとむずかしい
さっきレベル1だったのに
もうレベル70の敵と戦えるのかよ
問題があって

いきなり強くなりすぎというか
もうちょい段階を追って強くなってほしい
もしくは
能力弱いけど色々工夫して戦ってほしい
っていうのは間違いなく感じましたね

連携技とかね、
地形を生かした技とかね

弱いけど工夫して勝つってとこに
燃える人間なので

弱いけど、大声出して気合い入れたら
秘めた力が開花してなんか勝っちゃいました
ってのは
萎えちゃうんですよね、、
まー2時間じゃキツイかもしれないですけどね

はい
とうことで
中二病炸裂
打ち切り漫画みたいな
能力アクション映画でした

82年生まれ、キム・ジヨン 2020 90点

2021-09-20 21:13:49 | 映画
82年生まれ、キムジヨン 2020 118分
90点


仕事を諦め、専業主婦として生きる
キム・ジヨン、、


2019年韓国での動員数367万人
この年7位の動員数を記録した
この映画、久々に
素晴らしい映画を観たなという
感じがありました

こういうのがあるから
映画ら止められないんですよね

82年生まれ、キム・ジヨン
どういう映画かと言いますと

たぶん37歳くらいの
どこにでもいそうな専業主婦の日常と
彼女の過去の経験を
淡々と描いていく

言ってみればそれだけの映画なんですが

その何気ない日常の中に溢れかえる
女の人の生きづらさ

舞台は韓国だけど
世界にも、特に日本にもいまだ根強く
存在している

ジェンダーですよね

社会的文化的に作られる
性区分ってやつですね

女の子はピンク
男の子はブルー
からはじまり

女は家庭
男は会社

っていう
いつまでやってんだよこれ
特に日本

男女格差ランキングで世界120位の日本で
お馴染みのジェンダーあるあるを

主人公の女性の現在と過去を通じて
これでもかと
観客に突きつけてくる
ぶつけてくるんですよ

しかもそのぶつけ方が
決して乱暴大袈裟な描写ではなく

ごくごく自然な
どこにでもあるような
どうってことない
日常、社会のワンシーンを切り取って

世界にはびこるジェンダー意識の
無駄さ、悲しさ、理不尽さ

そんでそのジェンダー
というより
男社会が勝手に作ったジェンダーで
押しつぶされていく女性達の
不自由さが
どうしようもなく痛々しいんですけれど

どことなく希望も感じられるっていう
すごいバランスになってるっていうね、、

若干主人公が綺麗すぎる感もない
容姿がイマイチだったらもっと無理ゲーに
なってた感もあったんですが

とにかく
これから結婚してる人もしてない人も必見

男社会を築き上げてきた
クソ野郎どもも必見の

ほんとに傑作
ほんとに皆に見て欲しい
アラサー、アラフォーの地獄映画でした〜



レミニセンス 2021 60点

2021-09-17 21:56:44 | 映画
レミニセンス 2021 116分
60点


記憶を調べることが出来る
ヒュージャックマン、、




ダークナイト、インターステラーなど
の脚本をつとめた
ジョナサンローラン
(クリストファーノーランの弟)
が制作に
携わっているので

記憶潜入もの、水に沈んだ世界、
謎多き美女、と
考察多めのSF映画と思ってみると
かなり肩透かしを食らってしまう内容の
作品

というか
考察の余地はほとんどないような
いつものハリウッドサスペンスというより

火曜サスペンス劇場をみているような
感覚を味わえる作品となっておりました



そもそもまずね

水に沈んだ町とか
戦争によってなんやかんやあった
みたいな設定がほとんど生きてなくて

どういう国家体制で、
インフラで、産業があって
どういう経済、生活があるのか
よくわからないもんで

なんかヴィジュアルが弱いから
水に沈んだ設定を取ってつけた感が
ムンムンだったのと

さすがのさすがに
色々知ってからも女の人に固執する
主人公がちょっと子供っぽすぎるなってのが

鼻について
しょうがなかったりもしたんですが

ぶっちゃけた話
考察系のSF映画ってのが
個人的にあんまり好きじゃないので

精進料理食べに行ったつもりが
イタリアンだったみたいな

考察系のSFと思ったら

色んな愛憎が渦巻いて
二転三転する
火曜サスペンスだった

っていう
色々と言いたいことはあるけど
退屈はしない予想外の話が見れたので
不覚にもちょっとワクワクしてしまったので

そこまで嫌いになれない映画だなと
思いましたね

記憶潜入設定も
ほんとにただサスペンスを
盛り上げる機能としてしかなかったので

ただ真実を浮かび上がらせるだけっていうね
はい

繰り返しになりますが
考察の余地皆無の

近未来SF設定を取り入れた
気軽に楽しめる火曜サスペンス劇場だと
思ってみればそこそこ楽しめる
なんちゃって記憶潜入映画でした〜