新潟の山間部の農家育ちなので、花はいつも身近に咲いていました。
では、もの心ついてから最初の花は何だったのでしょうか。
庭のすみれ、タンポポ、アサガオかもです。綺麗な世界と出会った始めです。
それから道端のいろんな草花を知っていった。美を感じていった。
裏山に行くようになってからは、山ユリ、キキョウ、ツツジ、サザンカと。
池に近付ける頃になると、水草、アヤメ、ショウブ、カキツバタですかね。
世界が広がって来ると、花との出会いが増えていきました。
私は、これらの様に、庭、道端、裏山、池の順で出会って行ったのでしょう。
自分の中での、一番に綺麗と思っている花と、一番好きな花とは違います。
蘭、蘭が高貴だと思うのですが、幼い頃に出会った花々が好きです。
すみれ、山ユリ、アヤメ、ショウブ、カキツバタ、キキョウが好きです。
花言葉は後で知ったのですが、合っていると思います。共通するのですね。
昔読んだ、太宰治のエッセイ「かすかな声」にこう言う下りがあります・・・・
「芸術家とは何ですか」
ーー「豚の鼻です」
「それは、ひどい」
ーー「鼻は、すみれの匂いを知っています」
私は、すみれの匂いをもっともっと知りたいと思います。耳を、そっと。
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