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パソコン相撲 入門

双眼鏡で覗いた北朝鮮

2022-11-03 09:20:21 | パソコン相撲
中国旅行の時、北朝鮮との国境の丹東に行った。
2013年の10月、瀋陽から数時間かけてバスで向かった。

前に板門店に行った事があるが、もう目の前全部、北朝鮮である。
中国丹東がカラーの街だとすると、北朝鮮新義洲は白黒の街だった。
派手な色やネオンがない。市民は薄汚れた作業着姿が多かった。
国境の河口を小船で遊覧出来るので、かなりと近くまで見ることが出来る。
こちらは遊覧なので、みんな興味津々で眺めている。
向こうはこちらに目を向けない、何事もないように黙々と暮らしている。
中国側を見物どころではない、日々の生活の営みだけである。
むしろ見ないようにしているのだろう、その意識もなく、もう普通か。
観光客は非日常を楽しみ、北側は、いつのも日常茶飯事でたんたんと。
空気感が違う、まるで別世界のよう、違う時代を生きているみたいだった。

また国境の川沿いを歩いてみた。
船とは違って、地面繋がりとして足での国境体感が出来た。
緊張感が漂っている、旅行好きとしては向こうに行って見たくてしょうがない。
この鴨緑江は漁をする事も出来ない、北の銃が向けられている怖ろしい川だ。

今度は高台の山に登り、双眼鏡を借りて覗いてみた。
市民の様子を良く見る事が出来る。表情もわかる、笑顔の人はいなかった。
窪地の奥の方で、数人が凧揚げをしていた。こちら側を向いてではなくに。
北の道は舗装されてなんかいない、砂利道どころか泥道ではないか。
砂利を集め敷くではなく、それも無理なのか、昔のままの道が見えた。
その時、山道を若い女性が自転車を降りて下って来たのがわかる。
泥道を転ばない様にと、よろけながら移動していた。
これじゃ、土砂降りの後はどうなるのかと、もっと案じられた。

この国の民の苦境の大元は、言うまでもない。
元凶は笑う、同類も追随の笑い、国民の涙に浮かぶ「笑い」か。

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