Don't Let Me Down

日々の雑感、引用。
言葉とイメージと音から喚起されるもの。

このニッポンの空気、を読む

2012-03-27 09:35:52 | 日記


昨夜、“大澤真幸”というひとが発言するのをテレビではじめてみた。

ぼく自身は大澤真幸の本をけっこう読んできたが、彼を“見る”のは初めてだったのだ。
(ところで、大澤真幸のようなひとは今、どのように読まれているのだろうか、彼の新書や文庫の売り上げは?購読年代層は?)

思ったより、感じがよかった!(笑)

少なくとも、高橋源一郎、宮台真司、東浩紀よりは、感じが良い(爆)
(あくまで、テレビ写りの感想である)<追記>

あまり“色気”はないが、“論理”はわかるのではないだろうか。
ただ意外に、“気配り的”なので、主張が強烈に(明瞭に)聞こえないことがある。

この番組での話題のひとつは、“決断できない(決断しない)”日本人ということであった。

当面、“すべき”決断は、原発の即時停止である(すなわち現在原発は(ほぼ)全停止しているのだから、再稼動拒否である)

その原発停止を、“なんとなく、なしくずしに”するのではなく、“決断”するのである。

なぜ日本人は“決断”できないのか、については、大澤は2点あげたと思う。
① キリスト教という伝統がない
② 戦後、決断は、アメリカ(USA)にお願いしてきた

この論点についても、いままでも語られてきたし、現在も色々いいたい人がいるだろう。

ぼくも、この①②について、あまり突っ込んでではなく、“なんとなく”考えることはある。
が、ここに書くほど詰められていないので、書かない(笑)

まあ、“みなさんも”考えてください。





<追記>

内田樹を忘れていた!







<号外:今日の原発ニュース:汚染水海へ流出 東電の管理体制問われる (ANN NEWS)>

福島第一原発で、タンクの配管から汚染水が漏れて約80リットルが海に流出しました。東京電力の管理態勢が問われそうです。

 26日朝、汚染水タンクの配管のつなぎ目から水が漏れているのを作業員が見つけました。東京電力によりますと、汚染水120トンが漏れ出し、このうち80リットルが真下の排水溝を通じて海に流出しました。放水口付近の海水からは、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1立方センチあたり0.25ベクレル検出されました。福島第一原発で汚染水が海に流出するのは、去年12月に続いて2度目です。事態を重くみた原子力安全・保安院は、東京電力に原因究明と再発防止を指示しました。