気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

全米女子SP

2011-01-28 16:58:08 | フィギュアスケート大会
全日本は全選手の演技の放送を見られないのに、他国のナショナルである全米は全選手の演技を見られるってちょっと複雑な気分。どこが放映権を持っているかによって、テレビ放送って天と地ほどの差がありますよね、なんて愚痴はおいといて、楽しめました全米女子SP。→公式リザルト

第1グループの3人目でいきなりアリッサ・シズニー登場。全米のSPは全選手がクジ引きで滑走順を決めるのですね。全日本も昨季まではそうだったのに、テレビ放送の関係でああなったのでしょうね。色々全米が羨ましい。
シズニー、ファイナルの優勝で自信がついたのか、不安のない演技。3Lz-2T、3F、2A、相変わらずスピンはとびきり美しく、エレガントな素晴らしい演技に会場はスタオベでした。62.50で2位。

クリスティーナ・ガオ、16歳の彼女、解説の藤森さんに若い頃の荒川さんに似ていると言われていました。私は若い頃の荒川さんを知らないけれど、察しがつきます。ガオ、うまくなりました。将来性を感じるいい選手です。
3F-3T、3Lz、2Aがオーバーターン。難易度の高い3-3のコンビネーションを跳ばせられるオーサーは、やはり名コーチかもと思いました。58.43で5位。

アグネス・ザワツキーもやはりまだ16歳ですが、外見も演技も大人っぽいですね。3T-3T、3Lz、2Aでノーミス。61.54で4位。

ミライ・ナガス、3Lz-2T、3F、2A、体調がよくなったのか、持ち前の伸び伸びした演技が戻ってきました。63.35で1位。

ヴァネッサ・ラム、JGPチェコ大会で庄司理紗ちゃんを抑えて優勝した15歳の彼女。それもわかるなっていう素敵な選手でした。動きやスピンの回転が速く、ジャンプの助走が短い。かなり個性的な動きをする今後注目していきたい選手のうちの1人です。
2A、3Lz-2T、3F、ノーミスで有名選手ではないのにスタオベが起きていました。57.61で6位。

アシュリー・ワグナー、表現にさらに磨きがかかって美しいです。3Fで着氷の少し後にフリーレッグを着き、3Lz-2Tのルッツはツーフット、2Aは大丈夫。54.63で7位と表彰台候補の選手の中では出遅れました。

ヤスミン・シラジ、14歳の彼女はJGPFにも出場していましたね。まだ体付きが子供なので、シニアの中に1人だけジュニアが混じった雰囲気でした。3Lz-2T、3F転倒、2A。49.91で8位。

レイチェル・フラット、昨年女王の彼女は出てきたときから貫禄があります。前に滑ったのがヤスミンちゃんでしたから余計にね。GPSでは彼女の力の全てを出し切った演技が見られた感じはしなかったのですが、さすがにここには調子を合わせてきました。
3F-2T、3Lz、2A、ノーミス。ステップがダイナミックで目を引きます。動きがよく迫力があるので、PCSが一番高いのも納得。62.32で3位。

全米女子、他国のナショナルでしかも女子なのにかなり楽しめます。フリーも楽しみ~。

ヨーロッパ選手権 男子SP

2011-01-28 16:24:20 | フィギュアスケート大会
Jスポの放送、録画しておいて今日見ました。
ウォーミングアップしている選手がちらほら映っているのが見られたのが、お得な感じでした。
寒い会場なので、演技のときに鼻を赤くしている選手も多かったです。体調や演技に影響してそうですね。→公式リザルト

第4グループの最初の滑走はジュベール。
4T-2Tの4回転がオーバーターン、3Aは何とか成功、ルッツで転倒という厳しい出だし。70.44で7位。フリーで挽回して表彰台に乗ってほしい。もっと年上の選手だって頑張っているんだから。

フェルナンデス、靴にテープを巻いていたようです。ジャンプは3Aを軽々跳んだあと、残りのジャンプ2つはバランスを崩していました。靴の影響でしょうか。ステップで2回転倒。
60.48で11位。

ヴァンデルペレン、4T-3T、3A、3Sとほぼノーミスです。今季4回転の調子がいいですね。最年長と言ってもいい28歳の彼がこんなにもいい演技を見せてくれるのは、20台半ばの選手達にとってもいい刺激になるのではないでしょうか。73.61で4位。

トマシュ、いつも滑らかなスケーティングや身体全体の動きが美しいです。3Lz-3T、3A転倒、3F。アクセルの転倒は残念。37.53と全選手で一番高いPCSをもらいました。72.91で5位。

ガチンスキー、4T-3Tを軽々と跳びました。17歳と若いのに、彼の4回転は安定していますね。3Aは斜めになりましたが転倒せず。斜めになっても転倒しないのは兄弟子のプルシェンコ譲り?3Loもきれい。スピンのポジションのバリエが豊富で見ごたえありの演技です。本当に楽しみな選手。73.76で3位。

第5グループの最初の滑走はミハル。GPSを体調から欠場したので、今季彼の演技をテレビで見るのは初めてです。黒地に銀のドラゴンの模様の衣装も、カメレンゴさん振付のプログラムもかっこいいです。
3A、高さも幅もあって見事でした。3F-3T、3Lzも安定していて、調子がよさそうです。スピンポジションも多彩。いい選手ですよね。76.13で2位。

コンテスティ、3Lz-3Tがステッピングアウト、3A、3Fは何とか成功。そこまで調子がよさそうという感じでもないのですが、崩れません。72.78で6位。

アモーディオ、3A、3Lz-3T、3F、彼の一番いいジャンプというわけではないけれど、大きなミスはありません。小刻みな動きの力強いステップで会場を湧かせました。78.11で1位。

1位アモーディオ、2位ブレジナ、3位ガチンスキーと若手の台頭著しいSPでした。世代交代を感じさせられつつも、ヴァンデルペレンの頑張りが光りました。FSではジュベールとかトマシュとか、まだまだおじさん達には頑張ってほしいです。