気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

バンクーバー開会式

2010-02-13 23:38:46 | フィギュアスケートその他
バンクーバーの開会式、演出が豪華でしたが長かったですね。
選手入場のときに、フィギュア選手チェックをしましたが、あまり見つけられませんでした。
私が見つけた選手・関係者はこれだけ。行進順に。

グルジア アリソン・リード
ハンガリー ユリヤ・セバスチャン(旗手)
イスラエル ザレツキー兄妹(妹のアレクサンドラが旗手)
日本 織田君、リード姉弟、伊東フィギュア部長、織田コーチ
スイス ランビエール(旗手)
トルコ トゥーバ・カラデミール(旗手)

他の選手に気が付かれた方はいらっしゃいますか~?教えてくださいね。

グルジアの選手団は、同国のリュージュの選手が公式練習中に事故死して、喪章を付けていましたね。
亡くなったノダル・クマリタシビリ選手はまだ21歳の若さ。
アスリートとして最も栄えある瞬間であるOPで・・・ととても悲しくなりました。この後はもう不幸な事故が起きませんように!
事故はコースに問題があったような・・・。悲しすぎ。クマリタシビリ選手のご冥福を祈ります。(涙)
産経ニュース 毎日jp 読売ONLINE

長い開会式で途中で見るのに飽きて本を読みながら見ていました。(汗)
大ちゃんと小塚君が出席しずに練習に専念したのは正解だったと思いました。
でも聖火点火はちょっと感動。大ちゃんにとって最高のオリンピックに!と改めて気持ちが引き締まりました。

大ちゃんと織田君は公式初練習で音楽トラブルがあったようですね。→サンケイスポーツ
大ちゃんのeyeの音響、解決するといいですね。でも本番までにきちんと解決しさえすれば、ここでちょっとしたトラブルがあったのは験がいいかもしれませんよ!スケカナのときの入国のこともありますしね。(笑)
今何かあれば、本番はきっとパーフェクト!

今日の読売のコラムの「編集手帳」の一部をご紹介します。同感の想いだったので。

<(略)スポーツ観戦の楽しみは、木霊を聴くことにあるのかもしれない。故障を克服し、あるいはスランプを乗り越えて大舞台に臨んだ選手を「頑張れ、負けるな」と応援しているうち、自分が選手から同じ言葉で声援を送られていることに気づく。励ましたつもりが、励まされている。
テレビが中継する“街頭の声”でよく耳にする「元気をもらった」「勇気をもらった」という言い回しも、木霊をその人なりに受け止めた言葉だろう。冬季五輪バンクーバー大会がきょう、開幕する(略)>

大ちゃんの衣装製作現場

2010-02-12 23:26:26 | 高橋大輔その他
今日放送のSuper Surprise「うんちくクン」、貴重な映像の数々が見られましたね。
皆様ご覧になったかと思いますが、自分用のメモとしてまとめておきます。

まずは伊藤みどりさんのコンパルソリー。実際に描かれた図形を初めて見て、その寸分違わず同じところを通る技術に驚きました。文章で読むだけではどうもイメージが掴めず、ずっとコンパルソリーの映像を見てみたいと思っていたので、嬉しかったです。

そして宮本さんの振付の子供達への指導風景。こんなに混んだリンクで振付の練習をするんだ~と思いました。いつも思いますが、日本のリンク事情、何とかならないでしょうか。
そしてeyeの振付のポイントも。「紳士的なっていうのを。女性をエスコートする雰囲気を考えながら作った」そうだったんですか~。
男らしさのポイント、胸をぴんと張って、体を大きく見せるようにして、男らしく見せる。手つきは男っぽく強く見せるには、手をぱっと開く。
女性だったら線を細く見せる。耳の下から指先まですっと伸ばす。
対象映像として出てきた明子ちゃんのSPを見て、なるほど~と思いました。

そしてハイライトは衣装ですね。まさか大ちゃんの衣装屋さんの舞台裏が見られるとは。まず普通の民家の一階がアトリエになっていて、そこで衣装が作られていることに驚きました。藤田澄子さんという服飾専門学校の先生をしてらした方なのですね。
eye衣装にはスワロフスキーが1000個ぐらい付いていて、それでも少なめ。付けるのは手作業とのことですが、アシスタントさんとかはいなくて藤田さん1人で作っているのでしょうか?
一番は軽さが大事。軽さと動きやすさが大事。eye衣装は890g。大体は700~900gの間で作り、平均800gぐらいで重さを抑えている。
軽くするための職人技は、見えるところは厚い生地を使っても、見えないところは薄くて伸びる生地を使うこと。
お腹を冷やさないようにとお腹部分にも布地。さすがチーム高橋の一員、大ちゃんへの優しさを感じますね。
デザインは足が長く見えて、やせて見えるもの。

今日の読売朝刊で、佐藤信夫コーチがフィギュアスケート殿堂入りするという記事を読みました。伊藤みどりさんに続いて日本人では2人目!すごいですね。おめでとうございます!

明日はもうバンクーバーの開会式ですね!日本のフィギュア選手の参加は微妙ですが、一応見ようと思います。
選手村では大ちゃんたちは男子3人部屋なのですね。→スポニチ
リンクでも試合会場でも、部屋でもずっと一緒?練習は時間をずらしたりはしたりしそうですね?大ちゃんは直前に選手村に入るからそれほど影響はしないかな?

男子3選手会見

2010-02-11 23:51:39 | フィギュアスケートその他
バンクーバーの会場で、男子3選手が会見しましたね。→NHKニュース

3人が無事に揃ってよかったな~と思います。3人が元気そうに揃っている姿が見られるのは嬉しいものです。
お互いにライバル意識は強いでしょうけれど、トリノと違い今回は3人いて心強いですよね。
同じリンクを使っての練習でしょうから、1人で練習するよりも気合が入りそうです。お互いにいい影響を与え合ってくれるといいなと思います。

大ちゃんは4回転はベストの状態ではないけれど、ジャンプ全体は調子がつかめているのですね。
織田君は笑顔で調子よさそう。
小塚君は疲れていると話していたように、少々疲れが見える表情なので、この後調子を取り戻してほしいですね。

三者三様の表情が見られました。3人とも体調を維持し、調整もうまくいって、バンクーバーで今季一番の素晴らしい演技を見せてほしいと思います。どの選手にとっても特別な素晴らしい大会になりますように!

Number他

2010-02-10 17:45:55 | 高橋大輔その他
Number Webに「地獄から頂点へ」という大ちゃんの記事がありました。→Number Web
バンクーバー直前のこの時期に、これまでのことが振り返られる記事です。
「地獄の」リハビリについての描写は、わかってはいても読んでいてきつく感じます。
本人が耐えるしかないことは多いですよね。そんな辛さの前に応援って役に立つのかなって思うこともあるけれど、会場などでは応援もきっと力になっていると思うので、できる唯一のこと、応援をするしかありません。
バンクーバー、現地に行かれる方がここをご覧になってましたら、応援宜しくお願いします!

cobaさんのブログに大ちゃんへの熱いエールがありました。
大ちゃんがバンクーバーシーズンにcobaさんの曲を使うことになったのは必然かと思うほど、彼を理解してくれています。

羽生君がスポーツ奨学生制度で東北高校に進学するようです。→スポーツ報知

氷の国の物語 あとがき (イラスト付き)

2010-02-09 23:45:27 | 氷の国の物語
あとがきを書こうかな~と思いつつ、わざわざ書くほどのものでもないか~と思って書きそびれていました。
でもゆゆんさんがまたまた素敵なイラストを2枚もくださったので、あとがきを書きたくなりました。

そのうちの1枚はdai王子とkumなので、挿絵に使わせて頂きました。→<氷の国の物語 10
戴冠式の後の舞踏会の場面と考えると、場面的にも物語の最後にぴったりです。
ゆゆんさん、またまたありがとうございます!
この絵はkumさんが羨ましすぎ!微妙に、いやかなり嫉妬しました。(笑)
kumさんにとっては最高のプレゼントになるのではないでしょうか。

もう1枚の絵は大ちゃんなので、ここで紹介させてくださいね。

イラスト by ゆゆんさん
(このイラストの掲載はゆゆんさんの許可を頂いています。転載・使用・コピーはご遠慮下さい。)

大ちゃんとdai王子、ゆゆんさんがタッチから雰囲気までしっかりと描き分けてらっしゃるのがすごいです。
こんな真っ直ぐな眼差しで、バンクーバーの舞台に立ってほしいと思います。
こちらの大ちゃんはkumさんだけでなく、私達ファン全員へのプレゼントですよね?(と強引に念押し 笑)

kumさんへの誕生日プレゼントという形でこのお話を書かせてもらって、一番のサプライズであり、kumさんだけでなく私へのプレゼントでもあったのが、ゆゆんさんのイラストです。
もったいないぐらい素敵なイラストばかりだったし、何気なく始めたものがこんなふうに広がっていくんだなってことがとても新鮮で嬉しかったのです。書き始めたのもkumさんとの縁からだし、人との繋がりっておもしろいですよね。自分1人では絶対に生み出されるはずがなかったものが出てきます。

このブログでお話を書いた最初は、まだブログを始めて間もない頃、別の友人への誕生日プレゼントでした。そのときは別の内容をメインに書いたので、お話はおまけで短いあらすじのみ。
そのときも今回も、自分がプレゼントとしてお話を書くということに、実は少し疑問を持っていました。
だって大ちゃんファンは皆さん妄想力豊かでしょ?誰もが自分の頭の中では何らかのお話を紡いでらっしゃるはず。
自分と自分が好きな選手が登場するお話ならば、本人が作るのが一番その方の好みに合うのではないでしょうか。ある程度内容をリクエストされたとしても、私が書いたならばその方の好みに染まないものができてしまうんじゃないかと思ったのです。
でも自分自身ではなく、他人に自分が主人公のお話を作ってもらうことに意味があるのだろうと思って書きました。普通そんなことはほとんどありませんものね。

書くからには、自分がまずは楽しもうと思って書きました。自分の好みに走りすぎた部分もあるかも。(笑)
kumさんにリクエストされた部分はなるべくそのまま入れたつもりです。助けられる力を持つのに見守るだけ、というリクエストは私にとってはすごく新鮮でした。
私なら、助けられるから助ける、または助けたいけれど助けることができないから心配しながら見守る、そのどちらかの発想しか思い浮かびません。

無機質なPC画面を見るとお話が思い浮かばないので、ストーリーの基本部分は、料理や後片付けをしながら台所で考えました。考えたアイデアはとりあえず娘に話してみました。
まずは何を試練の内容にするか。
「大ちゃんダンスなら間違いなく勝てるから、ダンスでもさせる?」、「いいんじゃない」と適当な娘。「でもダンスで王様を決めたら国が滅ぶね」と自分でダメだし。
外交能力や軍事能力や内政能力で王様は決めるべきなんじゃないかと思うのですが、それだとおとぎ話になりません。3つの試練の内容は妥協案です。

2番目の試練、dai王子をkumが助けに行くと話すと娘は、「助けに行ったら普通に失格でしょ」
3番目の試練、魔法使いnikが魔法を使って妨害する場面では、「そんなことしたらばれちゃうじゃない。そんなことするほど頭悪くないでしょ」
どれもダメだしされましたが、そのままお話にしました。
しかし、娘はこういうお話では失格になった王子たちは殺されると思っていたようです。完成したものを読んだときも、剣試合の終わり方を「生ぬるい」と言っていました。
どこでどう育て方を間違えたのか、私よりもずっと残酷なようです。(汗)

書いている最中に、コメント欄で「見守る側と見守られる側」のお話が出てきたのも新鮮でした。元々私は小説を読むときもストーリー展開を追うのが好きで、心理描写が長々と続くのは好きではないので、こういう部分に興味を持って読まれたりもするのかとかなり意外でした。
その後は心理描写にも力を入れたかったのですが、お話を進ませ終わらせることを重点として書いたので、心理描写は半端になってしまいました。お話の中で解決できていない部分が多すぎます。

「見守る側と見守られる側」は考え出すと複雑で深すぎるテーマなので、このお話の中では簡単にしか扱えませんでした。
あと私が興味あるのが、「優しさと弱さ(又は強さ)」について。これは3番目の試練でのテーマにしたかったのですが、うまく書けず心残りです。
今回は最初の予定よりも長くなってしまいましたが、お話を書くこと自体はおもしろいので、いつかまた機会があったら何か書いてみたいと思っています。

氷上のふたり

2010-02-08 23:57:03 | フィギュアスケートその他
「氷上のふたり ロシア・フィギュア 愛と挑戦の物語」を見ました。元々は2002年に放送されたものなのですね。
2002年ソレトレークシティオリンピックを目指すロシアのペア、マリア・ペトロワ(マーシャ)とアレクセイ・ティホロフ(アリョーシャ)の物語。練習からOP代表が決まるロシアカップまで、丹念に追っています。
それにエレナ・ベレズナヤとアントン・シハルリドゼのペアの物語が絡みます。

元々私はペアについてよく知らないのですが、番組を見てペアの男女シングルとの違いにまず驚きました。
サイドバイサイドのジャンプ、どちらかが転倒する場面をよく見ますが、パートナーにタイミングも高さも軌跡も合わせて跳ぶからこそ、失敗が多いようです。まずここでペアのソロジャンプの見方が変わりました。
他にもロシアの選手育成方法や、ベレズナヤ&シハルリドゼのコーチが川口悠子ちゃんたちの現コーチのタマラさんでその教授法が垣間見れたり、若きプルシェンコやスルツカヤの演技が見られたりと見所がたくさんありました。

しかしこの番組が焦点を当てているのは、ペアでどうパートナーとの間に信頼関係を築いていくのか。その過程を揺れ動く選手たちの心をそのまま映していきます。
パートナーが本当にスポーツのパートナーであるだけの時期を経て、人間的に理解しあい、時には信頼だけでなく愛情も育っていく。
この過程を見ていて、これまでよくわからなかった部分に目が開かれた思いでした。
アイスダンスも同じだと思いますが、いかにパートナーとの間に人間関係を築くかという、シングルの選手にはない苦労がペアにはあるのですね。ペアに対する見方ががらっと変わった気がします。

ベレズナヤ&シハルリドゼのライムライト(チャップリンメドレー)は二人の言葉がナレーションされていることもあって、涙が出てきました。演技も美しいし、余りにも心が揺すぶられる言葉だったので。
OPでペアやアイスダンスを見るときは、演技からにじみ出てくるような、その二人だからこそ織り成すことのできる世界観も同時に味わいたいと思いました。

WFS No.42

2010-02-07 23:55:29 | フィギュアスケート雑誌・本
大ちゃんが使用しているリンクのカーテンについての記事が出ていますね。→nikkansports

中々興味深い記事です。カーテンが元々あったもので、「子どもたちが親の視線を気にせず、練習に集中するため昨年取り付けた」というのが何だかおかしかった。そんな理由のためにカーテンが取り付けてあるリンクというものがあったのですね。

バンクーバーまで毎日更新するという目標を立てているので、今日はWFS No.42のことでも。先程まで録画しておいたJスポのヨロ選のペアとアイスダンスを見てHDDを開けていて遅くなったので、もうさっさと寝たいのですが、願掛けしちゃったからね~。(汗)

大ちゃんはインタなどはないのですが、写真は全日本やMOIのものが載っています。P.10の見開き2ページのeyeの写真は、魔王のようなポーズでかっこいいです。P.20のLuv Letterの写真も表情がとてもいい。菅原さんはいつも氷上の大ちゃんの素敵な写真を撮ってくれますね。
他にもちらほらと大ちゃんの写真がありました。

この号の一番の読みどころは、プルシェンコのインタビューでした。
興味深かったことを羅列しておきます。
復帰のためにトレーニングを開始してからの日々の体の疲労のこと、ロシア選手権前に膝が腫れて歩けないほどだったことなどの苦労について。
2001年には4-4や3A-4Tなども練習では跳べていたこと。
ミーシンコーチの4回転を跳ばせるまでのコーチ手法について。彼はどう段階を踏んでやっていけばいいかを熟知している。
新採点方式についての考えなど。SPをあと10秒長くしてほしい。難易度の高いジャンプ(3A-4T、4S、4Lzなど)に挑戦したらボーナス点がほしい、スポーツの進化に貢献しているのだから。
プルシェンコがいかに多くの苦労を乗り越えて戻ってきたのかと、本当に挑戦するかはともかく、さらなる大技に挑戦したい意思があることがわかりました。

ランビエールのインタビューも新FPの「椿姫」や衣装について詳しいです。
あとは真央ちゃんインタビューや悠子ちゃん&サーシャインタビューなどもよかったです。

大ちゃん公開練習

2010-02-06 20:34:00 | 高橋大輔その他
大ちゃんは練習を公開したのですね。→FNNニュース
記事は皆様もうご覧になったでしょうし、多すぎるので、リンク貼るのやめておきます。

大ちゃん、とにかく動きにキレがあります!そして3Aの美しいこと!すごく調子よさそうじゃないですか。4回転はこれから練習していくらしいけれど。
こんなに体がよく動いていて、これは3時間練習していたうちの最後の15分なのですね。課題の体力ももう問題なしなのでしょうか?
バンクーバー、思いっきり期待しちゃってますよ~!

本とDVDですっかり和ませてもらったせいか、OP直前だというのにどうも緊張感が湧きません。楽しみなほうが強くて。
試合直前になったら、ドキドキもしそうですが、そんなときも本やDVDでリラックスできそう。
ファンの緊張を和らげる役割があって、絶妙な出版タイミングでしたね。
いや、こんなにリラックスしている(しすぎている?)ファンは私ぐらいで、皆様緊張してみえますか?

ただその前にHDD整理をなんとかしなきゃってのだけはあります。いつまでも進歩のない・・・。

今晩10:45~11:15 NHK総合 「土曜スポーツタイム」
大ちゃんの公開練習がたくさん放送されるといいですね!

大ちゃんDVD

2010-02-05 18:28:43 | 高橋大輔その他
昨日高橋大輔 DVDを見ました。DVDが届いたのはさらにその2日前。「氷の国の物語」の完成がこれ以上遅くなってはまずいだろうと、たまには意思固く完成したときのご褒美としてとっておいたのです。
2日間DVDをPCの横に置いて、開封もせずにひたすらジャケットを眺めておりました。ジャケットを眺めている時間で、DVDが見終われたんじゃないかと思うぐらい。(笑)

内容は期待以上のおもしろさでした~。3年間濃くファンした後でも、大ちゃんってこんな人だったんだ~という発見がありすぎでした。
be SOUL最強男子。と重なる部分がたくさんありました。
DVDだからこそ見られる貴重映像の数々。演技映像もたっぷり入っているし、まだ一度しか見てないけれど、時間のあるときに何度も見たいです。
しかし、オフアイスの大ちゃんもお料理していたり、ショウガをディスポーザーに流してみたり、火災報知器を鳴らしてみたりと、氷の上に負けない活躍振り。
火災報知器を鳴らしたシーンは、コメディドラマでも見ているようでした。(笑)

ずっと見たかった床上のダンスもちゃちゃっと披露してくれましたね。
それとOceanの振り付けシーンで、パスカーレさんの動きが何とも華麗でした。大ちゃんが見とれるはずです。
その他見所は多すぎて書ききれません。

バンクーバーでの練習中の大ちゃん→時事通信
時差調整は大丈夫そう。4回転はまだ調子は上がってないようですね。
4回転小僧のレイノルズ君と練習か~。お互いにいい影響を受け合うといいですね。
(訂正:リンクそのものは連盟の貸切だから、一緒に練習するわけではないですね。)

友人からフジ地上波の四大陸のハイライトをDVDにして送って頂きました。ありがとうございました!
健人君の演技がテレビ画面で見られたのも嬉しかったのですが、他の選手の演技もすごく楽しみました。町田君とアダム、本当に素晴らしい演技でした。

そして、第3グループが終了して高得点で2位だった町田君が、最終グループの演技中に階段の前で立って見ているのが、何ともいえずツボでした。
表彰台に乗れるかどうかが決まる時間、席はたくさん開いているのに、座ってられるか!って感じでずっと立ったまま最終グループを見ている町田君。真剣な闘志を宿した目がかっこよかったです。
そして最後から2番目のムロズが自分より下位で、表彰台が確定した瞬間に壁を軽く叩き、コーチ陣と握手。
何ともいえずドラマを感じました。町田君、改めて2位おめでとう!

氷の国の物語 10 (イラスト付き)

2010-02-04 20:24:19 | 氷の国の物語
きりのいい回数で終わることができました。最終回です。

<氷の国の物語 10>

剣の試合であるからには、無論どちらかが死に至ることも時として起こる。しかし、それはあくまで相手を打ち負かすために起きた事故であり、相手の命を狙っての攻撃によるものではなかった。
「dai王子、今のうちです!」
そんな叫び声が遠くから響いているのを耳にしたが、narが自分にしたのと同じように、無防備な姿を攻撃するにはなれなかった。相手は幼い頃から共に育った従弟だ。敵や野獣が相手ではない。
こんなところが自分の弱さなのかもしれないな、切羽詰った状況にも関らずつい冷静に分析した。次にnarが本気で打ち掛かってきたならば、自分はもうよけられないかもしれない。そう思いながらも体は動かなかった。
腹を押さえていたnarが立ち上がった。

kumはnar王子がdai王子の腕に切り付け怪我をさせた瞬間に、異常を悟った。daiの心が驚きと猜疑心で揺れている。dai王子の左腕の鋭い切り傷。nar王子が発する異常な殺気。明らかに何かがおかしかった。
はっとして思わず柵の反対側のnor姫の後ろに立っているnikに目を遣った。nikはnor姫の座る椅子の背に手を掛けて前屈みに身を乗り出し、視線をnar王子に固定したまま、何かをつぶやき続けていた。呪文だった。
人の心を操る魔法は、操っている間中呪文を唱え、自分の意識を相手の中に流し込まなければならない。昔医術を習った魔法使いから教わって、kumはそれを知っていた。「人の心に魔法をかけ続けることはできない」と、地の割れ目の縁でdai王子に語ったのも、そのためだった。
何とかしなければ。kumはnikの元へと急いだが、その間にもdai王子は雪の上に倒され必死で防いでいた。何とか起き上がったdai王子の心は、従弟に命を狙われたことに傷付いていた。nar王子も立ち上がり、nikの呪文は続いている。
nar王子が再び剣を構えてdai王子に襲いかかろうとした刹那、kumはnikがdai王子の剣の指南役や相談役の魔法使いたちともみ合っているのを目にした。
「魔法使いnikが神聖な勝負に魔法を使ったぞ!」
「魔法でdai王子の命を狙ったぞ!」
「nar王子は失格だ!」
nikを取り押さえながら、指南役と相談役の魔法使いたちが次々と叫ぶ。さすがのnikももう呪文を唱えることはできなかった。kumはほっとしてその場から再びdai王子を見守った。

daiはそれまで自分に憎悪を向けていたnarの目の焦点が合わなくなったかと思うと、見る見るうちに表情が変わり、目が覚めたばかりのように呆然とするのを目の辺りにした。narは剣をだらりと垂れて突っ立っている。
narは操られていた間の記憶が抜け落ちているのだろう。状況がよくわかってないらしいが、ふとdaiの腕の切り傷に目を留めた。次に自分の剣に視線を落とし、指の腹を剣の刃に滑らせる。切れ味に驚愕し、再びdaiの腕の傷に目を戻した。この剣はnarが選んだときは普通の練習用の剣だった。nikは剣にも魔法をかけたのだろう。
そのとき柵の内側に武官が入ってきて告げた。
「魔法使いnikの妨害により、nar王子は失格となります」
柵の外の騒ぎには王子たちも気が付いている。narは全てを悟り、諦めの表情で立ち去ろうとした。
「待ってくれ!narは操られただけだ。頼むから最後まで勝負を続けさせてくれ!」
daiは思わず叫んでいた。narのためではなかった。このままでは終われない。このままでは自分は勝ったとはいえない。こんな気持ちのまま王になるわけにはいかなかった。
「頼む、nar。最後まで戦ってくれ」
「dai」
narはつぶやいて振り返った。
「dai王子がよろしいのであれば、試合の続行を認めましょう」
この勝負の判定を任されている武官は鷹揚だったが、narは再び柵に向かって歩いて行った。daiはそんなnarを胸の痛みを感じながら見ていた。王になる喜びは感じず、ただ苦い後味だけが胸に広がっていた。

nar王子は柵まで行くと武官に他の剣を出させ、交換させた。新しく手にした剣の刃を確かめてから、daiのほうに戻ってくる。
「dai、もう一度やろう。負けないからな」
「ああ、望むところだ」
daiはほっとすると同時に、立っているのがやっとでまともに戦うだけの体力が残っていない自分を笑いたい気持ちになった。何を格好付けているのだろう。しかしnarの顔にも疲労が色濃く出ている。ここまできたら、あとはお互いに気力だけだった。
二人の王子は再び剣を交えた。冬だというのに肌が上気し、体力は限界を超えているはずなのに、苦しい中にも不思議な爽快感があった。やめたくもあり、このままずっと続けていたくもあり、そんな相反する感覚の中でdaiはnarの剣を跳ね飛ばした。拾うように促したが、narは苦しげな表情で両膝を地面に付くと言った。
「daiの勝ちだ」
dai王子は剣を持っている右手を高々と掲げた。柵の周囲では王の一族までが立ち上がり、大きな歓声を上げている。勝利の喜びに浸りながら、daiはこれまで支えてくれた一人一人の顔に感謝の眼差しを送った。

戴冠式の日、すっかり傷も癒えたdaiは、王の正装を纏って式が行われる広間に現れた。短期間に顔付きが変わり、全身から自信と風格が漂っている。
王のマントの製作者として、新しい王にマントを着せ掛ける栄誉をkumは賜っていた。王の一族や貴族、重臣たちが集まる前で、kumはdaiの背後からそっとマントを肩に掛け、前に回って金具を止め、豪華な房飾りの付いた紐を結んだ。
結び終わり視線を上げると、daiと目が合った。優しい眼差しと柔らかな笑顔には何の変わりもない。
「おめでとうございます」
「今までありがとう、kum」
daiは片手を上げ、kumの頬にそっと触れた。頬に掌の温もりを残したまま、daiは王冠を戴くために、壇を登って行った。
その背に輝くマントには、新しい王の健康と安全を願ったkumの祈りが織り込められている。結局、織っている間にdaiを想って込められた祈りは、然るべき場所に届いたのだ。

壇上でdaiは大魔法使いの前にひざまずき、頭上に冠を受ける。続けて祖父である前王から国宝の剣を譲り受けた。daiはこの瞬間、名実共に王となった。
人々のほうに向き直って、王として堂々たる姿で祝福を受けるdaiを見ながら、kumは涙が止まらず、そっと人の後ろに身を忍ばせた。
思い出が胸に溢れ繰る。幼い頃の泣き顔。心を癒してやったときの愛らしい笑顔。成長してからの精悍な姿。傷つき悩む日々。全てが結実し、少年の日からの夢を叶えたdaiは、これまでのどの瞬間よりも輝いていた。
新王の前にnarやtakたち、5人の王子が進み出て忠誠を誓う。彼らは成長に応じて国の要職に付けられ、daiと共にこの国を率いていくことだろう。
他の王族も忠誠を誓い祝辞を述べる。その中にはnor姫の姿もあった。nikはいない。神聖な王の試練を妨害した罪を問われ、国外へ追放された。

王になったとはいえ、列強諸国に取り囲まれたこの小さな国を率いていかねばならぬdaiの行く手には、これからも困難が待ち受けていることだろう。しかし彼ならば、どんな困難も乗り越えていけるはずだ。それこそは彼が王になって成し遂げようとしていたことなのだから。そして彼にはいかなるときも彼を支持する多くの人が付いている。
daiには自分の特別な癒しの力は必要なかった、彼は内側から自分で輝いていける人なのだから。kumはそんなdaiを見守っていられることを、何よりも幸せだと感じていた。

「二人で紡いだ心」 by ゆゆんさん
(このイラストの掲載はゆゆんさんの許可を頂いています。転載・使用・コピーはご遠慮下さい。)

<おわり>

結びの部分が納得いかないので、もっといい文を考え付くことができたら手直しするかもです。
kumさん、長らくお待たせしました。そして読んでくださった皆様、ありがとうございました!
細部がいい加減で書いている本人も納得いかない部分がたくさんあるお話ですが、感想など頂けると嬉しく思います。