気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

Days vol.11(主に健人君について)

2010-02-02 00:15:26 | フィギュアスケート雑誌・本
Daysのほうはまだ全部読んでないけれど、今書かないと書きそびれそうだから。

宮本さんと樋口先生対談は、新鮮でおもしろかった~。樋口先生、ここまで可愛らしい方だったんだ。読んでいて各所で恥らう乙女のような初々しさを感じました。(笑)
そして編み物をやるというのにもびっくりです。しかも自分で編んだセーターを着るとは凄すぎな腕前。フィギュア男子、編み物経験者が多いのでしょうか?

楽しみにしていた健人君インタは充実の内容でした。彼のインタを読むと、勉強ができるだけではなく、本当に頭のいい人だなと思います。例えばこんな言葉。

「選手として大きな大会で成果を出すという目標に向けて、『楽しい』とはかけ離れたつらい練習をしているわけなので、楽しいことはすごく少ないです。」

練習について語る選手の言葉で、こんなにわかりやすいものはなかった気がします。「選手としての練習」の本質を手短に誰にでも理解できるように語っています。これでまだ高校生なのですね。
そんな彼はスケートを始めたときは楽しくて、ずっと氷の上で遊んでいたそう。大ちゃんもそんな感じでしたよね。
楽しいから、スケートが好きだから続けてきたはずなのに、勝つための練習をするようになるとスケートの練習がそんな存在ではなくなるのは、何だか切ないことだと思いました。私たちは、選手がそんなつらい練習を重ねた成果である演技を見せてもらっているわけですよね。いつもそれを心に留めて演技を見たいなと思いました。
健人君はもちろんスケート自体はプラスに受け止めているので、続きの部分も書いておきますね。

「でもがんばってそれを乗り越えて、大きな成果を出せた時が一番嬉しい。」

さらにスケートのプラス面も語っていますが、雑誌の丸写しはマズイので、この辺で。
そして人前で演技することや、踊ることが好きなようです。表現力がある選手って、人に自分を見せることや、踊ることが好きなものなのだと再認識しました。
ちっちゃい頃、リンクの中で流れる音楽に合わせて勝手に踊っていた健人君、かわいかっただろうなあ。

4回転の練習はしてないそう。中学2年の頃、1回だけやって大打撲ですって。(汗)
そんなに無茶はしなさそうに見えるのに、男の子ってのは意外と無茶をやるものですね。
子供が怪我をしたって話をするのは圧倒的に男の子のお母さん。男の子のお母さんの苦労が忍ばれます。

トリプルアクセルが跳べたのは、2008年の春のようです。これは高校2年16歳のときかしら。私が全日本ジュニアのFSで彼の美しい3Aを見たのは、わずか半年後のこと。
跳べる時期が割と遅かったのも、すぐにプログラムに入れて試合で成功させられたのにも驚きました。
でもそれは怪我が多くて、練習できない時期があったからかも。練習できない時期があったからトリプルアクセルが跳べるようになった時期が遅めで、でもそのとき体ができていたから、試合ですぐに入れられたのかなって思いました。

他にもFPの「ポエタ」についてなど、色々と興味深い内容のインタでした。怪我についての部分は痛々しく感じてしまったけれど。
まだ情報の少ないこの時期、健人君ファンにとってはとても嬉しいインタビューでした。数年後、彼が日本のトップ選手になったら半端じゃない人気で、どの雑誌も彼のインタや写真を扱うでしょうけれど。

追記:全日本ジュニア選手権レポートのページにも「ポエタ」に関する部分が。フラメンコをお母様が習ってらしたようです。