三ツ組傘紋

「かさ」には二種類あって、帽子のように頭にかぶるものは「笠」
現在使っているようなものは「傘」むかしは「からかさ」とも言ったそうです。
骨組みは竹で、布のところは紙で出来ていました。これって私の小さい頃、家で
使っていましたよ～紙に防水するため何か塗ってあって、なんとも言えない匂い
がしました。今でも覚えてます。傘を広げるとき「バリバリ」というような音も
しました・・・プラスチックとかビニールというものが無かった頃の話です（笑）

おっと～紋の話です！
信長は傘を旗印に使っていたそうです。

名越・佐藤・岩瀬・植村・・・さんなどです。

コウモリの紋

漢字では「蝙蝠」
中国語では「へんぷく」福がちゃんとありますねぇ～
現代の日本人の感覚では西洋と同じでなんだか薄気味悪いですね。
でも昔の人はコウモリを暖かい眼差しで見つめていたとは・・・
日本の家紋入門（楠戸義昭著）では日本石油・カステラの福砂屋さん
の商標に使われていると記載されていました。

鉄線紋

大きな紫色の花がパッと咲いています。
すごく目立つ花なのに名前はこの花のツルから命名。
鉄線のように頑丈なツルにみえるのでしょうね。
こんなツルにからまれると逃げられませんよ～
そんな生命力と花の美しさを兼ね備えるところに
魅力を感じて紋にしたのかも知れません。

片桐・平田・金子・宇田川・永井・藪さんなど・・・

抱き茗荷紋

知らず知らずのうちに神様の加護を受けることを
冥加というそうです。同じ読みかたから御利益を
頂こうと家紋にしたそうです。上のほうにあるのが
茗荷の花だと思います。

二宮・鳥羽・稲垣・小沢・矢田・糸川・川口・中村・大塚さんなど・・・

鍵桐紋

こんな紋もあるんだ！面白い！と・・・
描いてから由来などを調べようと本を開いたら・・・
載ってない！これはよほど少数派の家紋なのでしょうねぇ～
まさか鍵屋さんということではないでしょうし。
ということだ今回はなんの説明もナシです・・・・

稲妻の紋

三角と四角の二種類の紋です。
菱形・五角形・・・多くの稲妻紋があります。
複雑なものよりこんなシンプルなものが好きです。
稲光とも言うように雷の光は稲を実らせる栄養光源とも
思われていたそうです。

「知識ゼロからの日本の家紋」（楠戸義昭著）の本に
それぞれの家紋を用いている名字がでています。
それをちょっとお借りして末尾に引用させて頂きますね。

稲妻紋は伊藤・中島・御手洗・伊勢・武田さんだそうです。

山吹紋

今、山吹の黄色がきれいです。
万葉集にもこの花が歌われているそうです。
おつき合いの長い花なのですねぇ～
だからちゃんと紋にもありましたよ♪

織田信長の家紋

木瓜家紋
きゅうりではありません。もっこう。
花かしらと思ったら、鳥の巣を表しているそうです。
織田信長という武将にしてはなんとも穏やかな紋です。
ちょっと感想を聞いてみたくなりました。

二ツ花杜若紋

あやめ・ショウブはなくて杜若（カキツバタ）だけありました。
毎年この時期、この三種類の違いを調べてみるのですが・・・
なんとなく分かったように思っていても一年たつとやっぱり？？？です。
だから今年は調べません（笑）

牡丹

牡丹の咲く季節ですね。
実際の牡丹を描いてみると沢山の花びらが重なって
収集がつかなくなってしまって、描くのじゃなかった～
なんて思ったりします。紋のなかにもすごく重厚に描いたものが
多いのですが、そのなかで描きやすそうなものにしました♪