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安い食べもの屋を大阪人はこう見る

2006-09-17 00:59:27 | グルメ・クッキング
 学生の街、江古田。えごたと言ったり、えこだと言ったりして人に説明するときに大変困る街でもある。西武池袋線ではえこだと言うし、都営大江戸線では、新江古田と、しんえごたと言う。幼稚園もえごたと言ってたりする。

 そんな街だけども、江古田商店街も大正時代からあるらしいし、日大芸術学部、武蔵大学、武蔵音楽大学と大学が3つもあり、駅前は学生でいっぱいである。

 アメリカにもそういう街がある。この前のプロビデンスも大学が3つある街で、学生が多い。ただ日本と違って、単位が簡単にとれないから勉強は必死にやっているそうだ。昔シドニー大学で教えていた先生も、「寝てるヒマも無いくらい、宿題がおおい」と言っていた。本当ならそれが普通な筈なのだ。それだからこそ、行事があるとみんな結構はしゃぐのだ。早稲田大学のいかがわしい集団のような馬鹿なことは無い。

 さて、話を江古田に戻すと、この町は学生が多いこともあって居酒屋、食べ物屋が多い。なぜか本屋が少ないのは、まあ今は追求しないが、中でもやっぱりラーメン屋が本当に多い。小さい街なのに知っているだけでも、7軒はある。ちゃんと調べれば10軒は軽く越えていると思う。

 その中でも、一番安い!はずの店が、ラーメン一番という店。ラーメンが税込み189円!これは助かる。正直ありがたい店だ。

 店がオープンしてから2度利用したが、まあ普通のラーメンだしOKかなと思う。昼間は行く機会がないが、夜中でも何人かの客がいるので、当面はつぶれないだろう。すぐ隣に普通の値段のラーメン屋があるが、「ん・・・さすがに値段には勝てない」やっぱりこっちを使ってしまう。

 池袋に280円のラーメンを出す店があって、こちらも捨てがたいが。歩いていける店に分があるなやっぱり。

 安くておいしいのが大阪といわれるが、正しくは、高くておいしいのは当たり前=努力してない=商売でないと思われ、安くてまずいのは二度と行かないから、早晩つぶれるから気にしなくていいと思われているだけの話で、高くておいしい店も、安くてまずい店も当然にある。商売がやれるかやれないかである。もちろん安くておいしい店を見つけると人に紹介して一緒に食べに行くことになるが、一緒にいった人から、”えーっ!?”とおいしさに?マークが付けられたりすると、紹介した本人が恥をかくことになるから、よほどのおいしい店でないと紹介はしないものだ。まずい店をおいしいといおうものなら、「あいつのおいしいはあてにならない」という話になり、しまいには「味音痴」のレッテルまで貼られることになるときもある。

 それぐらい大阪人はおいしい、おいしくないについてはうるさいし、自分の下した評価にはプライドを持っている。

 だから普通、大阪人の「この店おいしいで」にはかなりの確率でおいしい店であることが多い。関東の人にはあまりなじみがないが、餃子の王将も、店によって味が違う。チェーン店なのだけども、違う。許されていいのかどうか分からないが、事実そうである。何年か前、妹とそんな話になったとき、「京橋(大阪)の王将のチャーハンておいしいよなぁ」という話がでた。チェーン店に対しても味の評価は容赦がない。

 このラーメン一番は、安くてふつうの店。だから本来なら取り立ててどうこう言うこともないが、さすがにラーメン税込み189円は努力していると褒めてもいいかなぁという感覚である。味は大阪の人が、人に紹介して「ここおいしいよ」とまでは言えないレベル。だからといってまずいとは言ってませんので(^O^)

 大阪人は食べ物屋さんをそういう複雑な目で見て、評価している。大阪は食い道楽というが、いえいえ道楽ではない、間違いなくこだわりですなこれは。



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