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車はお金がかかる

2019-09-09 12:18:00 | 
年金だけでは暮らせない、2000万円分不足などという報告があったこともあり、そもそも生活を年金だけで抑える事って現実的にできるんだろうか。

そう考えたことから、自動車の維持費を調べることにした。
年金生活になる前に、自動車を保有するコストを考えておく参考にしていただければ幸いです。


最初に、そもそもいわゆる4輪で走る自家用車は、税負担の面から次の様に分けられる。

1)軽自動車
2)小型乗用車1 排気量 1000cc未満 車両重量 1000kg未満
3)小型乗用車2 排気量 1000cc未満 車両重量 1500kg未満
4)小型乗用車3 排気量 1500cc未満 車両重量 1500kg未満

これ以上の排気量、車両重量の物があるがそれはここでは論じない。
主にこれぐらいのサイズの車が売れている。
(小型自動車1などの名称は勝手に命名したので公式のものではありません)


具体的には

軽自動車
 アルトラパン
 ホンダS660
 ミラトコット
  など

小型乗用車1 排気量1000cc未満、車両重量1000kg未満
 Up! (MOVE) 2ドア
 Up! (GTI) 2ドア

小型自動車2 排気量1000cc未満、車両重量1500kg未満
 FIAT 500 ツインエア ポップ
 ルノートゥインゴ
 Smart FourFour
 Audi A1 1.0スポーツバック

小型自動車3 排気量1500cc未満、車両重量1500kg未満
 ゴルフヴァリアント
 Audi A1 1.4スポーツバック
 マツダロードスター RS


これらのタイプ別にどれくらい維持費が変わるのかを
燃費を除いて考えてみた。

条件:任意保険は4万円/年で統一
   駐車場代は除く
   ガソリン代は除く
   車検代は4万円/2年で統一

新車購入時からであれば、3年車検だけど、
いろんな税制の免除があるので、3年を経過したあとの2年で考えた。

2年間      1年間      月当たり
\174,670     \87,330     \7,278  アルトラパン
\222,930    \111,465     \9,289  Up!
\231,130    \115,565     \9,630  FIAT500
\241,130    \120,565     \10,047  GOLF


エコカー減税などを考慮しない結果がこの通り。

ここには、自賠責、重量税、自動車税、上記条件の任意保険と車検代が入っている。

さすがに軽四は年間9万円未満。でも小型自動車3でも年間12万、その差年間で3万円。
月当たりでは7200円~10,000円ほどで携帯代とあまり変わらない。

また軽四輪と小型自動車3との差は、月当たりで3000円未満。安い居酒屋1回分の差程度。



なんだ、案外安いじゃないかと思うのはちょっと早い。

実際はここにガソリン代が入るし、自宅に駐車スペースがなければ駐車場代がかかる。

駐車場代は、東京都市部と、地方では全く相場が変わる。

東京都内では幅はありますが3万円/月前後、大阪府東大阪市だと1万円/月ほど 長野県飯田市だと4000円/月前後だそうです。



東京都だと、自動車そのものの維持費よりも駐車場代が高いという結果です。
土地が高すぎるのが実際の車を所有しない理由の根本原因かもしれません。



この相場を使うと、駐車場代だけで以下の通りになります。

都内:36万円~
大阪府東大阪市:12万円~
長野県飯田市:48000円~

ここにガソリン代がかかります


ガソリン代でやっかいなのは、軽四だからといって必ずしも燃費がいいとは限らないということです。

e-燃費サイトではそこそこいい燃費での数字があるけども、現実的にはどういう使い方をするか、どこに済んでいるかで変わります。

たとえば、坂の多い地域だと、どうしても燃費は悪くなるし、常に2人乗車、4人乗車だと当然燃費は落ちます。良好な燃費を期待して軽四を選択しても、常に4人乗車ならそこそこパワーのある自動車を選んだ方がいいこともあります。

そこで、いわゆるパワーウエイトレシオを観てみました。

1馬力(PS)あたり何キロの負荷がかかるかを観るものです。この数字が大きいと1馬力(PS)あたりの負荷が高いのでたくさんパワーを要する事になり一般には燃費が悪くなる傾向になります。


           車両重量(KG)    馬力(PS) 馬力当たり負荷(KG)
アルトラパン          680      52        13.077
アルトワークス         690      64        10.781
FIAT 500 ツインエア     1010      85        11.882
Smart FourFour        1040      70.7       14.710
Audi A1 1.4スポーツバック 1220      150        8.133


馬力当たり負荷の数字が高いと、乗車人数や荷物の量に比例してたくさんガソリンを消費することになります。数値が低いと余裕があるので、エンジンをたくさん回さずにすいすい運転できるというわけです。




さらに、最近のオートマチック車は、変速段数が多いのに気づいている方もいると思います。

変速段数が6速とか7速、8速などと増えることのメリットは、あるスピードに達したあとのエンジン負荷を低く出来ることと、坂道を下る場合の滑走で燃費を稼ぐことが出来る点にあります。



なので、もし今自動車を所有しているなら、あるいは車を借りることができるなら、その車の車両重量と馬力(PS)から、どれくらいの燃費になるのか、エンジンへの負荷がどれくらいになるのかを参考にされるといいと思います。



平均的な燃費、平均的な駐車場代(1万円/月)を元に再度維持費を考えてみますと次のようになります。

条件:年間走行距離3600KM(月300KM)



2年間      1年間      月当たり
\475,420    \237,710    \19,809 アルトラパン 16km/L レギュラーガソリン
\543,238    \271,619    \22,635 Up!      13km/L ハイオクガソリン
\551,438    \275,719    \22,977 FIAT500    13km/L ハイオクガソリン
\576,039    \288,020    \24,002 GOLF 11km/L ハイオクガソリン


やはり乗り方、居住区域、用途などが影響することがわかります。

軽四輪と小型自動車3との差が、安い居酒屋1回分だったのが、5000円弱に広がってます。
月5000円。ヘアサロン一回分ってところですね。

一般論としては軽四輪が維持費が安そうです。これといって車でのドライブを楽しむというわけではないなら、長距離といってもせいぜい片道100キロ~150キロぐらいなら、維持費的に軽四輪がよさそうですね。



友達同士で旅行に出かけるのに車がいるけど、そんなに頻繁じゃないとかならレンタカーを借りるのも勿論ありますね。車種や期間にもよりますけど、アルファードを24時間借りるとおおよそ24000円(トヨタレンタカー)。、

自動車を所有する諸経費は、単純計算で10回レンタカー(アルファードクラス)を借りるのと同じぐらいです。ヴィッツ、アクアクラスなら、年間24~28回借りるのと同じくらいです。でも、日常の買い物の足としての車なら、すぐに利用したいという利便性から考えればレンタカーというのは難しいでしょう。



もし、日常の買い物は徒歩圏内で大丈夫、車にそんなに興味はない。駅への送り迎えもないのなら、車を所有しないで、必要に応じてレンタカーという選択肢も大いにありです。



車を運転するのが好きだったり、いつでも気が向いたときにちょっとドライブに出かけたいなんて考えてるなら、所有するのも決して悪い選択肢でないでしょう。




四季を楽しむ、穴場の温泉に行くなど自然を満喫するのは精神衛生上とてもいいことです。そんなときの足としてのくるまってやっぱり便利ですね。




参考になりましたでしょうか? 



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