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東京国際映画祭 ACACIA (アカシア)

2009-10-19 16:29:00 | 映画
 アントニオ猪木、林 凌雅主演、辻仁成原作・監督の日本映画。

 取り戻せない過去、やり直せる現在、これからの未来と、家族との間に生まれるさまざまな思いや出来事が残したしこりは、消えないものなのだけども、でも乗り越えることも出来るんだということを伝えてくれる映画。

 1人暮らしの老人たちの住む、平屋のアパートを舞台に、アントニオ猪木が演じる老いた元プロレスラー「大魔神」と、そこに突然現れた、林 凌雅演じ「タクロー」。この二人を中心にストーリーが展開される。

 
 
 原作者が監督した映画は、自分の原作をあまりに大切にするがゆえ、映画的手法によらない作品になる傾向があるが、このACACIAもそういう作品になってしまっていた。



 
 監督の5年ぶりの映画だというが、辻監督の作品は今回が初めてだから成長したのかどうかは一切不明。分かってない事を踏まえたうえで言えば、もっと展開がだらだらしないものに出来たはずだと正直思う。




 アントニオ猪木と石田えりが夫婦なのか、元夫婦なのか分からないが、この二人の間にある、思いにまつわるストーリーと、タクロー君の家族の事情とがうまく絡み合っているのは面白くてよかったので、監督に力量がないわけでないが、そのあたりをもう少し深くしっかりと描いて、それ以外の部分は思い切り削ってしまえばいいと思った。


 彼らに絡まないエピソードを入れるのならもっと、うまく入れて構成して欲しい。

 
 

 監督・脚本・原作:辻 仁成
 主演:アントニオ猪木
 助演:石田えり、林 凌雅他




 

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