18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

オデッセイ

2016-02-08 19:05:00 | 映画
マット・デイモンが主人公のSFサバイバル。原題は「The Martian 」

有人火星探査中のメンバーでただ1人脱出できず火星に取り残された、マット・デイモン演じる植物学者マーク・ワトニー。彼が火星の地で如何にして生き延び生還するのかを描いた映画。

感想としては、んー普通。最近のSF映画にありがちなCGだけで見せようというこざかしさはゼロで好感が持てる。しっかりと化学&科学の力で人が生き延びると言うところを大切にしたのはよくわかる。

けど、

火星の地でのサバイバルにフォーカスするのか? 火星に一人残した他のメンバーの葛藤やNASA内で起こる軋轢などにフォーカスするのか、なんか中途半端に感じて両方とも成立しているが印象には残らない結果となっている。

もっとNASAには嫌な奴がいて、そいつの徹底的な圧力とか、せっかく時代を反映して情報公開への対応と言う伏線を弾きながら、なんか中途半端。
救助の天才的発想をするドナルド・グローヴァー演じるリッチ・パーネルの天才ぶりもイマイチ変人さが足りない。全体的にハラハラ感のないサバイバル。
NASAの有人火星探査に選ばれるメンバーな訳だから、感情的では無いだろうし心理的ストレスがあっても表面的には冷静を装うだろうが、だからこそ人間臭さが欲しい。マット・デイモンが思いっきり人間臭く孤独なサバイバルに挑んでいるのだから。

自分としては、出来はいいけど満足度が高く無い映画でした。

監督:リドリー・スコット
原作:アンディー・ウィアー
脚本:ドリュー・ゴダード
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:ピエトロ・スカリア
主演:マット・デイモン
ジェシカ・チャスティン
ショーン・ビーン
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信長協奏曲-コンチェルト-

2016-02-08 18:26:00 | 映画
ヒットしたテレビシリーズの最終回をロードショー上映に持ってきたパターンの映画。

だからこれまでのドラマシリーズを観ていないと何の話なのかサッパリ分からないはず。

まあ、そこまで割り切って考えるってのももちろんありだし。テレビではそんな人の為に再放送をやってくれてるのだから素直に従って観ることをお勧めする。

高校生のサブローが、タイムスリップして戦国時代の生の信長とばったり遭遇。信長と瓜二つだったと言うのと、信長が現実逃避して身を隠したいという理由から、尾張藩主、織田信長として家臣を率いると言う話。

日本史で知られている出来事を現代からタイムスリップしたサブロー信長と、元々の信長を上手く入れ替えさせることでエピソードとし主人公サブローの葛藤をこ気味良いテンポで描くのはドラマシリーズと変わらない。

そして当然舞台は本能寺。日本史では、信長は明智光秀の謀反に会い殺されるのだがここは、いい塩梅にアレンジが効いている。史実としても討たれた織田信長の首はおろか遺体は見つかっておらず生き延びたとも言われているくらいである。

また明智光秀の3日天下も見事な展開で、テンポ感を失わず最後まで楽しめた。

ただ、めちゃくちゃ贅沢を言えば、ラストシーンはもっと楽しめるエピソードにしても良かったのではと思った。

家族は、家臣たちのお墓に行って欲しかったと言う意見だったが、ベタでいいならサブロー数年後、高校で日本史を教えていたらいいのになと期待した。

このドラマがいいのは山田孝之さんの存在。この人が痺れる程の演技を通してくれたから成立したと言っても決して過言では無い。

ドラマシリーズが好きなら必ず観たほうがいいね。

監督:松山博昭
原作:石井あゆみ
脚本:西田征史、岡田道尚、宇山佳佑

主演:小栗旬、柴咲コウ
山田孝之、向井理、高嶋政宏ほか
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