18年にもなりますか

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良識を疑うな

2007-11-17 12:38:46 | 風景
 船場吉兆・・・と書くべきなのだそうだが、この事件以前からの「食べ物」を提供している各社の良識はどうなっているんだろうか?

 メールマガジンで届けられるライブドアニュース。この中にはいわゆる一般マスコミ以外の、市民ジャーナリスト、と呼ばれる人達が書いたものもニュースとして届けられる。

 その中で、良識を疑う記事があった。『JRの特急列車内での婦女暴行事件、本当に悪かったのは誰か?』というもの。(記事タイトルはこの通りではありません。)

 事件を起こした犯人も悪いが、女性も悪いということを(誘導)取材していた記事を書いた記者(というかシロウト)、またそれを掲載した編集部。ともに良識を疑う存在だ。


 人はそれぞれ異なった価値観があるし、異なった生活をしている。趣味も嗜好も違う。生まれも育ちも人種だって違うもの。そういう人達の生活やアイデンティティ、人権をきちんと認め合う為に必要なのが良識である。


 法律が無くても、ルールが決められていなくても、安心できる生活をお互いに過ごすことができてこそ成熟した大人である。そこには良識というものがある。



 “べつにイイじゃん””誰にもメイワクかけてないじゃん“なんて言う子どもレベルの発言に右往左往してはいけない。そういう良識をわかってない連中が闊歩するとあちこちで法律が必要になる。

 市条例なっていうのもそうだ。タバコのポイ捨て、喫煙マナーキャンペーンなんていうのは、はっきり言えば「タバコを吸う人達には、良識というものが無いので、条例で、キャンペーンでわからせるしかないのです。」と言っているのだ。

 
 船場吉兆の例は、有名料亭すべてがメイワクを被っている。特にのれんわけされたそれぞれの吉兆は特に。雪印牛乳の事件では、牛乳全体の消費が落ち込んだ。ライブドアの事件などでは、監査会社がつぶれ、上場企業は対応に追われた。いじめ事件では学校の先生が対応に追われ、建築偽装では、建築士資格の問題にまで発展した。


 何か事がおこったら、いや、あるひとりのやったことが、世間に大きく影響するものなのだということを、子どもはわからない。社会というものを理解してそういうなかで自力で生活する時に何を一番大事にしなければならないのか? それは信頼と良識だ。

 つまり法律やルールには記されていない中での人や社会との関係構築だ。良識が疑われることをする人たちは、残念だが社会から排除されなければならない。


コメント
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