18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

安カワ

2006-09-27 19:37:20 | 風景
 ちょっとセクシーでカワイイのがエロカワと言い出したのは、倖田來未だが、それが流行語になり、その後、どんどんと「××カワ」が生まれている。

 キレカワ、キモカワなど、まあ許せるが、タイトルの安カワだけはちょっと気持ち悪い。

 安カワっていうのは、たまたま携帯のメルマガ登録している通販会社からのメールに載っていた単語だ。

 ”安カワブーツ特集”というタイトルで届いたメール。その文字を見た瞬間、「安もんの革ブーツか?」と思ったのは自分だけではない筈だ。薄っぺらい、革なのか合成皮革なのか分からない安物のブーツ・・・そんなヴィジュアルが浮かんでしまう。

 せっかくのメルマガでの販促が、”言葉のセンス”の有無で売れ行きが変わってしまうことを考えると、今回の”安カワブーツ”は頂けない。

 「××カワ」という語感を使いたかったのだろうが、こういうことはやってはいけない。

 しかし、日本語のこういう省略形や短縮形は文化として根付いているから決して悪いことでは無い。省略形の形式美というものがどこか在るように思う。

 ”天丼””市バス”、”学食”、”学割”、”着メロ”、”着うた”もはや誰も原型を使おうと思いもしないことばだらけだ。

 英語の場合は、アルファベットの頭文字から略語を作る。ハリウッド映画に良く出てくるCIAやFBI,NSAなどは全部正式名の単語から作られている。コンピュータのIBMはInternational Business Machines の略だし、NCRはNational Cash Register などだ。コンピュータ関係で3文字略語が多いのは、彼らの影響も大きいのかもしれない。

 そういえば、略語でも地域差があるらしく、「試験に出る単語」の略語は関西では、「シケ単」というが関東では、「でる単」というらしい。有名な東西差のある省略形は、マクドナルドという言葉。関西は「マクド」関東は「マック」明らかに関東のほうが響きがおしゃれっぽいが、フランスでは「マクドォ」というのだそうだ。

 この間の渡米で気づいたのだが、ワシントンD.C.の事をみんなD.C.と略していた。それ以外の地名を略してたかどうかは覚えていないが、省略形は万国共通なのかもしれない。


 さて、タイトルの”安カワ”だが、まだ”トクカワ”とかの方がマシに思うが・・・どうだろう。”トクカワブーツ”VS”安カワブーツ”広告が気になる目からすればトクカワに軍配を上げたいのだが・・・。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする