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村八分

2006-05-16 19:11:36 | 社会・経済
 ヤフーの読売新聞記事によると、山口組の歴代組長の法要が、天台宗の総本山である比叡山延暦寺で行われたことに対して、「今後の法要は断る」としたということが報じられた。

 いわゆる”ヤクザ”なんだから、そうなっても当然とも言えるが、いやいや、そもそも宗教は人を選んで良いのか?という疑問がその前に湧く。

 村八分ということばがあるように、普段は一切のつきあいをしないのだが、火事と、葬式だけは別、つまり十分のうち八分はつきあわないけども、この2つ、の二分だけはどれほど、付合わなくても、例外というものだ。

 昔からある、こころ豊かに生きる知恵でもある。

今回の法要とそれに絡む全国の暴力団の上納金、そもそも暴力団という存在そのものを問題視している警察の存在と、また驚いたことに約30年前に全日本仏教会(というのがある!)が暴力団の排除を決めていたから、延暦寺としても「今後は断る」としか言いようが無かったのだろう。

 天台宗やその成り立ちの詳細は天台宗のホームページを参照してもらいたいが、誤解を恐れずに言えば、大乗仏教である天台宗の総本山として比叡山延暦寺が今回の法要を受け入れた事は非難出来ないと思うのだがどうだろう?もちろん日本仏教会での取り決めを破ったのは問題であるが・・・。

 また今後受け入れないと意思表明したが、本当にそれで良いのだろうか?という疑問も湧く。改めて仏教のあり方を問いたい。