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バーコードと楽譜の微妙な関係

2006-03-07 22:33:31 | 音楽
 夕食を終えてリラックスしていた時、ちょうどステレオからピアノ演奏が流れてきた。ピアノの奏でる音を、グランドピアノの中の弦をたたくハンマーをイメージしながら聞いていたとき、ふとあることに気がついた。

 音楽は、音が鳴っている時と音が鳴っていない時から構成されている。音が鳴っていないことが音楽にとって重要なんだなぁと。今更ながら、ピアノの鍵盤を叩くことで内部のハンマーが弦をたたき一つ一つの出す音と、ハンマーが休んでいて音が鳴っていない時の両方がそれぞれ重要なのだと、改めて感心した。

 楽譜を観れば確かに休符という記号がある。ただそういう無音の時間の事ではなくて、4分の4拍子ならば、四分音符が4つ並んでいて、その音と音の間の無音の時間。これが音符と同じくらい意味を持っている。

 実は、バーコードも同じ理屈なのだ。細い線と太い線からなっているバーコード。いまとなっては何も珍しくないのだが、このバーコードも、実は黒い線だけではなくて、白い隙間(線)も意味を持っているのだ。

 なんとなく、二つが結びついたそんな意外な発見をいまさらながらしてしまった。

 もしかしたら、あらゆることについて、そういう”音と音の間”、”線と線の間”が意味を持っているのかもしれない。

 ”間”を”あいだ”とは呼ばずに、”ま”と呼べば、会話の間や、芝居の間、漫才の掛け合いの間、も大きな意味をもつことに気づく。

 さて、この”間”、朝から晩まで仕事に没頭している多くのビジネスパーソンにとってもおそらく重要なのではないだろうか? 多忙な毎日を送るビジネスパーソンはその人生の中でこの”間”を感じることはできるのだろうか?